桐朋学園大学の総合型選抜。区分が4つあり、小論文を書くのはミュージコロジー専攻だけ
桐朋学園大学音楽学部の2027年度総合型選抜を4区分の入試要項から整理しました。総合型入試・特待生・飛び入学・外国人留学生入試の4つがあり、専願です。小論文があるのはミュージコロジー専攻だけで90分。公開されている小論文の過去問は一般選抜のものです。配点は4区分69ページに「配点」の語が1件もありません。
桐朋学園大学音楽学部の総合型選抜は、★区分が4つあります。名前に「総合型」が付かない方式が紛れているのではなく、逆に★「特待生」「飛び入学」「外国人留学生入試」を大学が総合型選抜に分類しています。
| 区分 | 募集人員 | 対象専攻 |
|---|---|---|
| ★総合型選抜(総合型入試)A日程 | ★25名 | ★全10専攻 |
| 総合型選抜(総合型入試)B日程 | 若干名 | 全10専攻 |
| ★総合型選抜(特待生)Ⅰ期・Ⅱ期 | 若干名 | ★ピアノ・弦楽器のみ |
| ★総合型選抜(飛び入学) | 若干名 | ★ピアノ・弦楽器のみ |
| 総合型選抜(外国人留学生入試) | 若干名 | 全10専攻 |
要項も「入試要項 総合型選抜(○○) 桐朋学園大学音楽学部 2027」という体裁で★4本が別々のPDFとして公開されています。入試結果の表でも「大学『総合型選抜(特待生)』」「大学『総合型選抜(飛び入学)』」と書かれています。
必ず最新の入試要項で確認してください。日程・募集人員・選考方法は年度によって変わります。この記事は2027年度 総合型選抜の4区分の入試要項(2026年6月15日公開)によります。 出典:桐朋学園大学 募集要項。2026年10月5日に確認しました。
★総合型選抜4区分はいずれも専願です(飛び入学だけ「専願」の明文がありません)。
★学部は音楽学部 音楽学科の1学部1学科+10専攻で、会場は★仙川キャンパスと調布キャンパス(ともに東京都調布市)だけです。富山キャンパスは大学院大学生とオーケストラ・アカデミー生の施設で、★学部入試は行われません(4区分のPDFに「富山」が1件も出てきません)。
小論文を書くのはミュージコロジー専攻だけ
★ここがいちばん大事な点です。
総合型選抜(総合型入試A・B)/ミュージコロジー専攻
| № | 試験 |
|---|---|
| (1) | ★専攻小論文(1時間30分) |
| (2) | ★専攻外国語(1時間30分)。英語・ドイツ語・フランス語から★1カ国語を選択。★辞書(電子辞書を含む)持ち込み可 |
| (3) | 面接。「Ⅰ 専門科目」で聴音・新曲視唱を受験しない場合は、★面接試験時に楽器等演奏を行う |
★専攻小論文は90分です。★字数指定・出題分野・持ち込みの可否は要項に書かれていません(辞書持ち込み可と書いてあるのは専攻外国語の行だけで、小論文の行にはありません)。
★外国語は出願時に1カ国語を選び、出願後の変更ができません。志願票の記入要領に「1カ国語を選択し、番号を○で囲む。出願後の変更は不可」と明記されています。
ミュージコロジー専攻は小論文のほかに★楽典(1時間)も課されます。聴音・新曲視唱(B課題)は★「楽器等演奏」との選択制で、どちらかを選びます。
★外国人留学生入試のミュージコロジー専攻だけ、小論文に「解答は日本語または英語とする。辞書持ち込み可。」と書かれています。国内向けの総合型入試A・Bの小論文には、この2つの記載がありません。
公開されている小論文の過去問は、総合型選抜のものではない
★ここは誤解しやすいところです。
大学サイトの「過去の入試問題」に★2019年度〜2026年度の8年分がPDFで公開されていて、ミュージコロジー専攻の小論文課題も入っています。
★ただし、PDFの冒頭見出しは「2026年度 大学一般選抜(対面) ミュージコロジー専攻 小論文課題」です。2025年度も同じく「大学一般選抜(対面)」です。
★総合型選抜で出題された小論文課題は公開されていません。
それでも読む価値はあります。小論文の試験時間(★1時間30分)と外国語の条件(★英・独・仏から1カ国語、辞書・電子辞書可)は、★一般選抜とミュージコロジー専攻で同一です。要項の記載が一致しています。
2026年度 一般選抜 ミュージコロジー専攻 小論文課題の形式(A4・1枚)
★課題文1本(語注1つ付き)を読んで設問4問に答える形式です。★字数指定は問題用紙上にありません。
| № | 設問 |
|---|---|
| ① | 音楽を「★国家統治」のための手段として用いる場合、どのような用法が考えられるか、★いくつか例を挙げて説明しなさい |
| ② | ハンスリックは、★意味の異なる歌詞を当てはめることによって、何を証明しようとしたのか。★なるべく分かりやすく説明しなさい |
| ③ | ★ベートーヴェンの《第九》は、なぜさまざまな場面で用いられたのだろうか。★あなたの考えを述べなさい |
| ④ | 上記の文章をふまえた上で、★音楽教育のあるべき姿について★自由に論じなさい |
★①②は読解、③④は論述という段差があります。①②は課題文の該当段落が設問に指定されていて、★「第2段落参照」「第3段落参照」と書かれています。
2025年度は2題構成でした。Ⅰが課題文読解型、もう1題は★文化庁系の資料(アートマネジメント)を素材にした設問3問です。
| № | 設問 |
|---|---|
| 1 | ★アートマネジメントを担う人材に必要な知識 |
| 2 | ★アートマネジメントが芸術創造に影響を与えるケース |
| 3 | ★「アートマネジメント」のわかりやすい言い換えを1つ記し、その理由 |
★2024年度以前は科目名が「音楽学」で、「小論文」ではなく「作文問題」として掲載されています(2019〜2024年度)。★「ミュージコロジー専攻 小論文課題」の表記になったのは2025年度からです。
★出題意図・採点基準は公開されていません。模範解答が用意されているのは一般学科(国語・英語)だけで、★それも申込制です。
外国語の過去問も形式がわかります。2026年度の【英語】は★The Japan Timesの記事(2025年10月31日付)を素材に、注4つを付けて、1. 下線部の語の説明(日本語)、2. 下線部の日本語訳、の2問でした。
専攻ごとの試験科目。楽典を課さない専攻がある
★試験は「Ⅰ 専門科目」「Ⅱ 専攻別試験および面接」「Ⅲ 学修計画書」の3列構成です。
| 専攻 | 楽典 | 聴音・新曲視唱 | 副科ピアノ |
|---|---|---|---|
| ピアノ | ○ | ★A課題 | ★なし |
| 弦楽器・管楽器・打楽器・ハープ・声楽・古楽器(チェンバロ以外) | ○ | B課題 | ○ |
| ★古楽器(チェンバロ) | ○ | B課題 | ★なし |
| ★作曲(創作) | ★課さない | ★A課題 | ★(楽器等演奏) |
| 作曲(MSD) | ○ | B課題 | ★(楽器等演奏) |
| ★指揮 | ★課さない | ★A課題 | ★(理論ピアノ) |
| ★ミュージコロジー | ○ | ★(B課題)と楽器等演奏の選択 | ★受験不要 |
★楽典を課さないのは作曲(創作)と指揮の2つだけです。大学サイトは「楽典(1時間)」と一律に書いていて免除専攻を書いていないので、★要項の表で確認してください。
★副科ピアノが「なし」なのはピアノ専攻とチェンバロだけです。作曲は★「副科ピアノに代わり楽器等演奏」、指揮は★「副科ピアノに代わり理論ピアノ」と、代替試験が課されます(大学サイトは「受験不要」とだけ書いているので誤解しやすいところです)。
- ★楽典は1時間、聴音は1時間
- 新曲視唱は★原則として固定ド唱法。移動ド唱法でもよい
- 副科ピアノの課題は★自由曲1曲(ソナチネ・アルバム程度以上、暗譜)
★「楽器等演奏」の仕様も要項に書かれています。
- 楽器演奏または歌唱。★弾き語りも可。伴奏者はなし
- ★使用楽器、ジャンル、演奏曲目は問わない
- ★出願時に使用楽器と楽曲名・作曲者名を所定の欄に記入
- ★演奏時間は3分以上5分以内が目安
指揮専攻の専攻別試験には★スコアリーディング(弦楽合奏16小節程度/移調楽器を含む四声体8小節程度、★予見時間はそれぞれ1分)と、理論ピアノの★新曲初見演奏(予見時間5分)があります。
★コールユーブンゲン・楽曲分析・和声筆記は、2027年度の総合型選抜4区分の要項に記載がありません(「コールユーブンゲン」「楽曲分析」の語が0件)。和声課題は過去問として公開されていますが、総合型の試験科目欄には和声の筆記試験が書かれていません。
試験免除の認定証をもらえる機会は、もう終わっている
出願時に「認定証」のコピーを出した科目(★ソルフェージュ=聴音・新曲視唱、楽典)は★試験が免除されます。
★ただし認定証は、本学の2026年度夏期講習の認定試験に合格した人にだけ発行され、2026年度中に発行されたものに限ります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施日 | ★2026年7月30日(1回だけ) |
| 対象 | 高校3年生以上の講習会受講者(希望者のみ。★ソルフェージュ・楽典の講習会授業を対面で受けていること) |
| 受験料 | ★無料 |
| 試験方法 | 入学試験に準じる |
★2027年度からは冬期講習で認定試験を実施しません。冬期講習ページに「2026年度より、対面方式のみでの実施となります。冬期講習においては「認定試験」は実施しません」と明記されています(2026年度までは7月・12月の2回ありました)。
★つまり2027年度入試で認定証を取る機会は2026年7月30日の1回だけで、すでに終わっています。
配点は4区分69ページに1件も書かれていない
★2027年度の総合型選抜4区分のPDFを全文検索した結果、「配点」「満点」「〇〇点」「合計点」「総点」の語が1件もありません(4本すべて0件)。大学サイトの募集要項ページにも配点の記載がありません。
選考方法として書かれているのは、この文だけです。
| 区分 | 選考方法(要項の文言) |
|---|---|
| 総合型入試A・B | 「選考は試験(専門科目、専攻実技、面接)および★学修計画書の書類審査による」 |
| ★特待生 | 「★一次試験は書類審査、二次試験は専攻実技・面接により合否を決定する」 |
| ★飛び入学 | 「★一次試験は書類審査、二次試験は専攻実技・面接により、合否を決定する」 |
| 外国人留学生 | 「選考は試験(専攻実技、面接、専門科目)および★個人調査票の書類審査による」 |
★比重も段階選抜の基準も書かれていません。
★2026年度と2027年度の試験科目表は完全に同一(専攻ごとの○/―/A課題/B課題の割り付けがすべて一致)で、★両年度とも配点の記載がありません。
推薦書の有無では総合型と推薦型を区別できない
★これは要注意です。
★総合型選抜(飛び入学)は、出願資格が「高等学校長等が責任をもって推薦するもの」で、推薦書2通が必須です。
- ★専攻実技指導者が作成し厳封したもの1通
- ★高等学校長が作成し厳封したもの1通
- 出身学校から推薦書が得られない場合は、その理由とともに届け出る
つまり★推薦書を要する総合型選抜が存在します。見分け方は次の3点です。
| № | 見分け方 |
|---|---|
| 1 | ★大学の分類名そのもの(要項の表紙・募集要項ページの区分名)が唯一の確実な手がかり |
| 2 | ★出願主体。学校推薦型(指定校)は「本学が指定した高校」に限られ、情報が高校経由で流れる。総合型(飛び入学)は校種の指定がなく、受験生が直接出願する(高校長の推薦は添付書類として要求されるだけ) |
| 3 | ★学力検査の有無。学校推薦型(指定校第二種)は★書類審査のみ。総合型選抜はすべて試験(実技・面接など)を伴う |
一般選抜との境界は明確です。
| 判別材料 | ★総合型選抜4区分 | 一般選抜 |
|---|---|---|
| ★一般学科(国語・英語) | ★なし | ★あり(国語・英語 1時間30分で2教科) |
| ★第2志望専攻 | ★制度なし(4区分のPDFに「第2志望」が0件) | ★1回の出願で第2志望専攻まで出願できる |
| ★専願 | ★専願(飛び入学のみ明文なし) | 条件なし |
| 募集人員 | 総合型入試A日程25名 | 40名 |
(参考)学校推薦型選抜は、指定校第一種が募集15名・★評定平均値3.0以上、指定校第二種が募集50名で★桐朋女子高等学校音楽科のみを指定校とし、★教授会が出願書類の審査を行うだけ(学力試験なし)です。
出願資格。特待生は既卒不可、飛び入学は高2から
| 区分 | 出願資格の要点 |
|---|---|
| 総合型入試A・B | 高校卒業(見込)等の★いずれかを満たし、本学への入学を★専願とする者。★既卒も出願でき、年数の上限は要項に記載なし |
| ★特待生 | ★2027年3月 高等学校卒業見込者で専願する者。★既卒は出願できません。加えて「専攻として志願する楽器等演奏に関して優れた能力」「★これまでに国内外のコンクールや演奏活動において、顕著な実績を有している者」の★すべてを満たす |
| ★飛び入学 | ★現在 高校2年(中等教育学校5年)に在学し、2027年3月31日において満17歳以下の者〔高卒認定合格者は満17歳〕。優れた能力と、★国内外のコンクール等での顕著な実績。★高等学校長等の推薦が必要 |
| 外国人留学生 | 日本国以外の国籍(永住者を除く)、12年課程修了等、★日本語能力試験N2レベル以上、在留資格を「留学」に変更できる、★確実な身元保証人が日本国内にいる |
「記載なし」を確認した項目(総合型入試A・B)
| 項目 | 確認結果 |
|---|---|
| ★評定平均値の基準 | ★要項に記載なし(「評定」の語が0件) |
| ★英語資格・外部検定 | ★4区分すべて記載なし(外国人留学生入試のみ日本語能力試験N2が必須) |
| ★事前イベント参加・レッスン受講 | ★要項に記載なし(「オープンキャンパス」「体験レッスン」「事前相談」「事前面談」「エントリー」がいずれも0件)。夏期・冬期講習の受講は任意 |
| ★入学前教育 | ★要項に記載なし(「入学前教育」0件) |
※★飛び入学にも評定平均値の出願基準はありません。飛び入学の要項には調査書の作り方として「各教科の評定平均値は第1・2学年の評定の平均を記入」という指示がありますが、これは★高校に調査書を作ってもらうための技術的な指示で、出願の基準ではありません。
★飛び入学で入学した人には高等学校の卒業資格がありません。ただし大学での単位修得状況をもとに、高校3年の課程を修了した者と同等以上の学力を有することを★文部科学大臣が認定することができると要項に書かれています。
日程。特待生Ⅱ期はⅠ期で定員が埋まると実施されない
総合型選抜(総合型入試)
| ★A日程 | B日程 | |
|---|---|---|
| 検定料納入 | 2026年9月14日9:00〜★9月28日23:59 | 2027年2月17日〜3月12日 |
| 書類郵送 | 2026年9月14日〜★9月28日必着 | 2027年2月17日〜3月12日必着 |
| 試験日 | ★10月31日 調布(専門科目を予定)/★11月1日 仙川(専攻別試験・面接を予定) | ★2027年3月20日 仙川(すべての試験) |
| ★ピアノ課題Ⅰの演奏箇所発表 | ★10月31日15時(学内掲示+HP) | ★3月19日15時 |
| 合格発表 | 2026年11月11日11時予定 | 2027年3月20日19時予定 |
| 入学手続 | 11月12日〜11月23日【郵送必着】 | 3月22日〜3月24日【郵送必着】 |
★ピアノ専攻は課題Ⅰの演奏箇所が試験当日15時に発表されます(B日程は前日)。
総合型選抜(特待生)
| Ⅰ期 | ★Ⅱ期 | |
|---|---|---|
| 書類郵送 | 2026年10月1日〜★10月8日必着 | 2026年11月9日〜★11月19日必着 |
| 一次試験 | ★書類選考(発表 10月22日18時) | ★書類選考(発表 11月30日18時) |
| 二次試験 | 2026年11月7日 | ピアノ 12月15日/弦楽器 12月16日 |
| 二次合格発表 | 2026年11月11日11時 | 2026年12月18日16時 |
★Ⅱ期はⅠ期で募集人員を満たさなかった場合のみ実施します(要項に明記)。
総合型選抜(飛び入学)は書類郵送が2026年11月9日〜★11月19日必着、一次が書類選考(発表11月30日18時)、二次が★ピアノ12月15日/弦楽器12月16日、二次合格発表が12月18日16時です。
★合格発表は「受付番号」を学内掲示(仙川キャンパス1Fロビー)と大学ホームページで行います。ホームページでの発表は★「受験生の便宜を考慮して補助的に行うもの」で、★掲載は合格発表日を含めて3日間です。
Web出願ではない。書類は手書きで郵送する
★ここを間違えると出願できません。
★「WEB出願申請準備フォーム」という名前のフォームがありますが、これは出願書類のテンプレートをダウンロードするためのもので、出願そのものではありません。
| STEP | 内容 |
|---|---|
| 1 | ★出願書類のダウンロード。フォームを入力・送信 → 受付完了メールを受信 → メールのURLから出願書類を確認 → ★ダウンロードして印刷・記入 |
| 2 | ★入学検定料の納入(銀行振込) |
| 3 | ★出願書類・振込明細の郵送 |
★郵送はレターパックライト(ダウンロードした「出願書類送付先票」を宛先欄に貼る)。★レターパックライトに入らないサイズの場合は簡易書留郵便も可です(2027年度から追加されました)。
★学修計画書・志望理由・活動報告書・個人調査票は「受験者本人が、ペン書きで記入すること」と要項に明記されています(2027年度から新しく書かれた指定です)。★ワープロ・印刷は想定されていません。
総合型選抜(総合型入試A・B)の出願書類
| 記号 | 書類 | 条件 |
|---|---|---|
| a | 志願票・★受験曲目票 | ★出願後の受験曲目等の変更は認めない |
| b | 受験証(写真貼付) | 正面上半身脱帽・背景なし・★3カ月以内撮影・タテ4cm×ヨコ3cm、裏面に氏名 |
| c | ★学修計画書 | ★受験者本人がペン書きで記入。字数指定・設問文は要項に記載なし |
| d | 調査書 | 文科省所定様式、★出願前3カ月以内に発行、★厳封 |
| e | ★受験証返送用封筒 | ★長3サイズ・410円分の切手、封筒右下に「専攻」 |
| f | ★伴奏譜(コピー譜可) | 弦楽器・管楽器・打楽器・古楽器(チェンバロを除く)・声楽。無伴奏で受験する作品を除く。★コピー譜は屏風綴じなど伴奏者が演奏しやすい体裁に |
| g | 振込証憑書類 | ATM利用明細のコピー等 |
| h | (任意)学生会館入居願 | ★女子学生のみ入居可能 |
| i | (任意)★奨学金申請書 | ★A日程のみ。別封筒に入れ「奨学金関係書類在中」と★朱書き |
| j | (任意)認定証のコピー | ソルフェージュ、楽典。★2026年度中に発行されたものに限る |
★特待生・飛び入学では「学修計画書」ではなく「志望理由・活動報告書」を提出します(字数・設問文は要項に記載なし)。★飛び入学はこれに推薦書2通が加わります。
★出願時に文章を書かせるもので分量が決まっているのは、作曲(MSD)の作品解説(A4用紙2枚以内)だけです。学修計画書・志望理由・活動報告書・個人調査票には要項上の字数指定がありません。
作曲(MSD)の作品解説に含める項目(要項が指定)
- 作曲者氏名(★共同制作の場合は他分野の制作者氏名・役割も)
- 作品タイトル/★制作意図
- ★使用した手法、機材、ソフトウェアなど
- ★制作の背景や過程、工夫した点など
作品は★自作品2点の楽譜(紙媒体)で、音源・映像を付ける場合はCD-R・DVD-R・Blu-ray・USBメモリ。★映像の際は作曲者氏名を出さないようにすること(2027年度から追加)。★提出物は返却されません。
★演奏動画の提出は、2027年度の総合型選抜にはありません(4区分の要項に「動画」提出の指定がありません)。
面接は実技試験の直後
- ★全専攻・全区分で面接があります
- 総合型入試A・B:「ピアノ、弦楽器、管楽器、打楽器、ハープ、古楽器、声楽専攻については★実技試験の直後に面接を行う」
- 特待生・飛び入学:「★面接は実技試験の直後に行います」(2027年度から新しく書かれました)
- ミュージコロジー:★「面接と演奏は同じ部屋で実施する(各人の演奏終了後、その場で面接を行う)」
- ★面接の時間・形式(個人/集団)・質問内容は要項に記載がありません。★「口頭試問」「プレゼンテーション」の語も要項に出てきません
入試結果。飛び入学は8年で合格者1名
★専攻(楽器)ごとの定員はありません(入試結果ページに明記)。専攻別の内訳も公開されていません。
2026年度
| 区分 | 定員 | 出願 | 受験 | 合格 | 入学 |
|---|---|---|---|---|---|
| ★総合型(総合型A日程) | 25 | ★36 | 36 | ★35 | 35 |
| 総合型(総合型B日程) | 若干名 | 8 | 8 | 7 | 7 |
| ★総合型(外国人留学生) | 若干名 | 6 | 5 | ★2 | 1 |
| 総合型(特待生) | 若干名 | 3 | 3 | 3 | 3 |
| ★総合型(飛び入学) | 若干名 | ★0 | 0 | 0 | 0 |
| (参考)一般選抜 | 40 | 47 | 46 | ★43 | ★26 |
2025年度
| 区分 | 定員 | 出願 | 受験 | 合格 | 入学 |
|---|---|---|---|---|---|
| ★総合型(総合型A・B日程) | 25 | ★36 | 36 | ★36 | 36 |
| 総合型(外国人留学生) | 若干名 | 4 | 4 | 4 | 2 |
| ★総合型(特待生) | 若干名 | 7 | 7 | ★4 | 4 |
| ★総合型(飛び入学) | 若干名 | ★0 | 0 | 0 | 0 |
| (参考)一般選抜 | 40 | 55 | 53 | 50 | ★31 |
★飛び入学は、公開されている8年間(2019〜2026年度)で合格者が出たのは2019年度の1名だけです。2020年度以降は★出願者が毎年0名です。
★総合型選抜の合格者はほぼ全員が入学しています(専願のため)。一般選抜は2026年度で合格43→入学26と、歩留まりがまったく違います。
★総合型選抜(外国人留学生)だけ合格率が低いです(2026年度:出願6・受験5・合格2)。
※2024年度までは「学校推薦型選抜(一般)」があり一般選抜の定員が90名でしたが、★2025年度から学校推薦型選抜(一般)が消え、一般選抜40名+総合型選抜(総合型入試)25名の構成に変わっています。
特待生と飛び入学は、合格すると学納金が免除される
| 区分 | 特待生としての扱い |
|---|---|
| ★総合型選抜(特待生) | 合格者は「特待生」として、★入学試験の成績により初年次の授業料全額または一部の学納金が免除される |
| ★総合型選抜(飛び入学) | 「合格者は、初年次、入学試験の成績により★特待生として授業料の全額または一部の学納金が免除されます」 |
★「特待生」の審査は毎年行われます。翌年度以降の扱いは★入学後の実技試験等の成績によります。
★検定料の免除規定があります(特待生のみ)。
- ★特待生に出願して不合格になった人が「一般選抜」を受験する場合、一般選抜の検定料が免除
- ★特待生Ⅰ期に出願して不合格になった人がⅡ期を受験する場合、Ⅱ期の検定料が免除
★総合型選抜(総合型入試)でA日程だけ、出願と同時に奨学金を申請できます(2027年度から「A日程のみ」に限定されました)。
検定料と会場
★総合型選抜4区分すべて55,000円です(一般選抜も同額)。納付は★銀行振込で、★振込人名義は「受験者名」の前に区分別の4桁番号を加えます。
| 区分 | 番号 |
|---|---|
| 総合型入試 | ★1133 |
| 特待生 | ★1131 |
| 飛び入学 | ★1132 |
| 外国人留学生入試 | ★1134 |
(例:1133 トウホウ タロウ)
★出願が受理されていれば、受験しなくても検定料は返還されません。
| キャンパス | 所在地・アクセス |
|---|---|
| ★仙川キャンパス | 〒182-8510 東京都調布市若葉町1-41-1。★京王線「仙川」駅から徒歩5分 |
| ★調布キャンパス | 〒182-0021 東京都調布市調布ヶ丘1-10-1。★京王線「調布」駅から徒歩10分 |
★2つのキャンパス間の移動には徒歩・電車で30分程度かかります。A日程は★1日目が調布、2日目が仙川なので、宿泊先を決めるときに注意してください。★「専攻により実施キャンパスが変更となる可能性がある」とも注記されています。
★地方会場・オンライン受験はありません。
★受験証は、出願時に同封した返送用封筒(長3・410円分の切手)で郵送されます。
★試験順番・集合時刻・集合場所・演奏箇所は、発表日に大学サイトの「試験順番・集合時刻等」ページに掲載されます。
★合理的配慮は志願票に内容を記載する方式で、対応例に★試験時間の延長、補聴器・サングラス・イヤーマフ・耳栓等の着用、座席の配慮が挙げられています。要項に★「※任意、別紙可、合否には一切関わりません」と明記されています。
2027年度の変更点
★要項に訂正・変更のお知らせはありません(4区分のPDFの表紙・目次を確認、全文検索でも「訂正」「変更のお知らせ」「お詫び」が0件。ファイル名の日付も公開日と一致していて、差し替えの形跡がありません)。
2026年度版と突き合わせて確認できた主な変更
| 項目 | 変更 |
|---|---|
| ★認定試験 | ★冬期講習での認定試験が廃止(7月・12月の2回 → 夏期講習の1回だけ) |
| 冬期講習 | ★2026年度より対面方式のみ |
| ★書類の記入方法 | ★「受験者本人が、ペン書きで記入すること」を新しく明記(4区分すべて) |
| ★奨学金の入学前申請 | ★A日程のみに限定 |
| 志願票の記入項目 | 18項目→★16項目に整理。「受験期間中の居所」欄が消滅 |
| 面接のタイミング | 「実技試験後」→★「実技試験の直後」。特待生・飛び入学にも一文が追加 |
| 郵送方法 | ★簡易書留郵便の例外を追加 |
| 出願書類ダウンロード開始日 | ★出願期間表から行ごと削除 |
| ★チェンバロの課題曲 | ★4曲すべて差し替え。楽譜の指定が★[指定楽譜]→[推薦楽譜]に変わり、平均律に★ウィーン原典版が追加 |
| フルート | 課題(2)の選択肢に★I.Yun:Etüden より No.5 Allegretto を追加(5曲→6曲) |
| オーボエ | 課題(2)が1択→★2択に(Haydn Concerto C-dur 第1楽章/Mozart K.314 第1楽章・カデンツァなし) |
| テノール・トロンボーン | Kopprasch 60 Etudes の指定番号が★No.13,19,22,27,44 → No.6,14,19,42,44 |
| 作曲(創作) | ★PDFデータの提出が可能な場合はCD-R・DVD-R・USBメモリ等も提出 |
| 作曲(MSD) | ★映像の際、作曲者氏名は出さないように |
★学費は変更なしです(入学手続時納入額 1,380,800円)。
★生成AIについては、要項にも大学サイトにも記載がありません(4区分69ページで「生成AI」「ChatGPT」「人工知能」がいずれも0件。「不正行為」「カンニング」「代筆」も0件)。★書類はすべて「受験者本人がペン書きで記入」と手書きが指定されています。
準備の順番
| 時期 | やること |
|---|---|
| 高2 夏〜秋 | ★飛び入学は高校2年在学中が出願資格。コンクール等の顕著な実績が条件で、ピアノ・弦楽器のみ。★高校長と専攻実技指導者の推薦書2通が必要なので、早めに相談する |
| 高3 春 | ★自分の専攻の試験科目を要項の表で確認する。楽典を課さないのは作曲(創作)と指揮だけ。副科ピアノの代替試験の有無も要項で確認(大学サイトの記述だけでは足りません) |
| 高3 6〜7月 | ★認定証を取るなら夏期講習のソルフェージュ・楽典を対面で受講し、7月30日の認定試験を受ける。これが年に1回だけの機会 |
| 高3 夏 | ★ミュージコロジー志望なら、公開されている過去問を全部読む(2019〜2026年度の8年分)。★公開分は一般選抜のものですが、時間90分と辞書可の条件は同じです。2024年度以前は「作文問題」の表記 |
| 高3 夏 | ★外国語は英・独・仏から1つを出願時に決める。出願後は変更できません。辞書(電子辞書を含む)は持ち込めます |
| 高3 夏 | ★学修計画書は本人がペン書き。字数指定がないので、様式の欄におさまる分量を自分で決めることになります |
| 高3 9月14〜28日 | ★総合型入試A日程の出願(★9月28日必着。レターパックライト。★受験証返送用封筒に410円分の切手) |
| 高3 10月1〜8日 | ★特待生Ⅰ期の出願(ピアノ・弦楽器のみ) |
| 高3 10月31日・11月1日 | ★A日程の試験。1日目が調布、2日目が仙川(キャンパス間は30分) |
| 高3 11月9〜19日 | 特待生Ⅱ期/★飛び入学の出願(★Ⅱ期はⅠ期で定員が埋まると実施されません) |
| 高3 2027年2月17日〜3月12日 | ★B日程の出願(試験は3月20日・仙川) |
まとめ
- 桐朋学園大学音楽学部の総合型選抜は★区分が4つ(総合型入試A・B/特待生/飛び入学/外国人留学生入試)。★「特待生」「飛び入学」も大学は総合型選抜に分類しています
- ★募集人員はA日程25名、ほかは若干名。特待生と飛び入学は★ピアノ・弦楽器のみで、ほかの専攻は募集しません
- ★4区分すべて専願です(飛び入学だけ「専願」の明文がありません)
- ★小論文を書くのはミュージコロジー専攻だけ。専攻小論文90分+専攻外国語90分(英・独・仏から1カ国語、★辞書・電子辞書可)。★外国語は出願時に決め、出願後の変更ができません
- ★公開されている小論文の過去問は「一般選抜(対面)」のもので、総合型選抜のものではありません。ただし★時間90分と外国語の条件は同一なので読む価値があります
- 2026年度の一般選抜の小論文は★課題文1本+設問4問、字数指定なし。①②が読解(段落が指定されている)、③④が論述という段差があります。2025年度は★2題構成でアートマネジメントの資料も出ました
- ★2024年度以前は「音楽学」で「作文問題」の表記です。★出題意図・採点基準は公開されていません
- ★楽典を課さないのは作曲(創作)と指揮だけ。副科ピアノが「なし」なのはピアノとチェンバロだけで、作曲は★楽器等演奏、指揮は★理論ピアノが代替で課されます
- ★配点は4区分69ページに「配点」「満点」「〇点」が1件もありません。「試験および書類審査による」としか書かれていません
- ★試験免除の認定証をもらえるのは2026年7月30日の夏期講習の認定試験だけで、★冬期講習での認定試験は廃止されました
- ★推薦書の有無では総合型と推薦型を区別できません。飛び入学は★推薦書2通(専攻実技指導者+高校長、いずれも厳封)が必須です。一般選抜との境界は★一般学科(国語・英語)と第2志望制度の有無で判別できます
- ★評定平均値の基準も英語資格の条件も要項に記載がありません(「評定」0件)。★事前イベント参加・入学前教育の記載もありません
- ★特待生は既卒不可(2027年3月卒業見込者のみ)。★飛び入学は高校2年在学中・2027年3月31日時点で満17歳以下で、★高校の卒業資格は得られません
- ★Web出願ではありません。ダウンロード→★手書き(ペン書き指定)→レターパックライトで郵送。★受験証返送用封筒に410円分の切手が必要です
- ★出願書類で分量が決まっているのは作曲(MSD)の作品解説(A4・2枚以内)だけ。学修計画書・志望理由・活動報告書に字数指定はありません
- ★面接は実技試験の直後。時間・形式・質問内容は要項に記載がなく、★「口頭試問」「プレゼンテーション」の語も出てきません
- ★飛び入学は公開8年間で合格者1名(2019年度)だけで、★2020年度以降は出願者が毎年0名です
- ★総合型選抜の合格者はほぼ全員が入学しています(専願のため)。★外国人留学生入試だけ合格率が低いです
- ★検定料は4区分すべて55,000円。銀行振込で★振込人名義に区分別の4桁番号を付けます。★特待生で不合格になると一般選抜の検定料が免除されます
- ★会場は仙川・調布の2キャンパス(ともに東京都調布市)。★A日程は1日目が調布、2日目が仙川で、キャンパス間の移動に30分かかります。★富山キャンパスで学部入試は行われません
- ★要項に訂正・変更のお知らせはありません。生成AIの記載もなく、★書類はすべて手書き(ペン書き)指定です
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