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名古屋学芸大学の総合型選抜。Ⅱは小論文600字が100点、ただし管理栄養と看護は理科に替わる

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名古屋学芸大学の2027年度 総合型選抜はⅠ(体験型)とⅡの2種類。Ⅱは300点満点で、ヒューマンケア学部とメディア造形学部は小論文600字が100点、管理栄養学部と看護学部は理科の基礎問題に替わります。

名古屋学芸大学は愛知県日進市にある私立大学です。管理栄養学部・ヒューマンケア学部・メディア造形学部・看護学部の4学部を置いています。

2027年度の総合型選抜はⅠ(体験型)とⅡの2種類です。大学の説明はこうです。

学びを体験しながら受験生と大学が相互理解を深める「総合型選抜Ⅰ(体験型)」と、書類審査・適性検査・面接などを通じて選考を行う「総合型選抜Ⅱ」があります。

小論文が出るのは総合型選抜Ⅱで、ヒューマンケア学部とメディア造形学部だけ。管理栄養学部と看護学部では、同じ枠が理科の基礎問題に置き換わります。

出典:名古屋学芸大学 受験生サイト「総合型選抜のポイント」(https://www.nagoyagakugei.com/examination/sougou/ )、「学生募集要項・出願の諸注意」(https://www.nagoyagakugei.com/examination/guidelines/ )および「2027年度総合型選抜Ⅱ学生募集要項[出願の諸注意]」PDF、「2027年度 総合型選抜Ⅱ事前課題(構想表現)」PDF。いずれも2026年9月23日に確認しました。なお募集要項は印刷物では発行しておらず、Webのみです。

総合型選抜Ⅱは300点満点

すべての学部で300点満点、適性検査は記述式です。ただし中身は学部で分かれます。

学部・学科 適性検査① 適性検査② 面接 書類審査
管理栄養学部 管理栄養学科 国語の読解力(40分・100点) 理科の基礎問題〈化学基礎・生物基礎〉(40分・100点) 個人面接 10分程度 調査書・志望理由書・自己推薦書
ヒューマンケア学部 子どもケア学科 国語の読解力(40分・100点) 小論文(600字)(40分・100点) 個人面接 10分程度 同上
メディア造形学部 映像メディア学科 国語の読解力(40分・100点) 小論文(600字)(40分・100点) 個人面接 10分程度 同上+事前課題「構想表現」
メディア造形学部 デザイン学科 国語の読解力(40分・100点) 小論文(600字)(40分・100点) 個人面接 10分程度 同上
メディア造形学部 ファッション造形学科 国語の読解力(40分・100点) 小論文(600字)(40分・100点) 個人面接 10分程度 同上
看護学部 看護学科 国語の読解力(40分・100点) 理科の基礎問題〈化学基礎・生物基礎〉(40分・100点) 個人面接 10分程度 同上

面接と書類審査を合わせて100点。つまり筆記2科目で200点、面接と書類で100点という配分です。

要項には注意書きもあります。

合格点に達していても、いずれかの評価が著しく低い場合は、不合格になる場合があります。

どれか1つでも極端に低いと落ちるという設計です。小論文だけ、面接だけ、という戦い方はできません。

試験当日の時間割

試験日は2026年10月17日(土)、会場は本学(日進キャンパス)です。

時刻 管理栄養学科・看護学科 子どもケア学科/映像メディア・デザイン・ファッション造形学科
8:45〜9:45 試験室入室 試験室入室
9:45〜10:00 諸連絡 諸連絡
10:00〜10:40 国語の読解力 国語の読解力
10:40〜11:05 休憩 休憩
11:05〜11:20 諸連絡 諸連絡
11:20〜12:00 理科の基礎問題 小論文
12:00〜13:00 昼食 昼食
13:00〜13:15 諸連絡 諸連絡
13:15〜 面接 面接

小論文は11:20〜12:00の40分。そのあと昼食をはさんで面接です。

試験室には、諸連絡開始5分前までに入室してください。 試験開始後20分を過ぎると受験資格を失うので注意してください。

20分の遅刻で受験資格を失います。また試験会場は日進キャンパスで、名城前医療キャンパスでは実施しませんと明記されています。

出願期間は2026年9月24日(木)〜10月6日(火)最終日17時締切です。

検定料フリーパスがある

要項の表紙に、目立つ形で書かれている制度があります。

<入学検定料フリーパス> 総合型選抜Ⅱに出願すると、学校推薦型選抜(一般公募)の入学検定料(35,000円)が免除になります。

総合型選抜Ⅱに出願すれば、11月の公募推薦は検定料なしで受けられます。10月に1回、11月にもう1回というチャレンジが、追加負担なしでできる計算です。

ヒューマンケア学部は第2志望を出せる

ヒューマンケア学部の子どもケア学科には3つの専攻(子どもケア専攻<養護教諭>、幼児保育専攻、児童発達教育専攻)があり、第2志望を届け出られます。

ヒューマンケア学部の受験者は、第2志望専攻を届け出ることができます。第2志望はヒューマンケア学部内において、第1志望の専攻を除くいずれかの専攻に限ります。試験当日、適性検査終了後に第2志望調査を行います(第2志望専攻を届け出ても、第1志望専攻の合否判定に不利に働くことはありません)。

試験当日、適性検査が終わってから決められるのが特徴です。しかも第1志望の判定に不利にならないと明言されています。出さない理由がほとんどありません。

映像メディア学科の事前課題「構想表現」

メディア造形学部のうち映像メディア学科だけ、事前課題があります。テーマは公開されています。

Q1.「余白」というテーマをもとに、あなた自身の視点や体験から作品を構想し、写真6点以内で表現しなさい。 Q2. Q1の作品の内容について、400文字以内の文章でわかりやすく説明しなさい。

作品の形態は問われません。単独の写真作品、組み写真、映画やアニメーションを想定したコマ、演劇やダンス作品の場面、絵画やインスタレーション、立体作品を複数のアングルから撮影したもの——自分の得意な表現形態で制作できます。

条件も細かく決まっています。

項目 条件
用紙 A4サイズ、片面のみ縦方向
構成 表紙(タイトルと氏名)/構想表現ページ(写真のみ・2ページ以内)/最後のページ(Q2の400字以内)
ページ数 合計4ページ以内
写真 A4に収まり6点以内なら自由
レイアウト 自由だが時間経過がわかる構成とし、各写真の下に見る順番の番号を記載
撮影 原則として本人が撮影。協力者に撮ってもらった場合は関係を最後のページに記載

PCで作成した画像も使えますが、その場合は使用したアプリケーションを最後のページに書く必要があります。

「時間経過がわかる構成」という指定が効いています。写真を並べるだけでなく、流れを設計することが求められているわけです。そしてQ2の400字が、その構想を言語化する部分になります。映像系らしい、作る力と説明する力の両方を見る課題です。

試験当日、映像メディア学科の受験生は「事前課題(構想表現)」のコピーを必ず持参します(面接で使用)。

なおメディア造形学部の3学科共通で、希望者は作品や受賞記録などをA4のファイルブックに入れて面接時に持参できます。ただし紙媒体のみ(立体作品、電子データは不可)で、持参物は合否判定に影響しません。

総合型選抜Ⅰは体験授業から始まる

総合型選抜Ⅰ(体験型)はヒューマンケア学部とメディア造形学部のみの実施です。

「本学で学びたい」という強い希望を持つ受験生と、「入学してほしい」と願う大学との相互理解型の試験区分です。

出願条件は3つ。体験授業(メディア造形学部はレクチャー/ワークショップ)を受講すること、エントリーシート・課題・調査書を提出し、面接を受けること、そして「出願許可通知」を受けることです。

費用の設計が受験生に優しくなっています。

体験授業の申し込みと受講、エントリーは無料です。エントリー段階は専願制ではないため、他大学との併願も可能です。

エントリーまで無料で、その段階では併願もできます。専願になるのは出願からで、入学検定料35,000円もそこで初めて発生します。

2027年度のスケジュールはこうでした。

段階 日程
体験授業/レクチャー・ワークショップ 申し込み 2026年7月6日(月)〜7月14日(火)
体験授業/レクチャー・ワークショップ(受講必須) 2026年7月30日(木)※台風等の場合は8月5日(水)
エントリー(郵送・締切日消印有効) 2026年9月1日(火)〜9月4日(金)
個人面接(対面) 2026年9月13日(日)
出願可否発表 2026年9月19日(土)※速達・簡易書留
出願(ここから専願制) 2026年9月24日(木)〜9月30日(水)
合格発表 2026年11月1日(日)

エントリーシートと課題の内容は、体験授業で説明されます。つまり体験授業に出ないと何を書けばいいかも分かりません。

合格後についても明記があります。

総合型選抜I(体験型)の合格者は全員、入学前に専攻別の入学前教育を実施します。

前年度の受講者数とエントリー者数が公開されている

この大学が珍しいのは、前年度の体験授業受講者数とエントリー者数を公開していることです。

学科・専攻 募集人員 受講者 エントリー者
子どもケア専攻<養護教諭> 6 57 51
幼児保育専攻 12 95 79
児童発達教育専攻 4 18 12
映像メディア学科 24 137 119
デザイン学科 20 79 62
ファッション造形学科 16 59 51

受講してもエントリーしない人が一定数いることが読み取れます。体験授業を受けたうえで「自分には合わない」と判断できる仕組みが機能している、とも言えます。募集人員に対するエントリー者数の比も分かるので、出願先を決める材料になります。

2027年度入試の体験授業はすでに終わっています。高校2年生以下の人が覚えておくべき入試です。

どこから手をつけるか

ヒューマンケア学部・メディア造形学部志望で書くのが得意なら、総合型選抜Ⅱです。国語の読解力40分と小論文600字40分で200点。40分で600字なので、書き出しに迷っている余裕はありません。時間を計って書く練習が直結します。

管理栄養学部・看護学部志望は、小論文ではなく理科の基礎問題(化学基礎・生物基礎)です。国語の読解力と合わせて200点。小論文の準備は不要ですが、適性検査は記述式なので、選択肢を選ぶだけの練習では足りません。

映像メディア学科志望は、事前課題「構想表現」が最大の準備対象です。テーマ(2027年度は「余白」)と条件が公開されているので、早く着手できます。時間経過がわかる構成と400字の説明が鍵です。

ヒューマンケア学部志望は、第2志望を出せることを覚えておいてください。試験当日、適性検査のあとに決められます。

総合型選抜Ⅱに出願するなら、学校推薦型選抜(一般公募)は検定料無料です。10月と11月の2回を、35,000円で受けられます。

まとめ

  • 名古屋学芸大学の2027年度 総合型選抜はⅠ(体験型)とⅡの2種類。Ⅰはヒューマンケア学部とメディア造形学部のみ
  • 総合型選抜Ⅱは全学部300点満点で、適性検査は記述式
  • 小論文(600字・40分・100点)があるのはヒューマンケア学部とメディア造形学部。管理栄養学部と看護学部は理科の基礎問題(化学基礎・生物基礎)に替わる
  • 試験日は2026年10月17日(土)、小論文は11:20〜12:00、面接は13:15〜。試験開始後20分を過ぎると受験資格を失う
  • 合格点に達していても、いずれかの評価が著しく低いと不合格になる場合がある
  • 入学検定料フリーパス:総合型選抜Ⅱに出願すると学校推薦型選抜(一般公募)の検定料35,000円が免除
  • ヒューマンケア学部は試験当日に第2志望を届け出られる(第1志望の判定に不利にならない)
  • 映像メディア学科は事前課題「構想表現」(2027年度テーマは「余白」、写真6点以内+400字以内、合計4ページ以内、時間経過がわかる構成)
  • 総合型選抜Ⅰは体験授業の申し込み・受講・エントリーが無料で、エントリー段階は他大学との併願も可能。専願になるのは出願から
  • 前年度の受講者数・エントリー者数が学科別に公開されている

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。愛知県の私立大学は日本赤十字豊田看護大学、名古屋経済大学、愛知淑徳大学の記事にもあります。

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