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高知学園大学の総合型選抜。小論文はないが1000字の入学希望理由書を手書きで出す

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高知学園大学(高知県高知市)の2027年度総合型選抜はA〜Dの4区分。小論文も学力試験もなく、選考は大学入学希望理由書・書類審査(調査書)・面接だけです。ただし出願時に1000字程度の入学希望理由書を手書きで提出します。A・Bは現役専願限定、C・Dは既卒可で専願の縛りもありません。2027年度から入学定員が130名から100名に減っています。B区分の出願は11月24日からです。

高知学園大学は、高知県高知市にある私立大学です。健康科学部に管理栄養学科と臨床検査学科の2学科があります。

1点整理しておきます。看護学科はこの大学の学科ではありません。 看護学科(3年制)・幼児保育学科・歯科衛生学科・専攻科は、同じ学校法人の高知学園短期大学に置かれています。大学は健康科学部の2学科だけです。

入学定員が2027年度から減っています。

学科 2025年度(令和7年度)の要項 2027年度(令和9年度)の要項
管理栄養学科 70名 50名
臨床検査学科 60名 50名
合計 130名 100名

この変更について、大学のニュースリリースなどでの告知は見当たりませんでした。要項の数字が前年度から変わっている形です。大学の「情報の公表」に載っている収容定員(280/240)は旧定員(70/60)をもとにした数字なので、こちらと要項の定員は一致しません。要項の数字を採るのが正しい判断です。

また2027年度から地方会場が廃止されています。2025年度は総合型選抜Aと一般選抜A、共通テスト利用Aに岡山会場・大阪会場がありましたが、2027年度は全方式が「本学」のみです。

入試情報の置き場所にも注意が必要です。 大学のドメイン(kochi-gu.ac.jp)はお知らせが2024年9月で更新が止まっていて、入試のリンクも機能していません。入試情報は大学・短期大学共通のサイト(kochi-gc.ac.jp)に集約されています。一次情報はこちらを見ます。

出典:高知学園大学「令和9年度 学生募集要項」(PDF・全23ページ。2026年5月21日作成)、大学入学希望理由書の様式、入試情報ページ、情報の公表(https://www.kochi-gc.ac.jp/ )。2026年10月1日に確認しました。

総合型選抜はA〜Dの4区分。小論文はない

2027年度の総合型選抜はA・B・C・Dの4区分で、どちらの学科も対象です。

区分 募集人員(学科ごと/計) 出願資格
A区分 10名/計20名 現役の卒業見込みのみ・専願
B区分 3名/計6名 現役の卒業見込みのみ・専願
C区分 2名/計4名 既卒可・専願の縛りなし・第2志望の出願も可
D区分 2名/計4名 既卒可・専願の縛りなし・第2志望の出願も可

評定の基準はありません。 エントリーや事前面談の制度もなく、出願から始まります。

選考方法は4区分すべて共通です。

大学入学希望理由書・書類審査(調査書)・面接

小論文・学力試験・プレゼンテーション・グループディスカッション・実技はいずれもありません。 配点は公表されていません。

ここは注意が必要です。 大学サイトの「選考方法」の表は総合型選抜A〜Dを「面接○/小論文−」とだけ書いていて、要項が必須としている大学入学希望理由書と書類審査が表に出てきません。サイトだけを見ると「面接だけの入試」に見えますが、実際は1000字の入学希望理由書が必須です。要項を見る必要があります。

参考として、この大学で小論文が出るのは次の区分です。

  • 公募制推薦選抜…90分(字数の記載なし)
  • 社会人選抜…800字以内・90分
  • 留学生選抜(作文)…800字以内・90分

総合型選抜とは別物なので混同しないようにします。

入学希望理由書は1000字程度・手書き

総合型選抜の実質的な「書く試験」がこれです。

  • 設問…「本学に入学を希望する理由について、大学卒業後の目標をふまえ1000字程度で述べてください」
  • 分量…1000字程度
  • 様式…25字×42行=1050マス(2ページ)
  • 書き方…手書き(黒ペン)
  • 様式の冒頭にA/B/C/Dの区分に○を付ける欄があり、4区分で共通の様式です

1000字は原稿用紙2枚半で、志望理由書としてはかなり長いほうです。手書きなので清書に時間がかかり、書き直しの余裕も見込む必要があります。出願期間に入ってから書き始めるのでは足りません。

設問が「入学を希望する理由」と「大学卒業後の目標をふまえ」の2つを求めているので、構成はこう組むのが素直です。

  1. 卒業後にどういう職業人になりたいか(200字程度)
  2. そのために何を学ぶ必要があるか(200字程度)
  3. この大学・この学科でそれが学べる理由(350字程度)—— カリキュラム、実習、国家試験への支援、地域との連携など具体的に
  4. 入学後にどう取り組むか(250字程度)

③が弱いと「どの大学でも書ける文章」になります。管理栄養学科なら管理栄養士として何をしたいか(食生活のテーマ、健康格差のテーマ)、臨床検査学科なら臨床検査技師の役割(地域医療のテーマ)に引き寄せると具体性が出ます(志望理由書の完全ガイド)。

面接ではこの理由書の内容が扱われます。 1000字書いた内容を、自分の言葉で説明し直せるようにしておきます(面接と書類の一貫性、面接の頻出質問)。

小論文はありませんが、1000字を筋道立てて書く力は小論文と同じものです。構成の作り方は小論文の考え方がそのまま使えます(小論文の構成メモ)。

日程:次はB区分の11月24日から

区分 出願期間 選考日 合格発表
A区分 9月3日〜9月25日(終了) 10月3日(土) 11月2日
B区分 11月24日〜12月4日 12月12日(土) 12月16日
C区分 2027年2月15日〜2月26日 3月6日(土) 3月10日
D区分 2027年3月8日〜3月12日 3月20日(土) 3月23日

2026年10月1日の時点では、A区分の出願は9月25日で終了し、選考日の10月3日を2日後に控えている状況です。次に出願できるのはB区分で、11月24日から12月4日までです。

検定料は30,000円で、2回目以降は15,000円になります。会場は本学のみです。

区分の選び方で大事な違いがあります。

  • A区分とB区分は現役の卒業見込みのみ・専願です(令和9年3月卒業見込みの人だけ)
  • C区分とD区分は既卒でも出願でき、専願の縛りもありません。第2志望の出願も可能です

つまり既卒の人や併願したい人はC・D区分になります。ただしC区分は2027年2月15日からの出願、D区分は3月8日からなので、年度の終わり近くです。募集人員もC・Dは各学科2名ずつと少なめです。

総合型選抜に紐づく奨学金はない

この大学には総合型選抜に紐づく奨学金・特待生制度はありません。 利用できるのは日本学生支援機構の奨学金と高等教育の修学支援新制度です。

学費の支援をねらって入試区分を選ぶという判断はできないので、自分の状況(現役か既卒か、併願したいか)と日程で区分を選ぶことになります。

どこから手をつけるか

B区分をねらうなら(出願11月24日〜12月4日)

出願まで2か月近くあるので、理由書に時間をかけられます。

  1. 大学入学希望理由書(1000字程度・手書き・黒ペン)の下書きを始める。25字×42行の様式で2ページです。手書きなので、下書き→添削→清書に3週間は見ておきます
  2. 設問が「入学を希望する理由」と「大学卒業後の目標をふまえ」の両方を求めている点を外さない。卒業後の職業像から逆算して書きます
  3. 学科のカリキュラム・実習・国家試験の支援体制を調べ、この大学で学ぶ理由を具体的に書く
  4. 調査書を高校に依頼する(書類審査の対象です)
  5. 面接では理由書の内容を問われるので、書いた内容を話せるようにしておく
  6. 会場は本学のみです(岡山・大阪の地方会場は2027年度から廃止されています)

既卒の人・併願したい人

C区分(出願2027年2月15日〜2月26日)とD区分(3月8日〜3月12日)が対象です。既卒可で専願の縛りがなく、第2志望の出願もできます。ただし時期が遅く募集人員も各学科2名ずつなので、他の選択肢と並行して考えるほうが安全です。

A区分を次の年度に考えるなら

A区分は各学科10名(計20名)と総合型選抜のなかで最も枠が大きく、出願が9月初旬です。現役の卒業見込みで専願という条件を満たせるなら、ここが本線になります。

まとめ

  • 高知学園大学は健康科学部の管理栄養学科・臨床検査学科の2学科。看護学科は短期大学の学科で大学にはない
  • 2027年度から入学定員が130名→100名に減(管理栄養70→50、臨床検査60→50)。大学からの告知は見当たらず、要項の数字が変わっている形
  • 2027年度から地方会場(岡山・大阪)が廃止され、全方式が本学のみ
  • 総合型選抜はA〜Dの4区分。小論文・学力試験・プレゼン・グループディスカッション・実技はいずれもなし。配点は非公表
  • 選考は大学入学希望理由書・書類審査(調査書)・面接の3つだけ
  • 大学サイトの選考方法の表は「面接○/小論文−」とだけ書かれていて、必須の入学希望理由書と書類審査が出てこない。要項を見る必要がある
  • 入学希望理由書は1000字程度・手書き(黒ペン)。25字×42行=1050マスの2ページ。設問は「入学を希望する理由について、大学卒業後の目標をふまえ1000字程度」
  • A区分・B区分は現役の卒業見込みのみ・専願。C区分・D区分は既卒可・専願の縛りなし・第2志望の出願も可
  • 評定の基準なし。エントリー・事前面談もなし
  • 募集人員は学科ごとにA10名・B3名・C2名・D2名
  • 検定料30,000円(2回目以降15,000円)。会場は本学のみ
  • 総合型選抜に紐づく奨学金・特待生制度はない
  • 入試情報は大学ドメイン(kochi-gu.ac.jp)ではなく大学・短大共通サイト(kochi-gc.ac.jp)に集約されている
  • 2026年10月1日の時点で、A区分の選考日は10月3日、次に出願できるのはB区分の11月24日から

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。同じ高知県では高知大学、管理栄養や臨床検査の学科がある私立大学は広島都市学園大学と川崎医療福祉大学の記事もあわせて読めます。

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