沖縄キリスト教学院大学の総合型選抜。小論文はなくA2ポスターで5分のプレゼン、英語コミュニケーション学科は英語の自己アピールも
沖縄キリスト教学院大学(沖縄県西原町)の総合型選抜はA日程(各学科60名)とB日程(各学科7名)。筆記試験・小論文はなく、事前に公表されたテーマでA2判のポスターを作り、50分のグループ面接の中で1人5分程度のプレゼンをします。英語コミュニケーション学科は約60秒の英語の自己アピールもあります。書類80点・面接120点の200点満点です。
沖縄キリスト教学院大学は、沖縄県中頭郡西原町にある私立大学です。人文学部の2学科で、入学定員は180名です。
| 学部 | 学科 | 入学定員 | 総合型 A日程 | 総合型 B日程 |
|---|---|---|---|---|
| 人文学部 | 英語コミュニケーション学科 | 90名 | 60名 | 7名 |
| 人文学部 | 観光文化学科(2024年開設) | 90名 | 60名 | 7名 |
同じ学校法人の沖縄キリスト教短期大学は、この記事の対象外です(募集要項は大学と短大の共通の冊子です)。
募集停止・改称・定員の変更はありません。 募集人員は2025〜2027年度で同じです。ただし、★2027年4月の入学者から授業料が年66万円→68万円に上がり、初年度の納入金は994,660円になります。
総合型選抜はA日程とB日程の2つです。
- ★各学科の入学定員90名のうち60名(3分の2)をA日程で募集しています
- ★筆記試験も小論文もありません。当日は、事前に作ったA2判のポスターを使ったプレゼンテーションを含むグループ面接です
- 英語コミュニケーション学科だけ、英語での自己アピール(約60秒)と英語での質疑応答があります
- エントリーや事前面談の段階はありません
出典:沖縄キリスト教学院大学「2027年度 学生募集要項」(PDF。大学・短大共通)、2026年度の学生募集要項(比較用)、志願理由書・活動報告書の様式、総合型選抜(A日程・B日程)・入試カレンダー・入学検定料・出願書類ダウンロード・入試統計・過去問・奨学金の各ページ、総合型選抜の試験実施と志願者情報のお知らせ、2027大学案内、学則、学生数と入学者推移(https://www.ocjc.ac.jp/ )。表の数値と日程はページ画像で確認しました。2026年10月3日に確認しました。
2026年10月3日の時点で、A日程の出願(9月8日の消印まで)は終わり、試験も9月29日・30日に行われました。合格発表は11月2日です。B日程の出願は11月13日〜20日です。
出願資格は「入学時に23歳未満」と意欲か資格
A日程・B日程とも、出願資格は次のとおりです。
- ★本学に入学する時点で23歳未満であること
- そのうえで、次のどちらかを満たすこと
- 入学後、学業に積極的に取り組む意欲がある
- 技術・技能の資格などがある(語学の資格、簿記・パソコン・情報処理などの資格、スポーツ・芸能活動、芸術の分野の活動、成績など)
- 評定平均の基準や英語資格の必須の基準はありません
- 既卒も出願できます(条件は入学時に23歳未満であることだけ)。高卒認定の合格者も出願できます
- 総合型の要項に「専願」の条件は書かれていません
英語コミュニケーション学科のアドミッション・ポリシーは、「実用英語技能検定準2級レベル以上の英語力を身につけていることが望ましい」としています。
要項には両学科の併願ができると書かれていて、入試区分の限定は付いていません。ただし総合型のページ自体には併願の記載がないので、総合型で併願したい場合は入試課に確かめるのが確実です。
試験はA2ポスターのプレゼンと面接
| 書類(80点) | 面接(120点) | |
|---|---|---|
| 英語コミュニケーション学科 | 調査書、活動報告書、志願理由書 | グループ面接(プレゼンテーション)、英語での自己アピール |
| 観光文化学科 | 調査書、活動報告書、志願理由書 | グループ面接(プレゼンテーション) |
合計は200点(書類80点+面接120点)です。書類3点の内訳や、面接の中のプレゼンと英語の自己アピールの内訳は公表されていません。
- グループ面接は50分で、その中で1人5分程度のプレゼンテーションをします
- ★プレゼン用のポスター(A2判・42×59.4cm)を、各自が事前に1枚作って持ち込みます
- プレゼンは「内容が論理的に構成され、かつ表現されているか」、面接は「自分の意見をしっかり伝え、他者の意見を聞く姿勢」を見るとされています
- 英語での自己アピールは約60秒で、その内容について面接者と英語で質疑応答をします。英語の基礎学力(文法・語彙力・表現力など)を見ます
2027年度のプレゼンのテーマ(要項で事前に公表)
| 学科 | A日程 | B日程 |
|---|---|---|
| 英語コミュニケーション | 「AIがある時代に、なぜ英語やコミュニケーションを学ぶのか。」(自分の経験を踏まえて理由を述べる) | A日程と同じ |
| 観光文化 | 沖縄の伝統文化(音楽芸能、伝統工芸、伝統行事)を活用した観光振興の現状と課題(調べたことに自分の意見を加えて発表) | 沖縄の離島の観光振興推進の現状と課題(同上) |
2026年度のテーマは、英語コミュニケーション学科がA日程「日本における英語公用語化の是非」、B日程「SNS時代のコミュニケーションの利点と課題」、観光文化学科がA日程「観光税や宿泊税を徴収することのメリットとデメリット」、B日程「沖縄へのクルーズ船の寄港の増加のメリットとデメリット」でした。★観光文化学科は2027年度から「メリットとデメリット」型から「現状と課題」型に変わりました。
観光文化学科のテーマは、調べた事実(現状)と自分の意見(課題とその解決)を分けて1枚のポスターに整理することが求められます。英語コミュニケーション学科は、AIの翻訳や生成AIがある時代に学ぶ理由を、自分の経験から説明する形です(プレゼンテーション型入試の対策、観光のテーマ、AIと社会のテーマ、コミュニケーションのテーマ、グループディスカッションの対策)。
志願理由書は800〜1,000字を手書き
出願書類は、入学願書、調査書、活動報告書、志願理由書、各種証明書のコピーです。推薦書はいりません。志願者が書く書類は手書きです。
志願理由書は、「本学を志願する理由を、下記の項目にそって、800字以上1,000字以内で述べてください。」という設問で、次の4項目にそって書きます(横書きの原稿用紙)。
- 本学を選んだ理由
- 本学で何を学びたいか
- あなたの将来像について
- 自己アピール・その他
活動報告書は字数の指定がなく、次の2つを書きます。
- 高校に入学してから、校内・校外で取り組んだ活動や経験の列挙(総合的な学習の時間、部活動、ボランティア、資格・検定、大会やコンクールなど)
- その中から「特に力を入れて取り組んだこと」を1つ取り上げ、内容と、それを通して得たこと・学んだこと・自分の成長
志願理由書の4項目は順番が決まっているので、1,000字の中で配分を決めてから書きます(志望理由書の完全ガイド、自己PRの書き方)。
日程と費用
| A日程 | B日程 | |
|---|---|---|
| 出願(最終日の消印有効) | 9月1日(火)〜9月8日(火) | 11月13日(金)〜11月20日(金) |
| 試験日 | 9月29日(火)または9月30日(水) | 12月5日(土) |
| 合格発表 | 11月2日(月)11時 | 12月18日(金)11時 |
| 入学手続 | 11月4日(水)〜11月11日(水) | 2027年1月4日(月)〜1月12日(火) |
| 10月3日時点 | 試験まで終了(発表待ち) | 受付前 |
- 出願は書類の郵送です。合格発表は大学のWebに受験番号が載り、合格者には合格通知と手続の書類が郵送されます
- 試験会場は本学(西原町)だけです
- 学費の入学金以外は、分納を申請すれば期限を延ばせます。2027年3月31日17時までに辞退すれば、入学金を除いた額が返ってきます
入学検定料
| 区分 | 検定料 |
|---|---|
| 通常 | 30,000円(2学科を併願すると45,000円) |
| ★英検2級以上の取得者 | 0円(免除) |
| 離島在住者(久米島・宮古島・石垣島・奄美大島など) | 10,000円 |
再受験の検定料は2027年3月まで無料です。支払いはコンビニかクレジットカードだけです。
初年度の納入金は994,660円(2027年度の入学者。授業料は年68万円)です。総合型選抜だけを対象にした奨学金はありませんが、入試区分を問わない学内の給付奨学金(経済的な理由と成績で選ぶ特待など。新入生は高校の評定4.0以上)があります。
入試結果:A日程は志願者のほぼ全員が合格
受験者数は公表されていないので、倍率は志願者÷合格者です。
| 年度 | 学科 | A日程 志願→合格 | B日程 志願→合格 |
|---|---|---|---|
| 2026 | 英語コミュニケーション | 78→78 | 7→7 |
| 2026 | 観光文化 | 65→65 | 7→7 |
| 2025 | 英語コミュニケーション | 73→73 | 9→6 |
| 2025 | 観光文化 | 52→51 | 9→8 |
★A日程は2年続けて志願者のほぼ全員が合格し、募集人員の60名を超えて合格を出しています。入学者の大半はA日程からで、2026年度は英語コミュニケーション学科の入学者103人のうち78人、観光文化学科の82人のうち64人がA日程でした。2027年度のA日程の志願者は、英語コミュニケーション学科76人、観光文化学科54人です。
サイトと要項で記載が違う箇所
総合型の日程・募集人員・選考方法・検定料は、総合型のページ・入試カレンダー・検定料のページ・大学案内と要項で一致しています(配点とプレゼンのテーマは要項にだけ書かれています)。細かい点は次のとおりです。
- サイトのメニューの見出しが「入試情報2026」のままです(中身は2027年度に更新済み)
- 検定料の離島減額の対象を、サイトは「在住の高校生」、要項は「離島在住者」と書いています
- 学科の併願ができるかどうかが、総合型のページには書かれていません
- 学内の特待(660,000円)は2026年度までの授業料と同じ額で、授業料が68万円に上がる2027年度の入学者にとって全額に当たるかは書かれていません
どこから手をつけるか
2026年10月3日の時点で、A日程は試験まで終わっています(発表11月2日)。次はB日程(出願11月13日〜20日、試験12月5日)です。
B日程を考えている人
- 出願資格は入学時に23歳未満であることと、学ぶ意欲か資格です。評定の基準はありません
- ★ポスター(A2判1枚)を事前に作ります。観光文化学科は「沖縄の離島の観光振興推進の現状と課題」、英語コミュニケーション学科は「AIがある時代に、なぜ英語やコミュニケーションを学ぶのか。」です
- グループ面接(50分)の中で5分程度の発表をし、ほかの受験生の意見を聞く姿勢も見られます
- 英語コミュニケーション学科は約60秒の英語の自己アピールを準備します
- 英検2級以上なら検定料が無料です
- 志願理由書(800〜1,000字・手書き・4項目)を仕上げます
2028年度入学を考えている高校2年生以下の人へ
- 2027年度と同じ形なら、A日程の出願は9月上旬で、定員の3分の2がA日程の募集です。テーマは要項で前もって公表されるので、夏休みにポスターを作る時間をとっておきます
まとめ
- 沖縄県西原町の人文学部2学科(英語コミュニケーション90名、観光文化90名〈2024年開設〉)。募集停止・定員変更はない。★2027年度入学者から授業料が年68万円に(初年度994,660円)
- 総合型選抜はA日程(各学科60名)とB日程(各学科7名)。★定員の3分の2をA日程で募集
- 出願資格は入学時に23歳未満と、意欲か資格のどちらか。評定の基準なし、既卒可
- ★筆記試験・小論文なし。書類80点+面接120点=200点
- ★事前公表のテーマでA2ポスターを作り、50分のグループ面接の中で1人5分程度のプレゼン。英語コミュニケーション学科は約60秒の英語の自己アピールと英語の質疑
- 2027年度のテーマは、英語コミュニケーション学科が「AIがある時代に、なぜ英語やコミュニケーションを学ぶのか。」、観光文化学科がA日程「沖縄の伝統文化を活用した観光振興の現状と課題」、B日程「沖縄の離島の観光振興推進の現状と課題」
- 志願理由書は800〜1,000字を手書きで4項目、活動報告書は字数指定なし
- 日程は、B日程が出願11月13日〜20日・試験12月5日・発表12月18日。検定料30,000円(英検2級以上で免除、離島在住者は10,000円)、会場は本学のみ
- 入試結果は、A日程で志願者のほぼ全員が合格
- 2026年10月3日の時点で、A日程は試験まで終了、B日程は受付前
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