秋田看護福祉大学の総合型選抜。看護学科はプレゼンのテーマが3つ公開されている
秋田看護福祉大学の総合型選抜は看護学科がプレゼンテーション+個別面接、医療福祉学科が個別面接のみ。プレゼンのテーマは「環境問題」「生活習慣病」「総合的な探究の時間で取り組んだテーマ」から選びます。
秋田看護福祉大学(秋田県大館市)の総合型選抜は、学科によって試験がまったく違います。
看護学科はプレゼンテーション+個別面接。医療福祉学科は個別面接だけ(エントリーシートに基づく口頭試問を含む)。どちらにも小論文はありません。
そして看護学科については、プレゼンテーションのテーマが3つ公開されています。
この記事は、秋田看護福祉大学が公開している試験日程・試験科目と、総合型選抜のプレゼンテーション要領をもとにまとめました。
出典:秋田看護福祉大学「入学者選抜について」「看護学科試験日程・試験科目」「医療福祉学科試験日程・試験科目」「令和9年度 総合型選抜(Ⅰ期・Ⅱ期)試験問題 看護学科【プレゼンテーション】」(いずれも2026年9月22日に確認)
日程は2回、会場は大館
看護学部看護学科(入学定員50名)と医療福祉学部医療福祉学科(入学定員40名)の2学科です。学校法人ノースアジア大学の系列で、一般選抜では秋田市のノースアジア大学も試験会場になります。
| 出願期間 | 試験日 | 試験地 | 合格発表日 | |
|---|---|---|---|---|
| Ⅰ期 | 令和8年10月7日(水)〜10月16日(金) | 10月24日(土) | 大館市(秋田看護福祉大学) | 11月2日(月) |
| Ⅱ期 | 令和8年11月25日(水)〜12月4日(金) | 12月12日(土) | 大館市(秋田看護福祉大学) | 12月21日(月) |
募集人員は医療福祉学科が10名、看護学科は若干名です。
出願資格は専願であることです。
本学を第一志望とする者(専願)で、次の[1]〜[3]のいずれかに該当する者。
評定の条件はありません。参考までに、学校推薦型選抜のほうには評定条件があります(看護学科は全体の学習成績の状況3.6以上、医療福祉学科は3.5以上、ただし高校在学中の資格取得や芸術・文化・スポーツ・生徒会等での活躍がある場合は3.2以上)。
看護学科はプレゼンテーション+個別面接
看護学科の総合型選抜の試験科目はプレゼンテーションと面接(個別)です。
プレゼンテーションの要領が、大学サイトでPDFとして公開されています。
時間:20分(プレゼンテーション10分、質疑応答10分)
質疑応答が発表と同じ10分あります。話す内容を用意するだけでなく、聞かれて答えられるところまで準備が要ります。
テーマは3つから1つ選ぶ
<テーマ> ・環境問題について ・生活習慣病について ・「総合的な探究の時間」などで取り組んだテーマ
3つ目が「総合的な探究の時間などで取り組んだテーマ」なので、高校で探究に取り組んできた人はそれをそのまま使えます。探究のテーマが決まっていない人は、環境問題か生活習慣病を選ぶことになります。
そして、何を話すかが指定されています。
1)上記のテーマの中から1つ選び、選んだテーマに対して、看護職者(医療職者)に求められる役割と、自分の考えなどをプレゼンテーションする。
ここが重要です。テーマそのものの説明ではありません。環境問題を選んだなら「環境問題とは何か」を説明するのではなく、環境問題に対して看護職者に求められる役割は何かを述べます。生活習慣病でも、探究のテーマでも同じです。
つまり、どのテーマを選んでも最後は看護職につなげる構成になります。
- 環境問題を選ぶなら:気候変動と熱中症、大気汚染と呼吸器疾患、災害時の衛生環境など、環境と健康をつなぐ論点を経由して看護職の役割へ
- 生活習慣病を選ぶなら:予防、保健指導、重症化予防、地域での健康づくりなど、看護職が直接関わる領域へ
- 探究のテーマを選ぶなら:自分が調べたことのどこが医療・健康と接続するかを見つけて、そこから看護職の役割へ
背景として気候変動への適応、予防医療、健康格差がそれぞれの下地になります。
資料は自分で作って持っていく
2)事前に作成した資料(図、表、絵、記事などを含む)をもとに、資料を提示しながらプレゼンテーションする。 3)ホワイトボード、プロジェクタ、スクリーンなどを使用することも可能である。 4)資料提出は不要である。予備として資料1部を印刷して持参する。
資料を使うことが前提になっています。「図、表、絵、記事などを含む」と例示されているので、文字だけでなく視覚的な材料を入れることが想定されています。組み立て方はプレゼン型入試と探究の発表にまとめました。
事前の提出は不要ですが、予備の印刷を1部持参します。機材が使えない場合の保険です。
機材については、大学のPCも自分のPCも使えます。
5)本学のPCを使用する場合:OSはWindows、アプリケーションはPowerPointを使用する。USBメモリに作成したデータを保存して持参する。 6)自分のPCを使用する場合:OSはWindows、アプリケーションはPowerPointを使用する。
どちらの場合もWindows+PowerPointという指定です。Macや Google スライドで作った場合は、PowerPoint形式に変換して動作を確かめておく必要があります。
不明な点は、事前に教務課入試係へ問い合わせるよう案内されています。
医療福祉学科は個別面接のみ
医療福祉学科の総合型選抜の試験科目は1つだけです。
面接(個別:エントリーシートに基づく口頭試問を含む)
プレゼンテーションも筆記もありません。そのかわり、エントリーシートに基づく口頭試問があります。
口頭試問がある以上、エントリーシートに書いたことはすべて聞かれる前提で書く必要があります。書いた内容を自分の言葉で説明できるか、なぜそう考えたのかを答えられるか。ここが評価の中心になります。書き方は志望理由書の完全ガイド、想定質問は面接の頻出質問を参考にしてください。
募集人員は10名で、入学定員40名の4分の1です。看護学科より枠が大きく設定されています。
総合型選抜に小論文はない
両学科とも、総合型選抜では小論文が課されません。小論文が出るのは学校推薦型選抜と一般選抜です。
| 選抜 | 看護学科 | 医療福祉学科 |
|---|---|---|
| 総合型選抜 | プレゼンテーション+面接(個別) | 面接(個別・口頭試問を含む) |
| 学校推薦型選抜 | 小論文、面接(集団) | 小論文、面接(個別) |
| 一般選抜(前期・後期) | 筆記試験・小論文、面接(個別) | 筆記試験・小論文、面接(個別) |
一般選抜の筆記試験は、国語(「現代の国語」「言語文化(近代以降の文章)」)と英語(「英語コミュニケーションⅠ、Ⅱ」「論理・表現Ⅰ」)が各100点で必須です。国語は近代以降の文章のみで、古文・漢文は出ません。
一般選抜の試験地は大館市(秋田看護福祉大学)のほか、秋田市(ノースアジア大学)と仙台市にも設けられています。
総合型選抜で決まらなかった場合に備えるなら、小論文の練習は必要ということになります。書き方は小論文の完全ガイドから。
どこから手をつけるか
- 志望学科を確認する。 看護学科はプレゼン、医療福祉学科は面接だけです
- 看護学科ならテーマを選ぶ。 探究に取り組んできたなら3つ目が使えます
- 選んだテーマを「看護職者に求められる役割」につなげる。 ここが指定されています
- 資料を作る。 図、表、絵、記事などを入れて、提示しながら話します
- PowerPointで作り、USBメモリに入れる。 Windows+PowerPointという指定です
- 予備の印刷を1部用意する。 提出は不要ですが持参します
- 質疑応答10分に備える。 発表と同じ長さがあります
- 医療福祉学科ならエントリーシートを丁寧に書く。 口頭試問で全部聞かれます
まとめ
- 秋田看護福祉大学の総合型選抜はⅠ期(10月24日)とⅡ期(12月12日)。会場は大館市の本学です
- 試験科目が学科で違います。看護学科はプレゼンテーション+個別面接、医療福祉学科は個別面接(エントリーシートに基づく口頭試問を含む)のみ
- どちらの学科も総合型選抜に小論文はありません(学校推薦型選抜と一般選抜には小論文があります)
- 看護学科のプレゼンのテーマは3つ公開されています。「環境問題について」「生活習慣病について」「『総合的な探究の時間』などで取り組んだテーマ」
- テーマを1つ選び、「看護職者(医療職者)に求められる役割と、自分の考え」を述べます。テーマの説明ではありません
- 20分(プレゼン10分、質疑応答10分)で、質疑応答が発表と同じ長さです
- 事前に作成した資料を提示しながら発表します。提出は不要ですが、予備1部を印刷して持参します
- ホワイトボード、プロジェクタ、スクリーンが使えます。PCは大学のものも自分のものも使えますが、Windows+PowerPointという指定です
- 募集人員は医療福祉学科10名、看護学科は若干名です
- 総合型選抜は専願ですが、評定の条件はありません
総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。秋田県の私立大学はノースアジア大学と日本赤十字東北看護大学の記事にもあります。