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北海道武蔵女子大学の総合型選抜。45分の講義を見て60分で論述レポートを書く型がある

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北海道武蔵女子大学の総合型選抜は4タイプ。2027年度新設のアカデミック・レポート型は、45分の講義動画を視聴して60分で要約と意見を書きます。評定平均は問われず、併願も可能。探究・プレゼン型は合格者のテーマが9本公開されています。

北海道武蔵女子大学(北海道札幌市北区)の総合型選抜に、2027年度から新しい方式が加わりました。

アカデミック・レポート型 New 文章表現・論理的思考に自信がある方や、他大学との併願を考えている方向けの方式です。内容は経営学等に関する模擬講義を視聴した後、内容の要約や課題解決策を述べる論述レポート(60分)を作成します。評価のポイントは講義を正確に理解する「聞く力」と、論理的な文章を構築する「書く力」を評価します。評定平均は問わず、当日の試験結果を重視します。

評定を問わず、併願もでき、当日の書く力で決まる。総合型選抜としては珍しい設計です。

出典:北海道武蔵女子大学「2027(令和9)年度 募集要項」(https://www.hmu.ac.jp/musashi/wp-content/uploads/2026/09/musashibosyuyokou2027.pdf )、「総合型選抜[高大ブリッジ入試]」(https://www.hmu.ac.jp/entry/comprehensive-m4/ )、「総合型選抜[高大ブリッジ入試]1期 実施要項」(https://www.hmu.ac.jp/news-exam/24745/ )。2026年9月22日に確認しました。

総合型選抜[高大ブリッジ入試]は4タイプ

北海道武蔵女子大学は経営学部経営学科(入学定員80名)だけの女子大学です。総合型選抜の募集人員は15名。

高校時代の探究学習や諸活動、資格取得、そして豊かなホスピタリティ(コミュニケーション能力)など、受験生の皆様が培ってきた多才な能力と本学での学びを繋ぐ(ブリッジ)ことを目的としています。

タイプ 1期(専願) 2期(併願) 3期(併願)
探究・プレゼン(アントレ)型 ○ — ○
アカデミック・レポート型(New) — ○ ○
資格・スキル型(New) ○ — ○
ホスピタリティ・ワークショップ型 ○ — ○

4タイプとも配点の構成は同じです。

項目 配点
書類審査(志望理由書、高等学校調査書 ほか) 20点
各タイプの主要試験 50点
面接試験 30点

1期だけが専願で、2期・3期は併願できます。アカデミック・レポート型は2期・3期のみなので、必ず併願可能です。

アカデミック・レポート型——聞いて、要約して、意見を書く

当日の流れはこうです。

内容 時間
模擬講義視聴 45分
論述レポート 60分
面接 10分

45分間の経営学や社会課題に関する講義動画を実施します。その後60分間で要約や課題に対する意見を述べるレポート作成をしていただきます。

対策は明確です。

  1. 45分の講義を聞きながらメモを取る。音声だけを頼りに要点を拾う練習が要ります
  2. 要約を書く。聞いた内容を筋道立てて短くまとめる
  3. 意見を書く。講義で示された課題に対して、自分の解決策や立場を述べる

つまり要約+意見という、課題文型小論文と同じ構造です。違うのは、読むのではなく聞くことだけ。手元に文章が残らないので、メモの質がそのまま答案の質になります。

要約の型は要約の書き方、要約と意見をつなぐ構成は課題文型小論文の手順、時間配分は小論文の時間配分にまとめています。

題材は「経営学や社会課題」です。経営学部の入試なので、企業の話、消費者の話、地域経済の話あたりが射程に入ります。ニュースを経営の視点で読む習慣が効いてきます。

出願書類は出願確認票・志望理由書・高等学校調査書の3点だけです。探究の記録も資格も要りません。

探究・プレゼン(アントレ)型——合格者のテーマが公開されている

高校での「探究学習」に力を入れてきた方に最適です。内容は事前に提出した「探究学習報告書」に基づき、プレゼンテーションと面接を行います。評価のポイントは課題に対して主体的に取り組んだプロセスや、入学後のビジョンを自分の言葉で熱意を持って語れるかを重視します。

出願書類は5点で、探究学習報告書(①探究の内容、②探究学習からの学びや気づき)と活動報告書が加わります。当日はプレゼンテーション5分+面接15分です。

そして要項には、過去の合格者のプレゼンテーマが一例として9本載っています。

未利用魚を使って食品ロス削減!/現代社会における孤独死の存在/将来の仕事の選択について〜続けやすい仕事を選ぶには〜/物価高と共に生きる/酒粕の有効利用について/〇〇限定に惹かれてしまうのはなぜか/現在の恋愛とは/北海道産食材を使ったスイーツ開発と高校生の消費動向について/日本人と外国人の考え方の違いについて

並べると傾向が見えます。食品ロス・未利用魚・酒粕・北海道産食材といった地域資源の活用、物価高・孤独死・仕事選びといった生活に近い社会問題、そして「〇〇限定に惹かれてしまうのはなぜか」「現在の恋愛とは」のような身近な疑問。経営学部だからといって企業研究である必要はなく、消費者としての実感から出発したテーマが通っています。

大学は、プレゼンで見る観点も示しています。

「なぜそのテーマに取り組んだのか」「どのように調べ、考え、行動したのか」「そこから何を学んだのか」「大学でどのように学びを深めたいのか」といったプロセスも大切にしています。

結果より過程です。探究の発表の組み立ては探究の成果発表を参照してください。

発表資料の条件も決まっています。

PCで発表する場合:本学で用意したPCを使用するため、発表用データをUSBに保存し持参してください。保存形式はPDFに限ります。 紙で発表する場合:A3サイズの用紙を発表用として作成してください。 ※試験当日の面接官手元資料として、A4サイズの発表資料を2部プリントアウトして、試験当日にご持参ください。

PDFに限るという指定と、どちらを選んでもA4の手元資料を2部という指定に注意してください。

資格・スキル型——「パスポート方式」

各資格取得に向けて地道に努力を積み重ねてきた方を評価します。内容は日商簿記検定2級や英検2級など、本学指定の基準を満たしていれば「パスポート方式」の入試として、試験当日の課題は面接試験のみとなります。

資格評価が50点、当日は面接だけです。取得資格一覧には日商簿記検定2級、実用英語技能検定2級、ITパスポート試験などが挙げられています(詳細は大学ホームページ)。出願時に取得資格合格証明書のコピーを提出します。

※出願前に必ず、入試広報課(0120-634-007)にお問い合わせください。

面接では、こうしたことが聞かれます。

「なぜその資格に挑戦したのか」「資格取得までにどのような努力をしたのか」「身につけた知識やスキルを大学でどう活かしたいか」「北海道武蔵女子大学で何を学びたいか」

評価のポイントは「資格取得に至るまでの継続的な努力のプロセスと、入学後にそのスキルをどう伸ばしたいかという目的意識」とされています。持っているだけでは足りない、ということです。

ホスピタリティ・ワークショップ型——グループワーク50分

当日の流れは3段階です。

グループワーク 50分/振り返りシート 15分/面接 15分

グループワークのあとに振り返りシートを書きます。50分の議論を15分でまとめるので、議論中のメモが材料になります。話し合いながら記録を残す練習が、そのまま対策になります。討議の進め方はグループディスカッションの対策にまとめています。

出願資格には、大学の理念が織り込まれています。

高等学校等における部活動、生徒会活動、委員会、学校行事、または学外でのボランティア活動や地域活動等において、他者と協働して課題に意欲的に取り組んだ経験を有し、本学が理念とする「礼節」を重んじて学びに活かす意欲がある者。

日程と手続き

期 出願期間(必着) 専・併願 試験日 合格発表
1期 2026年9月25日(金)〜10月8日(木) 専願 10月24日(土) 11月2日(月)
2期 2026年11月2日(月)〜11月13日(金) 併願 11月21日(土) 12月1日(火)
3期 2026年11月24日(火)〜12月11日(金) 併願 12月20日(日) 12月24日(木)

試験場は本学(札幌)。入学検定料は30,000円で、支払い方法は銀行振込のみです。書類は市販の角型2号封筒に入れ、簡易書留またはレターパックライト(青)で郵送します。

出願後の変更についても案内があります。

総合型選抜[高大ブリッジ入試]1期・2期の出願後に、学校推薦型選抜[指定校制]で本学を受験することになった場合は、出願変更ならびに入学検定料の振り替えが可能です。

また大学は総合型選抜対策ゼミを年4回(5月24日・7月12日・8月2日・9月13日、いずれも13:00〜)開いています。

「あなたの高校時代の頑張り」を総合型選抜対策ゼミで応援します。

なお、併設の北海道武蔵女子短期大学では、総合型選抜(1期)の受験に対策ゼミへの参加が必須とされています(大学は必須ではありません)。

学費面では、国公立大学併願特例制度(授業料支払いを3月10日まで延長)と、年間授業料の全額(830,000円)が対象となるスカラシップ制度(返済不要の給付・免除型奨学金)があります。

どこから手をつけるか

  1. 4タイプのどれで受けるかを決める。 1期は専願、2期・3期は併願です
  2. 書く力で勝負するならアカデミック・レポート型。 評定は問われません
  3. 45分の講義を聞いてメモを取る練習をする。 手元に文章は残りません
  4. 要約+意見を60分で書く練習を重ねる。 課題文型小論文と同じ構造です
  5. 探究で受けるなら、公開されたテーマ例を見る。 身近な疑問からでよいことがわかります
  6. プレゼン資料はPDFかA3の紙。 どちらでもA4の手元資料を2部
  7. 資格で受けるなら、出願前に入試広報課へ確認する。 要項に明記されています
  8. 総合型選抜対策ゼミに参加する。 年4回開かれています

まとめ

  • 北海道武蔵女子大学の総合型選抜[高大ブリッジ入試]は4タイプ・募集人員15名(経営学部経営学科、入学定員80名の女子大学)
  • 1期は専願、2期・3期は併願できます
  • 配点は4タイプ共通で書類審査20点+主要試験50点+面接30点=100点
  • アカデミック・レポート型(2027年度New)は、45分の講義動画を視聴したあと、60分で要約と意見の論述レポートを書きます。評定平均は問わず、当日の試験結果を重視
  • 評価されるのは「講義を正確に理解する「聞く力」と、論理的な文章を構築する「書く力」」です
  • 探究・プレゼン(アントレ)型は、探究学習報告書+プレゼン5分+面接15分。過去の合格者のプレゼンテーマが9本公開されています
  • プレゼン資料はPDFをUSBで持参(大学のPCを使用)かA3の紙。どちらの場合もA4の手元資料を2部持参します
  • 資格・スキル型は「パスポート方式」で、日商簿記2級・英検2級・ITパスポートなどの基準を満たせば当日は面接のみです
  • ホスピタリティ・ワークショップ型はグループワーク50分+振り返りシート15分+面接15分
  • 試験日は1期2026年10月24日(土)、2期11月21日(土)、3期12月20日(日)。試験場は本学(札幌)
  • 総合型選抜対策ゼミが年4回開かれています

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