小論文キャンパス
大学別対策

東京家政学院大学の総合型選抜。アサーティブ入試は成果検証(基礎学力適性検査・グループディスカッション・面談)、探Q入試は学科ごとの課題と約25分の面談に通ってから出願する。探Qのエントリーは10月2日まで、小論文・外部検定利用入試だけは併願できる

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東京家政学院大学の総合型選抜を2027年度の学生募集要項と入試ページから整理しました。アサーティブ入試(ガイダンス・個別面談・成果検証)、探Q入試(学科別の課題と面談)、小論文・外部検定利用入試(英検・漢検の換算、学修計画書のプレゼン)の日程と配点、志望理由書、学費と2段階納入、KVAスカラシップ、2026年度の結果まで解説します。

東京家政学院大学は、千代田三番町キャンパス(現代生活学部 現代家政学科、人間栄養学部 人間栄養学科)と町田キャンパス(生活共創学部 生活共創学科・こども教育学科)で学ぶ大学です。2026年度から全学共学になっています。

総合型選抜は、アサーティブ入試、探Q入試、小論文・外部検定利用入試の3つです。アサーティブ入試と探Q入試は専願で、出願の前に大学での選考(アサーティブ入試は「成果検証」、探Q入試は面談)を受け、通った人だけが出願できます。出願したあとは出願書類で判定され、大学に行く必要はありません。小論文・外部検定利用入試は、第1志望であることが出願の条件になっておらず、入試ページでも「併願可」とされています。

アサーティブ入試Ⅰ期の成果検証は9月12日に終わりました。これから受けられるのは、探Q入試(エントリーは9月18日〜10月2日の消印有効)、アサーティブ入試Ⅱ期(エントリーは11月24日〜12月4日)、小論文・外部検定利用入試(1〜3月)です。

必ず最新の学生募集要項で確認してください。日程・募集人員・課題・選考方法は年度によって変わります。入試情報ページの入試ごとの「詳細はこちら」の PDF は、2025年度入試の内容のまま(アサーティブ入試)、別の入試の資料(小論文・外部検定利用入試の欄は学校推薦型選抜の資料)、リンク切れ(探Q入試)になっているので、2027年度の学生募集要項(全ページ)で確かめてください。 出典:東京家政学院大学 入試情報/アサーティブプログラム/2027年度学生募集要項(全ページ、PDF)

募集人員

学部・学科・コース 総合型選抜の募集人員
現代生活学部 現代家政学科 46名
人間栄養学部 人間栄養学科 43名
生活共創学部 生活共創学科 生活イノベーションコース・住環境デザインコース 16名
生活共創学部 生活共創学科 食科学コース 13名
生活共創学部 こども教育学科 16名
  • 3つの入試を合わせた人数で、アサーティブ入試Ⅰ期の男子枠も含みます。要項では、募集人員は目安とされています
  • 検定料は30,000円です。アサーティブ入試と探Q入試は、エントリーには費用がかからず、出願のときに検定料を納めます

日程

入試 エントリー(消印有効) 成果検証・面談 出願期間(消印有効) 試験日 合格発表 入学手続締切
アサーティブ入試Ⅰ期 8月24日〜9月4日 9月12日 9月28日〜10月16日 出願書類で判定 11月2日 11月13日
アサーティブ入試Ⅱ期 11月24日〜12月4日 12月12日 12月16日〜1月8日 出願書類で判定 1月12日 1月22日
探Q入試 9月18日〜10月2日 10月10日か10月11日 10月15日〜10月23日 出願書類で判定 11月2日 11月13日
小論文・外部検定利用入試Ⅰ期 なし なし 1月12日〜1月27日 2月10日 2月15日 2月26日
小論文・外部検定利用入試Ⅱ期 なし なし 1月12日〜2月22日 3月5日 3月9日 3月18日
  • 成果検証の結果は、Ⅰ期は9月15日に発送済みで、Ⅱ期は12月15日に発送されます。探Q入試の出願許可の結果は10月14日に発送されます。Ⅰ期で修了認定を受けた人の出願は9月28日〜10月16日です
  • エントリー書類は、A4の角2封筒に入れて郵便局の窓口から簡易書留・速達で送ります。出願は、インターネットで出願登録と検定料の支払いをしたうえで、書類を簡易書留・速達で郵送します
  • 小論文・外部検定利用入試は、千代田三番町キャンパスの窓口でも受け付けます(Ⅰ期は1月28日、Ⅱ期は2月24日、10時〜15時)。インターネットでの出願登録と検定料の支払いは、窓口受付日の12時までです。アサーティブ入試と探Q入試は窓口受付がありません
  • 合格発表は合否案内サービスで行われ、合格者には後日、合格通知書などが郵送されます

アサーティブ入試:ガイダンスと個別面談を受けてから成果検証

アサーティブ入試に出願できるのは、大学の「アサーティブプログラム」でガイダンスを1回以上受け、2026年4月以降に個別面談を1回以上受けた人で、そのうえで成果検証を受けて修了認定をもらった人です。本学が第1志望で、合格したら必ず入学することも条件です。男子枠はⅠ期だけで、Ⅰ期のエントリーは9月4日に締め切られています(Ⅱ期は一般枠のみ)。

大学のお知らせによると、ガイダンスと個別面談は Zoom でも受けられます(平日の10時〜18時に1時間ごとに開始、希望日の前日12時までに予約)。Ⅱ期をめざす人は、エントリー(11月24日〜12月4日)までにガイダンスと個別面談を済ませておく必要があります。

エントリーのときには、次の書類を送ります。

  • エントリーシート
  • 志望理由書(800字以内、書き方は自由):①東京家政学院大学の志望学科への志望動機、②志望学科で学びたいこと、③大学卒業後、志望学科での学びをどう活かしたいか
  • MANABOSS の学習認定証明書(出せる人だけ。シルバーは5点、ゴールドは10点加点)

成果検証(Ⅱ期は12月12日、全学科とも千代田三番町キャンパス)の中身と配点は次のとおりです。

内容 時間 配点
基礎学力適性検査(国語・英語・数学から当日2科目を選ぶ。各25問、マークシート。MANABOSS の問題から出題) 60分 100
グループディスカッション(5〜6人、全学科共通のテーマ) 30分(説明5分、考える時間5分、討論20分) 50
面談(受験者1人に教職員2人。志望理由書を中心に、本学で学ぶ理由が明確か、学ぶ意欲があるかなど) 約15分 50
MANABOSS による加点 ― 10

グループディスカッションのテーマは当日発表されます。アサーティブプログラムのページには、テーマの例として「「ふつう」とは何か?」「学生と社会人の違いは何か?」が挙がっています。進め方はグループディスカッションの対策にまとめました。

  • 修了認定を受けられなかった人は、次の期に、学科を変えてエントリーし直すこともできます。複数の学科に同時にエントリーすることはできません
  • 出願書類は、志願票、写真票、調査書、成果検証結果通知のコピーです。書類を送ったあとは、他大学や本学の他学科との併願はできません

探Q入試:学科ごとの課題と約25分の面談

探Q入試は、エントリー書類と面談(10月10日か10月11日、千代田三番町キャンパス)で出願を許可された人が出願できます。エントリー書類は、エントリーシート、志望理由書(800字以内、内容はアサーティブ入試と同じ3点。現代家政学科は不要)、学科ごとの課題です。人間栄養学科は調査書も出します(2年次修了時の成績のものでもかまいません)。

学科 課題 面談と配点
現代家政学科 探Q入試の対象のオープンキャンパスで学科紹介に参加し、そこで配られる「学科紹介ワークシート」を作る(表は穴埋めと一部記述、裏は学科への理解を深める課題) 約25分。ワークシート40、面談60
人間栄養学科 「健康」「生活習慣病」「栄養」「教育」「安全」「食糧」「農業」「食文化」「環境」から3つ以上を選び、「食」についての考えを1,200字以内で書く。最後に100字程度のまとめを入れる 約25分(最初に課題について約5分のスピーチ)。志望理由書15、課題20、面談60、調査書5
生活共創学科(全コース) 持続可能な生活を送るうえで今一番問題だと思っていることを示し、それに対して今取り組んでいること、またはこれから取り組みたいことを800字以内で書く 約25分。志望理由書10、課題30、面談60
こども教育学科 こどもの生活や教育について、興味を持っていることか疑問に感じることを1つ挙げ、それをふまえて入学後に学びたいことを800字以内で書く 約25分。志望理由書10、課題30、面談60
  • 現代家政学科の探Q入試の対象のオープンキャンパスは、4月26日から9月6日までの7回で、すべて終わっています。これらに参加してワークシートを受け取った人がエントリーできます。面談室には、提出したワークシートの写しだけ持ち込めます
  • 人間栄養学科の課題は、市販の原稿用紙(A4、横書き400字詰め)か大学の「原稿用紙(総合型選抜用)」に書きます。表紙に氏名・タイトル・使った単語を書き、本文中の単語には下線を引きます。面談では、スピーチのあと志望理由書と課題を中心に質問され、高校までの学習内容や食と健康に関する一般常識についても聞かれます
  • 生活共創学科とこども教育学科の課題も、市販の原稿用紙(A4、横書き400字詰め)か大学の原稿用紙に、自筆で書きます。生活共創学科は、図表や写真を加えたい場合、別の用紙(A4で2枚以内)に貼るか印字して出します
  • 課題はすべて黒のボールペン(油性、消せるタイプは不可)で書きます。形式どおりに作られていないと採点されないことがあります
  • 出願を許可されなかった人は、アサーティブ入試Ⅱ期に、学科を変えてエントリーすることもできます(エントリーまでに、ガイダンスと2026年4月以降の個別面談を受けておく必要があります)

人間栄養学科の課題のような「食」のテーマは、食生活と健康のテーマも参考になります。

小論文・外部検定利用入試:英検・漢検の級を小論文の点に換算できる

小論文・外部検定利用入試は、小論文(45点、60分)、面接(40点)、学修計画書(15点)で選ばれます。面接では、出願時に出した学修計画書をもとにプレゼンテーションをします。

小論文の代わりに、実用英語技能検定(英検)と日本漢字能力検定(漢検)の級を点数に換算することもできます(取得した時期は問いません)。出願登録のときに「小論文のみ」「外部検定のみ」「小論文+外部検定」のどれかを選び、「小論文+外部検定」なら高いほうの点が使われます。

級 英検 漢検
1級 45点 45点
準1級 40点 40点
2級 35点 35点
準2級プラス 33点 ―
準2級 30点 30点
  • 外部検定を使う人は、合格証明書の原本を出します。調査書は、試験日の3か月以内に発行されたものが必要です
  • 学修計画書の様式は、出願登録と検定料の支払いを済ませると出願サイトで印刷できます。自筆で書きます。面接室には持ち込めません(現代家政学科は、提出した学修計画書の写しだけ持ち込めます)
  • 第2志望は設定できません
  • 一般選抜と小論文・外部検定利用入試は、最初に出願するときに検定料30,000円を納めると、そのあとの出願(最大3回分)の検定料が免除されます。出願ごとに志望学科を変えてもかまいません
  • 試験会場は千代田三番町キャンパスです

学費

学科・コース 入学時に必要な額 1年次の合計
現代家政学科 845,660円 1,385,660円
人間栄養学科 915,660円 1,525,660円
生活共創学科 生活イノベーション・住環境デザインコース 845,660円 1,385,660円
生活共創学科 食科学コース 863,660円 1,421,660円
こども教育学科 845,660円 1,385,660円
  • 入学金はどの学科も250,000円です。入学時に必要な額は、入学金、前期分の授業料・施設設備資金(学科によって実習料)、同窓会入会金、保険料、学友会費、保護者会費の合計です
  • 入学前学習の費用(26,000円、税別)が別にかかります
  • アサーティブ入試と探Q入試の合格者は、経済的な理由や教育ローンの手続などの理由がある場合、申請すれば2段階で納めることもできます(1回目は入学金と保険料などの305,660円、2回目は2027年2月15日〜3月15日)。申請は、アドミッションオフィスに電話で連絡したうえで、分割納入申請書と世帯主の年収を示す書類(2025年度の源泉徴収票か確定申告書の控え)を、入学手続締切日までに必着で簡易書留・速達で送ります
  • KVAスカラシップALL:アサーティブ入試か探Q入試で合格して入学手続を済ませた人は、一般選抜Ⅰ期(2科目受験型)を検定料5,000円で受けられます。全受験者の成績上位20%以内であることが認定の条件で、認定されると授業料が最大4年間免除されます(認定数は各学部6名、計18名。2年次以降は毎年審査)。認定されなくても、総合型選抜の合格は無効になりません
  • 要項によると、大学は2027年度から国の「高等教育の修学支援新制度」の対象外になり、国の制度と同等の条件・支援内容の大学独自の修学支援制度を新しく設ける予定です(詳細は決まり次第、ホームページで公表)。日本学生支援機構の給付奨学金の採用候補者になった人は、出願書類に「令和9年度大学等奨学生採用候補者決定通知(進学先提出用)」のコピーを入れると、入学手続のときは入学金250,000円を納め、差額は入学後に精算されます。貸与奨学金だけの採用候補者は対象外です

2026年度の結果

2026年度の総合型選抜(アサーティブ入試Ⅰ期・Ⅱ期と探Q入試の合計、第1志望の合格のみ)の結果です。

学科・コース 募集人員 エントリー者数 出願許可者数 出願者数 合格者数
現代家政学科 36 15 15 14 14
人間栄養学科 33 49 40 38 38
生活共創学科 生活イノベーション・住環境デザインコース 12 2 2 2 2
生活共創学科 食科学コース 10 7 7 7 7
こども教育学科 12 9 9 9 9

2026年度のアサーティブ入試・探Q入試では、出願した人は全員合格しています(選考は出願前の成果検証と面談で行われます)。人間栄養学科では、エントリーした49人のうち出願を許可されたのは40人でした。

どこから手をつけるか

  1. 専願か併願かを決める。第1志望ならアサーティブ入試か探Q入試、他大学と併願するなら小論文・外部検定利用入試
  2. 探Q入試なら、10月2日の消印までにエントリー書類を送る。課題は学科ごとに違う。現代家政学科は、対象のオープンキャンパスに参加した人しかエントリーできない
  3. アサーティブ入試Ⅱ期なら、ガイダンスと個別面談を先に受ける。エントリーは11月24日〜12月4日、成果検証は12月12日。基礎学力適性検査は MANABOSS の問題から出るので、国語・英語・数学のうち2科目を準備する
  4. 志望理由書を書く。800字以内で、志望動機、学びたいこと、卒業後にどう活かすかの3点。アサーティブ入試の面談はこれを中心に行われ、探Q入試でも課題と並ぶ面談の中心になる(現代家政学科の探Q入試は志望理由書が不要)
  5. 小論文・外部検定利用入試なら、英検・漢検の級を確かめる。学修計画書のプレゼンテーションも練習しておく

まとめ

  • 総合型選抜は、アサーティブ入試、探Q入試、小論文・外部検定利用入試の3つ。アサーティブ入試と探Q入試は専願で、小論文・外部検定利用入試は併願できる
  • アサーティブ入試は、ガイダンスと個別面談を受けたうえで、成果検証(基礎学力適性検査100、グループディスカッション50、面談50、MANABOSS加点10)で修了認定を受けた人が出願する。Ⅱ期のエントリーは11月24日〜12月4日
  • 探Q入試は、学科ごとの課題と約25分の面談で出願を許可された人が出願する。エントリーは9月18日〜10月2日(消印有効)
  • 小論文・外部検定利用入試は、小論文45、面接40、学修計画書15。英検・漢検の級を小論文の点に換算できる
  • アサーティブ入試と探Q入試は、出願後は書類で判定され、大学に行く必要はない

家政・栄養系の総合型選抜は、東京家政大学、大妻女子大学・共立女子大学、昭和女子大学・実践女子大学、東京聖栄大学の記事でも扱っています。名前の似ている東京家政大学は別の大学で、探究学習をそのまま持ち込む「自主自律探究入試」を行っています。学部ごとの小論文対策は栄養・家政系の小論文対策と教育学部の小論文対策、志望理由書は志望理由書の完全ガイド、全体像は総合型選抜の完全ガイドにまとめました。

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