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奥羽大学の総合型選抜。歯学部は小論文、薬学部は化学基礎

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奥羽大学の総合型選抜は学部で試験が違います。歯学部は小論文(60分)と面接、薬学部は学力試験(化学基礎・マークシート方式)と面接。薬学部だけ自筆の大学入学希望理由書が必要です。

奥羽大学(福島県郡山市)の総合型選抜は、学部によって試験がまったく違います。

歯学部:調査書、小論文及び面接の結果を総合して判定する 薬学部:調査書、大学入学希望理由書、学力試験(化学基礎マークシート方式)及び面接の結果を総合して判定する

歯学部は小論文、薬学部は化学基礎の学力試験。同じ大学の同じ総合型選抜でも、準備するものが別物です。

この記事は、奥羽大学が公開している2027年度入学試験要項と大学入学希望理由書の様式をもとにまとめました。

出典:奥羽大学「2027年度入学試験要項 歯学部・薬学部」「大学入学希望理由書(薬学部)」「入学試験要項・出願書類」(いずれも2026年9月22日に確認)

歯学部歯学科(入学定員80名・6年制)と薬学部薬学科(同100名・6年制)の2学部です。

なお、2027年度入学試験からWeb出願が導入されました。郵送必要書類の到着と検定料の支払いをもって出願完了となり、郵送は「速達特定記録」で締切必着です。

日程と募集人員

学部・学科 一期 二期 三期
歯学部 歯学科 5名 3名 −
薬学部 薬学科 8名 6名 4名

歯学部は2回、薬学部は3回です。

学部 区分 出願期間 試験日 合格者発表
歯学部 一期 9/1(火)〜10/19(月) 10/22(木) 11/2(月)
歯学部 二期 11/24(火)〜12/10(木) 12/16(水) 12/24(木)
薬学部 一期 9/1(火)〜10/6(火) 10/10(土) 11/2(月)
薬学部 二期 10/20(火)〜11/4(水) 11/7(土) 11/30(月)
薬学部 三期 12/1(火)〜12/15(火) 12/19(土) 12/24(木)

試験会場は奥羽大学(福島県郡山市富田町字三角堂31番1)です。

入学検定料は歯学部40,000円、薬学部30,000円で、銀行振込のみです。

出願条件は専願

(1)本学のアドミッション・ポリシーを十分に理解するとともに、本学歯学部・薬学部での勉学を強く希望する者 (2)本学を専願し、入学試験合格の通知を受けたとき、入学を確約できる者

評定の条件はありません。専願であることが条件です。

歯学部は小論文60分+面接

当日の時間割です。

時間 科目
9:30〜10:30 小論文
10:40〜 面接

小論文は60分。判定に使われるのは調査書・小論文・面接の3つです。

歯学部が総合型選抜で求める資質は、入試区分別のアドミッション・ポリシーに書かれています。

歯学部のアドミッション・ポリシーに加えて、下記の資質を有する入学者を求めます。 1.歯科医療を通して社会に貢献したいという強い意欲がある。 2.将来、自らが目指す歯科医師像が明確である。

「目指す歯科医師像が明確である」が名指しされています。小論文でも面接でも、ここが軸になります。

歯学部の求める人物像も参考になります。

1.国民の健康の保持・増進に役立ちたいという志を持っている。2.生命を尊重し他者を思いやる心を持っている。3.地域医療を支える意識を持っている。4.歯科医師という職業に魅力を感じ、その仕事に携わりたいという強い希望と意欲を持っている。5.歯科医師として、生涯にわたって自己研鑽を続けるための強い意志を持っている。

3つ目に地域医療が挙がっています。大学全体のアドミッション・ポリシーにも「生命倫理や生命の尊厳に対する深い認識を備えた医療人」の育成、そして「課題探究型の教育」という言葉があります。

歯科医療をめぐる社会的なテーマ——口腔と全身の健康、高齢者の歯科医療、地域の歯科医師の偏在、予防歯科、災害時の口腔ケア——は、いずれも小論文で扱われうる領域です。下地としては地域医療、予防医療、チーム医療、生命倫理があります。書き方は小論文の完全ガイドから。

薬学部は化学基礎の学力試験+面接

薬学部の当日の時間割です。

時間 科目
10:00〜11:00 学力試験
11:20〜 面接

学力試験は化学基礎のマークシート方式で60分。総合型選抜ですが、科目試験があります。

薬学部が総合型選抜で求める資質は1点だけ示されています。

アドミッション・ポリシーに加えて、下記の資質を有する入学者を求めます。 1.高等学校での学習に限らず、課外活動や社会活動など様々な活動に対し積極的な態度で参加している自らの活動実例を表現できる。

「自らの活動実例を表現できる」——ここが薬学部の総合型選抜の性格です。学習以外の活動が問われます。

薬学部の求める人物像では、入学前に身に付けていることが望まれる知識として次のように書かれています。

1.入学後の学修に必要な基礎学力(国語、英語、数学)を有している。2.高等学校までの理科3科目(物理、化学、生物)の中で1科目以上について、その内容を身に付けている。

薬学部だけ「大学入学希望理由書」が要る

郵送必要書類は、両学部とも調査書等が必要です。加えて薬学部には1点あります。

(2)大学入学希望理由書(薬学部のみ) 本学所定の用紙に、入学希望理由や入学後に学びたい内容・計画、卒業後を見据えた目標などについてまとめたもの(自筆による)

様式には3つの記入欄があります。

入学希望理由 入学後に学びたい内容・計画 大学卒業を見据えた目標

過去→現在→未来ではなく、動機→在学中→卒業後という時間軸です。「入学後に学びたい内容・計画」には、大学のカリキュラムを調べて具体的に書けるかが出ます。

自筆なので、下書きをしてから清書する時間を見込んでおきます。書き方は志望理由書の完全ガイド、活動の書き方は自己PRの書き方にまとめました。

なお、歯学部は大学入学希望理由書が不要です(調査書等のみ)。そのぶん小論文と面接の比重が上がります。

出願で気をつけること

写真の条件が細かく決まっています。

出願前3か月以内に撮影したカラー写真/上半身(胸より上)脱帽・正面向きで撮影/絵柄やものが映り込んだ写真不可/頭部が切れている写真不可/写真加工アプリを使用した加工写真不可

そのほか、

  • 「調査書」「成績証明書」は厳封されたものに限ります
  • 合否は文書およびWeb出願のマイページで通知されます。合格に関し、電話等による問い合わせには一切応じません
  • 各種感染症に罹患した場合、追加の入学検定料を納付せずに、直近の区分へ振替受験ができます
  • 他の入学試験区分で合格し、入学手続きを完了した場合でも、特待生選抜入学試験への出願ができます

最後の項目は覚えておく価値があります。総合型選抜で合格して手続きを済ませたあとでも、特待生選抜に挑戦できます。面接の準備は面接の頻出質問を参考にしてください。

どこから手をつけるか

  1. 志望学部を確認する。 歯学部は小論文、薬学部は化学基礎です
  2. 歯学部なら、60分で書く練習をする。 調査書・小論文・面接の3つで判定されます
  3. 歯学部なら「目指す歯科医師像」を言葉にする。 アドミッション・ポリシーに明記されています
  4. 薬学部なら、化学基礎を固める。 マークシート方式で60分です
  5. 薬学部なら、大学入学希望理由書を自筆で書く。 3つの欄があります
  6. 薬学部なら、課外活動や社会活動の実例を整理する。 「自らの活動実例を表現できる」が求められています
  7. 地域医療について考えておく。 両学部の求める人物像に入っています
  8. 写真を撮り直す。 加工アプリを使った写真は不可です

まとめ

  • 奥羽大学の総合型選抜は学部で試験が違います。歯学部は小論文(60分)と面接、薬学部は学力試験(化学基礎・マークシート方式、60分)と面接です
  • 歯学部は一期5名・二期3名、薬学部は一期8名・二期6名・三期4名
  • 両学部とも専願です。評定の条件はありません
  • 薬学部だけ自筆の「大学入学希望理由書」が必要です。記入欄は入学希望理由/入学後に学びたい内容・計画/大学卒業を見据えた目標の3つです
  • 歯学部の総合型選抜は「将来、自らが目指す歯科医師像が明確である」ことを求めています
  • 薬学部の総合型選抜は「課外活動や社会活動など様々な活動に対し積極的な態度で参加している自らの活動実例を表現できる」ことを求めています
  • 両学部の求める人物像に「地域医療を支える意識」が入っています
  • 2027年度入学試験からWeb出願が導入されました。郵送は「速達特定記録」で締切必着です
  • 入学検定料は歯学部40,000円・薬学部30,000円で、銀行振込のみです
  • 他の区分で合格し入学手続きを完了しても、特待生選抜に出願できます

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。福島県の私立大学は郡山女子大学と医療創生大学の記事にもあります。

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