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花園大学の総合型選抜。学科ごとの事前課題とエントリーシートを出して約10分の口頭試問、教育学部は事前提出の小論文も

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花園大学の2027年度総合型選抜(AO入試・専願)は前期・後期の2回で、計37名を募集。出願時にエントリーシートと学科ごとの課題(800〜1200字程度、日本文学科は2000字以上など)を提出し、試験日は約10分の個人面接(口頭試問)で課題についても質問されます。教育学部は要約300字と意見500〜600字の小論文も事前に提出します。後期の出願は10月1日〜11月4日。

花園大学は京都市中京区にある私立大学です。学部は文学部(仏教学科、日本史学科、日本文学科〈日本文学コース・書道コース〉)、社会福祉学部(社会福祉学科、臨床心理学科)、教育学部(初等教育学科)の3つです。

2027年度の総合型選抜(AO入試)は専願で、前期と後期の2回あります。出願時にエントリーシートと学科ごとの課題を提出し、試験日は約10分の個人面接(口頭試問)です。教育学部は、これに加えて小論文も出願時に提出します。

2026年9月27日の時点で前期の出願(9月1日〜24日)は締め切られており、前期の試験は10月3日です。後期は10月1日〜11月4日に出願、11月14日が試験です。

出典:花園大学「入試概要」(https://www.hanazono.ac.jp/admissions/overview.html )の「2027年度 募集要項」、総合型選抜(AO入試)のエントリーシート(文学部・社会福祉学部/教育学部)、学部学科別課題一覧(文学部・社会福祉学部/教育学部)、教育学部の小論文課題。いずれも2026年9月27日に確認しました。

募集人員と日程

学部 学科 入学定員 総合型選抜(AO入試)
文学部 仏教学科 35名 3名
文学部 日本史学科 65名 7名
文学部 日本文学科(日本文学コース) 60名(書道コースを含む) 4名
文学部 日本文学科(書道コース) 同上 2名
社会福祉学部 社会福祉学科 80名 8名
社会福祉学部 臨床心理学科 85名 9名
教育学部 初等教育学科 80名 前期2名・後期2名
合計 405名 37名

文学部と社会福祉学部の人数は、前期と後期を合わせた数です。

日程 出願期間 試験日 合格通知
前期 9月1日〜9月24日 10月3日(土) 11月4日(水)
後期 10月1日〜11月4日 11月14日(土) 12月1日(火)

試験会場は大学(京都)です。入学検定料は35,000円。入学手続の締切は、第1次が前期12月11日・後期12月25日、第2次がどちらも1月19日です。合格者は入学前教育プログラムに取り組みます。

配点:文学部・社会福祉学部と教育学部で違う

学部 エントリーシート 課題 小論文 面接(口頭試問)
文学部・社会福祉学部 50点 50点 なし 100点
教育学部 20点 60点 50点 70点

どちらも200点満点です。エントリーシート・課題・小論文は事前に提出するもので、試験日に受けるのは約10分の個人面接だけです。面接では提出した課題についての質疑も行うため、課題のコピーを取って試験当日に持参するよう指示されています。

エントリーシート

文学部・社会福祉学部のエントリーシートは、自筆で次の2つを書きます。

  1. なぜ花園大学のこの学科を選んだか。花園大学で学びたいこと、将来の目標
  2. これまで取り組んできた活動(学習、資格取得、部活動、ボランティア活動など)の具体的な説明と、そこから何を学んだか(表彰状などのコピーは任意で提出)

教育学部初等教育学科のエントリーシートは4つの欄があり、それぞれ420字の枠です。

  1. なぜ初等教育学科を第一志望に決めたか、何を学びたいか
  2. 主体的に取り組んできた活動を、具体的な経験を取り上げて説明する
  3. その活動で、どのように努力し、何を学び、自分はどう変わったか
  4. 将来の夢と、それを実現するために入学後にしたいこと(1で述べた学びたいことの具体的な計画)

学科ごとの課題

課題は学科ごとに決まっていて、どれも本や資料を読んで調べることが前提です。提出する課題には、氏名、志望学科、高校名、頁数を書きます。

学科 課題(要点) 字数・書式
仏教学科 次から1つ:インドでの誕生から日本仏教までの伝播と展開/仏教の本を1冊読み、興味深かった箇所を他の書籍も使って調べる/仏教の人物・事柄を1つ選び、2冊以上の書籍で調べる 800〜1200字程度。手書き・パソコンどちらも可
日本史学科 興味のあるテーマ(時代、人物、戦争・事件など)を1つ決め、関連する文献を複数読み、何に関心を持ち、読んで何が分かったかをまとめる 字数制限なし。手書き
日本文学科(日本文学コース) 興味のあるテーマの図書(新書など)を要約して自分の考えを述べる、または文学作品を1つ選んで感想文を書く 2000字以上。市販の縦書き原稿用紙にペンで自筆
日本文学科(書道コース) 臨書作品1点(半切)と、その古典の名称を明記したうえで、魅力を感じたところ・良くできたところ・うまくいかなかったところを書く 文章は600字程度。縦書き原稿用紙に手書き
社会福祉学科 関心のある社会福祉のテーマに関連する図書(新書など)を紹介し、概要をまとめて自分の意見を述べる 800〜1200字程度。手書き・Wordどちらも可
臨床心理学科 指定の2冊から1冊を選ぶ:伊藤絵美『自分にやさしくする生き方』(ちくまプリマー新書、2025年)の実践ワークを1つ試して書く/北山忍『文化が違えば、心も違う?』(岩波新書、2025年)の第3章を読み、自分の経験と組み合わせてまとめる 1000字程度。400字詰め原稿用紙に黒鉛筆で、自筆・常体
初等教育学科 小学校教育か幼児教育で関心のあるテーマを1つ設定し、関心を持った背景、信頼できる資料(専門家の書籍、論文、報告書、政策文書など)の要点、それをふまえた自分の考えを論じる 2000字程度。パソコン・手書きどちらも可

注意書きもはっきりしています。仏教学科は参考文献に書籍を使うこと、インターネットの情報や生成AIで作った文章を使わないことを求め、「文章の巧拙ではなく、しっかりと書籍を用いて努力している点を評価の対象とします」としています。日本文学科(日本文学コース)も生成AIの使用を禁止しています。日本史学科は、歴史学者が書いた本を選んで熟読し、読んだ本の内容を根拠として示し、「どうなっていたのか」だけでなく「なぜそうなったのか」を書くよう求めています。

どの課題も、調べた内容と自分の考えを区別して書くことが共通のポイントです。初等教育学科は「調べた資料に書かれていることなのか、あなた自身の考えなのかが読み手にはっきりと伝わるように」と明記しています。まとめ方は事前提出レポートの書き方が参考になります。

教育学部の小論文(事前提出)

教育学部初等教育学科は、課題とは別に小論文も出願時に提出します(50点)。

  • 課題文:『封印される不平等』第6章所収の「インセンティブ・ディバイド」
  • 設問1:文章の内容を要約する(300字以内)
  • 設問2:文章の内容を踏まえて、自分の考えを述べる(500〜600字)
  • 400字詰め原稿用紙を縦書きで使い、手書き

課題文の図書が見つからない場合は、大学の入試課にメールで請求できるようになっています。要約のしかたは課題文の要約、要約と意見を分けて書く構成は構成メモの書き方が参考になります。

面接(口頭試問):約10分、課題について聞かれる

試験日は10時からの個人面接(約10分)です。エントリーシートと課題の内容について質疑があります。10分と短いので、課題で何を読み、何が分かり、自分はどう考えたかを短く言えるようにしておく必要があります。提出した課題のコピーを持参するのを忘れないようにします。

高大接続型・高大接続専門型(オープンキャンパスで参加する枠)

総合型選抜には、オープンキャンパスの「高大接続プログラム」への参加が必須の高大接続型と高大接続専門型もあります。2026年は6月7日、7月12日、8月1日、8月2日のオープンキャンパスで実施されました。

  • 高大接続型:仏教学科、日本史学科、日本文学科(日本文学コース)、社会福祉学科、臨床心理学科
  • 高大接続専門型:日本文学科(書道コース)、社会福祉学科。プログラムへの参加に加えて、書道や福祉系科目の履修などの条件がある
  • 選考は、プログラムで取り組んだワークシート、参加証明書、面接(口頭試問、約10分)

日程は前期・後期で、通常の総合型選抜と同じです。2027年度のプログラムはすでに終わっているため、これから出願できるのは参加済みの人に限られます。

どこから手をつけるか

後期に出願するなら(出願10月1日〜11月4日、試験11月14日)

  1. 志望学科の課題を確認し、読む本を決める。仏教学科は書籍2冊以上を使う課題もあり、日本史学科は歴史学者の本、臨床心理学科は指定の2冊のどちらか
  2. 本を読みながら、要点と自分の考えを分けてメモしておく
  3. 課題を書く。日本文学科(日本文学コース)と初等教育学科は2000字(以上)あるので、書く時間を十分に取る
  4. エントリーシートを自筆で書く
  5. 教育学部は小論文(要約300字以内・意見500〜600字)も書く
  6. 面接に向けて、課題の内容を1〜2分で説明できるようにし、コピーを持参する

前期で受けた人

  • 前期の合否通知は11月4日で、後期の出願締切と同じ日です。前期の結果を待ってから後期を考える場合は、日程に余裕がありません

まとめ

  • 花園大学の総合型選抜(AO入試)は専願で、前期・後期の2回。募集人員は計37名
  • 出願時にエントリーシートと学科ごとの課題(800〜1200字程度、日本文学コースは2000字以上、初等教育学科は2000字程度など)を提出
  • 教育学部は小論文(要約300字以内+意見500〜600字)も事前提出
  • 試験日は約10分の個人面接(口頭試問)で、課題についても質問される
  • 仏教学科・日本文学コースは生成AIの使用を認めていない
  • 後期の出願は10月1日〜11月4日、試験は11月14日

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。京都府の私立大学は佛教大学や同志社女子大学、京都橘大学、種智院大学の記事にもあります。

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