朝日大学の総合型選抜。信長入試のプレゼンテーマも、レポート課題の学科別テーマも公開されている
朝日大学(岐阜県瑞穂市)の総合型選抜を、2027年度学生募集要項から整理しました。信長入試・適性評価入試・探究学習評価入試・特別選抜入試の4つの違い、公開されたプレゼンテーマ、学科別のレポート課題(800〜1,200字)、電子機器が使えないプレゼンの作法まで解説します。
朝日大学(岐阜県瑞穂市)の総合型選抜は4つです。信長入試/適性評価入試/探究学習評価入試/特別選抜入試。
そして、この大学は当日の課題をほぼすべて先に公開しています。
信長入試のプレゼンテーマはこれです。
テーマ『あなたが朝日大学で実現したい目標は何ですか。そのためにどのような努力をしますか。』
適性評価入試のレポート課題は、学科ごとにテーマが決まっています。
| 学部学科 | テーマ |
|---|---|
| 法学部 法学科 | 「社会の様々な問題について」 |
| 経営学部 経営学科 | 「経済や経営について」 |
| 保健医療学部 看護学科 | 「社会で求められる看護について」 |
| 健康スポーツ科学科 | 「スポーツや健康について」 |
| 救急救命学科 | 「救急医療体制について」 |
| 歯学部 歯学科 | 「これからの歯科医療について」 |
出典:2027年度 学生募集要項(朝日大学、PDF・78ページ)、入試ナビ。2026年9月23日に確認しました。
4つを1枚で
| 入試 | 専願 | 当日 | 主な配点 |
|---|---|---|---|
| 信長入試 | 本学専願 | プレゼン5分+面接10分 | プレゼン100点 |
| 適性評価入試 | 本学専願 | 基礎学力テスト+面接15分 | 基礎学力テスト100点 |
| 探究学習評価入試 | ー | 成果発表10分+面接15分 | 報告書100点+発表100点 |
| 特別選抜入試 | ー | 面接15分 | 段階評価 |
検定料は法学部・経営学部・保健医療学部が30,000円、歯学部が40,000円です。
大学サイトは総合型選抜の特徴をこう掲げています。
「学習成績」の基準無し! 高校での頑張りと大学での目標を評価/自分にぴったりの選抜スタイルが選べる
信長入試は、プレゼンが100点
本学専願の入試で、合格後の制約がはっきり書かれています。
・本入試(Ⅰ期)に出願する者は、本学指定校推薦入試には出願できません。 ・本入試合格者は、本学を含め他の入試を受験することはできません。(ただし、本学の「奨学金チャレンジ制度」に申請し、共通テスト利用入試Ⅰ期に出願する者を除く)
出願資格の(2)が、この入試の性格を表しています。
(2)本学で学ぶことで実現したい明確な目標があり、入学後は努力を継続し、卒業後は身に付けた知識・能力を社会で発揮することを宣言できる者
「宣言できる者」。プレゼンのテーマと完全に対応しています。
当日の配点
法学部・経営学部・保健医療学部の場合(入室時間9:00〜10:00)。
| 選抜方法 | 内容 | 配点 | 時間 |
|---|---|---|---|
| プレゼンテーション | 口頭で行う(5分程度) | 100点 | 10:30〜随時終了 |
| 面接 | 個人面接(10分程度)※プレゼン終了後そのまま | 段階評価 | ー |
| 書類審査 | ー | 段階評価 | ー |
点数がつくのはプレゼンだけです。面接と書類審査は段階評価。5分のプレゼンが勝負のすべてと言っていい構成です。
歯学部だけ、これに加えて基礎能力テスト(英語〈英語コミュニケーションⅠ〉、時事問題・一般常識問題)100点が10:30〜11:30に入ります(プレゼンは12:30から)。
プレゼンの作法
・プレゼンテーションは、自分で作成した資料を持参し、口頭により5分程度で行ってください。パソコン、プロジェクター等の電子機器は使用できません。 〈資料の作成要領〉 ・資料部数……3部(面接員用2部、本人用1部) 資料はA4サイズ、表紙に受験番号と氏名を記載してください。 ・印刷方法……片面印刷で用紙の向きは縦横どちらでも構いません。
電子機器は使えません。 紙の資料を3部持参し、面接員2人に配って話します。スライドを投影するのではなく、手元の紙を一緒に見ながら5分話す形です。
A4の紙で3部。枚数に上限は書かれていませんが、5分で説明しきれる分量に収める必要があります。
日程
| 区分 | 対象 | 出願登録期間 | 書類提出期限(必着) | 試験日 | 試験場 | 合格発表 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Ⅰ期 | 全学部学科 | 2026年9月24日(木)〜10月7日(水) | 10月9日(金) | 10月18日(日) | 本学 | 11月2日(土) |
| Ⅱ期 | 法・経営・保健医療(健康スポーツ科学科・救急救命学科) | 11月24日(火)〜12月3日(木) | 12月5日(土) | 12月12日(土) | 本学・那覇 | 12月18日(金) |
| Ⅱ期 | 保健医療(看護学科)・歯学部 | 同上 | 同上 | 同上 | 本学 | 同上 |
Ⅱ期の一部学科は那覇でも受けられます。
2026年9月23日時点で、Ⅰ期の出願登録は9月24日(木)から始まります。
適性評価入試は、レポート+教科試験
本学専願です。日程は2回。
| 区分 | 出願登録期間 | 書類提出期限 | 試験日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|---|
| Ⅰ期 | 2026年11月1日(日)〜11月6日(金) | 11月9日(月) | 11月15日(日) | 12月1日(火) |
| Ⅱ期 | 11月24日(火)〜12月3日(木) | 12月5日(土) | 12月12日(土) | 12月18日(金) |
配点はこうです(法学部・経営学部・保健医療学部)。
| 選抜方法 | 内容 | 配点 | 時間 |
|---|---|---|---|
| レポート課題 | 志望学部学科のテーマで作成し出願時に提出 | 段階評価 | ー |
| 基礎学力テスト | 英語(英語コミュニケーションⅠ)、国語(現代の国語、言語文化〈古文・漢文除く〉)マークシート | 100点 | 10:30〜11:30 |
| 面接 | 個人面接(15分程度)※レポート課題の内容に関する口頭試問を含む | 段階評価 | 12:30〜随時終了 |
点数がつくのは基礎学力テストだけです。英語と国語のマークシート。古文・漢文は出ません。
そしてレポートは面接の口頭試問の材料になります。書いて出して終わりではありません。
出願書類には「英語外部試験結果利用申請書」(任意)もあります。
レポート課題の書き方が細かく指定されている
適性評価入試と特別選抜入試で提出します。
志望する学部学科のテーマに関するもので、新聞(Webのニュースサイトを含む)や雑誌等の記事の中から、自分が関心を持ったものを1つ選び、自分で調べたことや、それらを踏まえた自分の考えを800字から1,200字で述べてください。新聞や雑誌等の記事で、調べたことがわかる出典等を添付してください。
書くことは3つです。
- 記事を1つ選ぶ(新聞・Webニュース・雑誌)
- 自分で調べたことを書く
- それらを踏まえた自分の考えを書く
記事の要約だけでは足りません。「自分で調べたこと」が独立して求められています。記事を出発点に、もう一歩自分で調べる必要があります。
作成要領も具体的です。
パソコン・手書き、いずれも提出できます。 レポートには記事のコピーを添付してください。用紙が複数枚になる場合は、必ずホチキス止めをしてください。 (1)手書きで作成する場合 ・原稿用紙は、朝日大学受験生応援サイトからダウンロードし、A4用紙に片面印刷のうえ、ペン又はボールペン(文字が消せるペン等は不可)で作成してください。 ・タイトル及び氏名は文字数に含みません。 ・出典は、関心を持った記事の出典を明記してください。 (2)パソコンで作成する場合 ・A4版縦、横書き、1行40字で入力してください。 ・1行目にはタイトル、2行目には記事の出典、3行目には必ず氏名を入力してください。
パソコンでも手書きでも構いません。 手書きなら専用の原稿用紙(20×20)が大学サイトからダウンロードでき、「タイトル:」「出典:」「氏名:」の欄がついています。消せるペンは不可です。
探究学習評価入試は、報告書と発表で200点
法学部・経営学部・保健医療学部が対象です。
| 選抜方法 | 内容 | 配点 |
|---|---|---|
| 探究学習成果報告書 | 所定の様式で作成し出願時に提出 | 100点 |
| 探究学習成果発表 | 発表(探究学習成果発表資料に基づく)10分程度 | 100点 |
| 面接 | 個人面接(15分程度)※発表終了後そのまま | 段階評価 |
| 書類審査 | ー | 段階評価 |
報告書100点+発表100点で200点。4つの総合型選抜の中で、点数化される配点が最も大きい入試です。
発表の条件は信長入試と同じです。
・発表は、自分で作成した探究学習成果発表資料を持参し、口頭により10分程度で行ってください。パソコン、プロジェクター等の電子機器は使用できません。 〈資料の作成要領〉資料部数…3部(面接員用2部、本人用1部) 資料はA4サイズ、表紙に受験番号と氏名を記載してください。片面印刷で用紙の向きは縦横どちらでも構いません。
10分です。 信長入試の5分の倍。高校の探究活動を、紙の資料だけで10分説明します。
日程はⅠ期が10月18日(日)、Ⅱ期が12月12日(土)。信長入試と同じ日です。
・本入試(Ⅰ期)に出願する者は、本学指定校推薦入試には出願できません。
特別選抜入試は2月から3月。Ⅳ期は試験日に発表
最後の砦です。ただし注意書きがあります。
・募集状況により実施しない場合があります。 実施の有無については、2026年12月以降に朝日大学受験生応援サイトで公表します。
| 区分 | 出願登録期間 | 試験日 | 合格発表 | 手続締切 |
|---|---|---|---|---|
| Ⅰ期 | 2027年1月6日(水)〜1月22日(金) | 2月6日(土) | 2月17日(水) | 2月25日(木) |
| Ⅱ期 | 2月1日(月)〜2月19日(金) | 2月26日(金) | 3月5日(金) | 3月12日(金) |
| Ⅲ期 | 2月22日(月)〜3月8日(月) | 3月15日(月) | 3月19日(金) | 3月25日(木) |
| Ⅳ期 | 3月5日(金)〜3月15日(月) | 3月23日(火) | 3月23日(火) | 3月26日(金) |
Ⅳ期は試験日と合格発表日が同じです。3月23日に受けて、その日のうちに結果が出ます。
レポート課題は2つから選べます。
●法学部、経営学部、保健医療学部 健康スポーツ科学科・救急救命学科は、課題1または課題2のいずれかを選び、レポートを作成してください。 ●保健医療学部 看護学科及び歯学部は、課題2について、レポートを作成してください。 課題1:これまでにあなたが行ってきた取り組みから得たことを、大学生活でどのように生かすかを800字から1,200字で述べてください。高校生活での実績等がある場合は、活動報告書(所定様式)に記入し、成績や実績がわかる資料を添付してください。 課題2:(適性評価入試と同じ学科別テーマ)
課題1は記事を探す必要がありません。自分の取り組みを書けば成立します。スポーツの実績がある人向けに、活動報告書の様式も用意されています(ペン又はボールペンで自筆、最も高い競技記録を記入し、成績がわかる資料を添付)。
奨学金の申請書は出願時に出す
総合型選抜の出願書類には、任意提出の申請書がいくつも並んでいます。
- 学業奨励奨学金Ⅱ種(法学部、経営学部、保健医療学部 健康スポーツ科学科・救急救命学科)
- 沖縄特別奨学金・北海道特別奨学金
- 地方創生人材育成奨学金(法学部)
- 高度資格取得奨励奨学金(経営学部)
いずれも本学所定様式で、出願時に一緒に出します。あとから申請できるとは書かれていないので、該当しそうなものは出願前に確認してください。
また、信長入試の合格者でも使える制度があります。
奨学金チャレンジ制度(対象:法学部、経営学部、保健医療学部)
信長入試に合格すると原則ほかの入試を受けられませんが、この制度に申請して共通テスト利用入試Ⅰ期に出願する場合は例外とされています。
どこから手をつけるか
まず4つのうちどれで行くかを決めます。 大学で実現したい目標を語れるなら信長入試(専願・プレゼン5分100点)。探究活動をしてきたなら探究学習評価入試(報告書100点+発表10分100点)。教科試験で戦えるなら適性評価入試(基礎学力テスト100点)。2月以降なら特別選抜入試です。
信長入試のプレゼンは、テーマが2問構成です。 「実現したい目標は何か」と「そのためにどのような努力をするか」。両方に答えないとテーマに答えたことになりません。5分なので、目標に2分、努力に3分くらいの配分です。
紙の資料を3部作ります。 電子機器は使えません。A4、表紙に受験番号と氏名、片面印刷。面接員2人に配ることを前提に、手元で見やすい資料にしてください。
レポート課題を書くなら、まず記事を1本選びます。 学科別のテーマは公開されています。記事を選んだら、そこから自分で調べるのが必須です。800〜1,200字。記事のコピーを添付し、出典を明記します。消せるペンは不可です。
レポートは面接の口頭試問の材料になります。 適性評価入試も特別選抜入試も「レポート課題の内容に関する口頭試問を含む」と明記されています。書いた内容を説明できる状態にしておいてください。
探究学習評価入試なら10分の発表です。 資料は紙で3部。探究の問い・方法・結果・考察を、10分で組み立てます。
奨学金の申請書は出願時に同封します。 沖縄・北海道特別奨学金、地方創生人材育成奨学金(法学部)、高度資格取得奨励奨学金(経営学部)。該当するものがないか先に確認してください。
まとめ
- 朝日大学の総合型選抜は4つ(信長入試/適性評価入試/探究学習評価入試/特別選抜入試)
- 「学習成績」の基準がありません
- 信長入試のプレゼンテーマは公開されています:『あなたが朝日大学で実現したい目標は何ですか。そのためにどのような努力をしますか。』
- 信長入試の配点はプレゼンテーション(5分程度)100点のみ。面接と書類審査は段階評価です
- プレゼンはパソコン・プロジェクター等の電子機器が使えません。A4の紙資料を3部(面接員用2部・本人用1部)持参します
- 信長入試は本学専願で、合格者は本学を含め他の入試を受験できません(奨学金チャレンジ制度の共通テスト利用入試Ⅰ期を除く)
- 適性評価入試のレポート課題は学科別にテーマが公開されています(法学科「社会の様々な問題について」、看護学科「社会で求められる看護について」など)
- レポートは新聞・Webニュース・雑誌の記事を1つ選び、自分で調べたことと自分の考えを800字から1,200字で書きます。記事のコピーを添付します
- パソコンでも手書きでも可。手書きは専用原稿用紙をダウンロードし、消せるペンは不可。パソコンはA4版縦・横書き・1行40字です
- 適性評価入試で点数がつくのは基礎学力テスト(英語・国語〈古文・漢文除く〉マークシート)100点だけです
- レポート課題は面接での口頭試問の材料になります
- 探究学習評価入試は探究学習成果報告書100点+成果発表(10分程度)100点。発表も電子機器は使えません
- 特別選抜入試は2月〜3月の4回。Ⅳ期は試験日と合格発表日がどちらも3月23日(火)です
- 特別選抜入試の課題1は記事が不要で、「これまでの取り組みから得たことを大学生活でどう生かすか」を800〜1,200字で書きます
- 検定料は法・経営・保健医療が30,000円、歯学部が40,000円です
総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。岐阜県の私立大学は岐阜聖徳学園大学、岐阜女子大学、岐阜協立大学の記事にもあります。