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名古屋芸術大学の総合型選抜。小論文800字が使えるのは科目選択型(2期のみ)と特別枠

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名古屋芸術大学の2027年度 総合型選抜は体験授業型・自己PR型・実技型・科目選択型など。小論文(50分・800字程度・200点)を選べるのは2期のみの科目選択型で、基礎学力検査との選択制です。

名古屋芸術大学は愛知県北名古屋市にある私立大学です。芸術学部 芸術学科(音楽・舞台芸術・美術・デザイン・芸術教養の5領域)と教育学部 子ども学科を置いています。

2027年度の総合型選抜は体験授業型・自己PR型(活動評価型/未来評価型)・実技型・科目選択型・プロフェッショナルアーティストの5方式。芸術系らしく実技や作品が中心ですが、小論文で受けられる道も用意されています。

ただし条件があります。小論文を選べるのは科目選択型入試で、しかも2期のみ。そして基礎学力検査との選択制です。

出典:名古屋芸術大学「入試情報」(https://www.nua.ac.jp/examinee/entrance/ )、「入学試験[総合型選抜]」(https://www.nua.ac.jp/examinee/entrance/selection/ )、「入学試験[総合型選抜(特別枠)]」(https://www.nua.ac.jp/examinee/entrance/special/ )。いずれも2026年9月23日に確認しました。詳細は「2027年度学生募集要項」で確認してください。

総合型選抜の5方式

方式 専願/併願 実施期 小論文
体験授業型入試 専願 1期のみ なし
自己PR型入試(活動評価型) 併願 1期・2期 なし
自己PR型入試(未来評価型) 併願 1期・2期 なし
実技型入試 併願 1期・2期 なし
科目選択型入試 併願 2期のみ あり(基礎学力検査との選択)
プロフェッショナルアーティスト入試 併願 1期・2期 なし(音楽領域PAコースのみ)

専願は体験授業型だけで、残りはすべて併願可能です。芸術系の大学としては併願の自由度がかなり高い設計になっています。

対象は全学部全学科全領域(音楽領域プロフェッショナルアーティストコースを除く)です。

科目選択型入試なら小論文で受けられる

大学はこの方式をこう説明しています。

科目選択型入学試験は、各学科・領域が求める基礎的な学力や理解度について、基礎学力検査または小論文および志望理由書により選抜を実施する「併願可」の入学試験方式です。

配点は300点満点です。

評価項目 配点
志望理由書(事前テーマ設定) 100点
基礎学力検査または小論文(いずれか1つを選択) 200点

選べる2つの中身はこうです。

選択肢 内容 時間
基礎学力検査 英語・数学・国語から出願時に2科目選択 50分
小論文 課題は当日出題、800字程度 50分

基礎学力検査の出題範囲は、英語が「英語コミュニケーションⅠ」、数学が「数学Ⅰ」、国語が「現代の国語、言語文化(古文・漢文は除く)」。いずれも1年次の範囲です。

小論文は50分で800字程度。芸術系の受験で実技に自信がない人、あるいは実技以外の力で評価されたい人にとって、この200点は貴重な選択肢になります。

ただし繰り返しになりますが、科目選択型は2期のみです。

項目 2期の日程
インターネット出願登録期間 2026年11月16日(月)10:00〜12月7日(月)17:00
提出書類郵送期限 2026年12月8日(火)
試験日 2026年12月12日(土)
合格発表日 2026年12月18日(金)
入学手続期限 2027年1月21日(木)

志望理由書は「事前テーマ設定」と書かれているので、当日書くものではなく、事前にテーマが示されて準備する形式だと読めます。100点分あるので、こちらも軽視できません。

体験授業型はレポート300点だけ

唯一の専願方式です。流れが独特で、体験授業に参加してレポートを出し、それで出願可否が決まります。

段階 内容
1 体験授業申し込み
2 体験授業
3 エントリー登録(体験授業レポートを提出)
4 出願許可
5 インターネット出願

体験授業は2回設定されていました。

回 体験授業 エントリー登録 出願許可
1回目 2026年7月18日(土) 2026年9月1日(火)〜9月6日(日) 2026年9月16日(水)
2回目 2026年9月12日(土) 2026年9月15日(火)〜9月20日(日) 2026年9月30日(水)

そして選抜方法が明快です。

評価項目 配点
体験授業レポート 300点

内訳も公開されています。

①体験授業内容の理解と学び(100点) ②制作・体験授業への取り組みと工夫(100点) ③振り返りと発展(100点)

試験当日の試験はなく、レポート300点で決まります(調査書は参考資料)。①理解、②取り組み、③振り返りと発展という3本柱は、体験授業を受けながら何を書くかを設計しておける構造です。

「振り返りと発展」の100点が特に重要で、体験して終わりではなく、そこから何を考え、どうつなげるかが問われます。これは小論文でいう「自分の考えを述べる」部分にあたります。

出願は2026年10月1日(木)〜10月9日(金)、合格発表は11月3日(火)です。

自己PR型は2種類

自己PR型入試には活動評価型と未来評価型があります。

本学アドミッション・ポリシーの理解を前提に、「自己PRシート」およびプレゼンテーションを通じて、主体性、多様性、協働性、創造性等を問う方式

型 配点
活動評価型 自己PRシート100点+プレゼンテーション(約10分)200点+プラスα加点 最大10点
未来評価型 自己PRシート100点+プレゼンテーション(約10分)200点

活動評価型にだけプラスα加点(最大10点)があります。過去の活動実績を評価する型なので、資格や表彰が加点されるのだと読めます。

未来評価型は加点がないかわりに、これまでの実績を問われにくい設計です。高校時代に目立った活動がなくても、これからやりたいことを語れるなら未来評価型、という選び方ができます。

どちらもプレゼンテーション約10分で200点。配点の3分の2を占めます。

実技型とプロフェッショナルアーティスト入試

実技型入試は実技試験200点+個人面談100点。プロフェッショナルアーティスト入試は音楽領域プロフェッショナルアーティストコース専用で、声楽・鍵盤楽器・弦楽器・管楽器・打楽器は指定課題曲の演奏200点+個人面談(約10分)100点、作曲は作品提出およびプレゼンテーション200点+個人面談100点です。

これらの1期の試験日は2026年10月17日(土)、2期は12月12日(土)です。

特別枠では小論文が主役になる学科もある

総合型選抜(特別枠)として、社会人&シニア入試・海外帰国生徒入試・外国人留学生入試があります(いずれも併願、1期・2期)。

配点は共通で500点満点です。

評価項目 配点
志望理由書(本学所定様式) 100点
実技試験または小論文など(領域による) 200点
個人面接(約10分) 200点

真ん中の200点が領域で変わります。

領域・コース 200点分の内容
音楽Ⅰ類(声楽・鍵盤楽器・弦管打) 実技試験(指定実技)約10分
音楽Ⅱ類(ウインドアカデミー、ポップス・ロック&パフォーマンス) 実技試験または小論文(800字程度・50分)のいずれかを選択
音楽Ⅲ類(ダンスパフォーマンス、声優アクティング) 実技試験(指定実技/指定課題)
音楽Ⅳ類(サウンドメディア・コンポジション、ミュージックエンターテインメント・ディレクション、音楽ケアデザイン、音楽総合) 実技試験または小論文のいずれかを選択
美術領域 自己作品持参によるプレゼンテーション(約10分)
デザイン領域・芸術教養領域・子ども学科 小論文(800文字程度・50分)

デザイン領域・芸術教養領域・子ども学科では、小論文が唯一の200点です。社会人・シニア、海外帰国生徒、外国人留学生の枠ではありますが、この大学が小論文をどの程度の比重で見ているかがよくわかる配点です。

試験日は1期が2026年11月14日(土)、2期が2027年2月3日(水)です。

デザイン領域は入学時にコースを選ばない

入試とは別ですが、出願時に知っておくべき情報があります。

入学時のコース選択はありません。2年次に上記9コースからの選択制です。出願の際は「デザインファンデーション」を選択してください。

デザイン領域は入学時点でコースを決めず、2年次に9コースから選ぶ方式です。出願では「デザインファンデーション」を選びます。募集定員170名と、芸術学科のなかで最大の枠です。

どこから手をつけるか

小論文で受けたいなら科目選択型入試(2期)です。志望理由書100点+小論文200点。50分で800字程度、課題は当日出題なので、時間内に書き切る練習が中心になります。芸術・デザイン・教育に関わるテーマを想定して、時事的な話題に自分の考えを重ねる訓練をしておいてください。志望理由書は事前テーマ設定なので、こちらは時間をかけて準備できます。

実技に自信があるなら実技型、プレゼンで勝負したいなら自己PR型。活動実績があるなら活動評価型(プラスα加点あり)、これからのビジョンを語るなら未来評価型です。

この大学が第一志望で、早く決めたいなら体験授業型。ただし専願で、1期のみ、しかも体験授業に参加していないと出願できません。2027年度入試の体験授業はすでに終わっています。高校2年生以下の人が覚えておくべき入試です。

いずれにしても出願はすべてインターネット出願で、体験授業型のエントリー登録も同じサイトから行います。出願書類の様式(様式1〜11)は大学サイトからダウンロードできます。

まとめ

  • 名古屋芸術大学の2027年度 総合型選抜は体験授業型・自己PR型(活動評価型/未来評価型)・実技型・科目選択型・プロフェッショナルアーティストの5方式
  • 専願は体験授業型だけ。ほかはすべて併願可
  • 小論文を選べるのは科目選択型入試(2期のみ)。50分・800字程度・200点で、基礎学力検査(英語・数学・国語から2科目選択)との選択制。課題は当日出題
  • 科目選択型にはほかに志望理由書(事前テーマ設定)100点がある
  • 体験授業型は体験授業レポート300点のみ(①理解と学び100点 ②取り組みと工夫100点 ③振り返りと発展100点)
  • 自己PR型は自己PRシート100点+プレゼンテーション約10分200点。活動評価型にはプラスα加点(最大10点)がある
  • 試験日は1期=2026年10月17日(土)/2期=12月12日(土)
  • 総合型選抜(特別枠)では、デザイン領域・芸術教養領域・子ども学科の200点が小論文(800文字程度・50分)
  • デザイン領域は入学時にコースを選ばず、2年次に9コースから選択。出願では「デザインファンデーション」を選ぶ

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。愛知県の私立大学は愛知医科大学、藤田医科大学、中部大学の記事にもあります。

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