京都美術工芸大学の総合型選抜。Ⅰ期〜Ⅳ期の4つで、志望理由書は600字、Ⅳ期では小論文(600〜800字・60分)も選べる
京都美術工芸大学(京都市東山区、建築学部・芸術学部)の2027年度総合型選抜は、Ⅰ期(体験授業型)、Ⅱ期(オープンキャンパス参加型)、Ⅲ期(面接型)、Ⅳ期(学力・実技型)の4つで計106名。志望理由書は600字の原稿用紙に手書きし、Ⅱ期はオープンキャンパス参加レポート(600字)も出します。Ⅲ期は10月13日〜29日に出願、Ⅳ期は英語・数学・小論文(600〜800字)・鉛筆デッサンから1科目を選べます。
京都美術工芸大学は京都市東山区にある私立大学です。建築学部 建築学科と芸術学部 デザイン・工芸学科の2学部があります。
2027年度の総合型選抜は4つの期に分かれています。
| 期 | 型 | 対象 | 募集人員 | 専願・併願 | 主な選考 |
|---|---|---|---|---|---|
| Ⅰ期 | 体験授業型 | 芸術学部 | 25名 | エントリーは併願可、出願から専願 | 体験授業(270分)+書類審査 |
| Ⅱ期 | オープンキャンパス参加型(A日程・B日程) | 両学部 | 60名(建築35名・芸術25名) | エントリーは併願可、出願から専願 | 個人面談(20分程度)+書類審査 |
| Ⅲ期 | 面接型 | 両学部 | 11名(建築7名・芸術4名) | 併願可 | 個人面接(15分程度)+書類審査 |
| Ⅳ期 | 学力・実技型 | 両学部 | 10名(建築7名・芸術3名) | 併願可 | 基礎学力検査・小論文・鉛筆デッサンから1科目+書類審査 |
Ⅰ期・Ⅱ期のどちらかで出願不可・不合格になった人も、Ⅲ期・Ⅳ期に出願できます。
2026年9月27日の時点で、Ⅰ期とⅡ期(A日程・B日程)のエントリーは締め切られており、Ⅱ期B日程の面談は10月3日です。Ⅲ期は10月13日〜29日に出願(試験11月7日)、Ⅳ期は11月16日〜12月4日に出願(試験12月12日)です。
出典:京都美術工芸大学「総合型選抜」(https://www.kyobi.ac.jp/examination/ao/ )と、同ページからダウンロードできる「2027入学試験要項」、志望理由書・オープンキャンパス参加レポートの様式。いずれも2026年9月27日に確認しました。
志望理由書は600字
どの期でも、大学所定の志望理由書を出します。様式は600字の原稿用紙で、黒のボールペン(消せるボールペンは不可)で書きます。Ⅱ期はこれに加えてオープンキャンパス参加レポート(同じく600字の原稿用紙)を出し、Ⅲ期は活動報告書を出します。
オープンキャンパス参加レポートは、「オープンキャンパスに参加して感じたこと、学んだこと、自分が大学で学びたいことなど」を書く書類です。志望理由書と同じ600字なので、参加レポートは「その日に何を見て何を感じたか」、志望理由書は「なぜこの学部で何を学びたいか」と役割を分けないと、同じ話の繰り返しになります。志望理由書の組み立ては志望理由書の完全ガイドにまとめています。
Ⅰ期(体験授業型):芸術学部
- エントリー(8月24日〜31日、Web登録のみ、無料)→ 体験授業(9月6日、270分)→ 出願可否通知(9月10日)→ 出願(9月11日〜25日、専願)→ 合否発表(11月2日)
- 選考:領域共通の体験授業と、書類審査(志望理由書、調査書など)で150点
- 芸術の知識やスキルがなくても受けられ、取り組みのプロセスや意欲・熱意、制作した作品などを総合的に評価するとしています
Ⅱ期(オープンキャンパス参加型):両学部
- オープンキャンパスに参加することで受験できる入試。A日程かB日程のどちらか1回だけ受けられる(A日程で出願不可になった場合、学部を変えればB日程に再エントリーできる)
- エントリー時に、Webエントリーシート、オープンキャンパス参加レポート(600字)、志望理由書(600字)を提出
- 事前面談:複数の教員との個人面談(20分程度)。建築・芸術分野への関心、将来の夢、大学で学びたいことなどを話題に、学習意欲や将来性をみる。自分の作品や課外活動・探究授業の成果物があれば持参してよい
- 京都(大学)かオンラインを選べる
| 日程 | エントリー | 面談 | 出願可否 | 出願(専願) |
|---|---|---|---|---|
| A日程 | 8月24日〜9月3日 | 9月12日(土) | 9月17日 | 9月18日〜10月2日 |
| B日程 | 9月7日〜9月24日 | 10月3日(土) | 10月8日 | 10月9日〜10月23日 |
合否発表はどちらも11月2日です。Ⅰ期・Ⅱ期の合格者には、入学までの教育支援金として10万円が給付されます。
Ⅲ期(面接型):併願可
- 出願10月13日〜29日、試験11月7日、合否発表11月12日
- 選考:個人面接(15分程度、100点)と書類審査(志望理由書・活動報告書25点、調査書など25点)
- 面接で聞かれる項目として、志望動機、将来への希望・進路、高校生活、部活動、趣味・特技、得意科目、長所などが挙がっている
- 京都(大学)かオンラインを選べる。他大学と併願できる
活動報告書では、高校での取り組みや課外活動が評価されます。書き方は自己PRの書き方が参考になります。
Ⅳ期(学力・実技型):小論文を選べる
- 出願11月16日〜12月4日、試験12月12日、合否発表12月17日
- 次の科目から1つを選び、書類審査(志望理由書、調査書など、50点)と合わせて判定する
| 学部 | 選べる科目 | 時間・配点 |
|---|---|---|
| 建築学部 | 基礎学力検査(数学Ⅰ)/基礎学力検査(英語コミュニケーションⅠ)/小論文<テーマ型> | 各60分・100点 |
| 芸術学部 | 基礎学力検査(英語コミュニケーションⅠ)/小論文<テーマ型>/鉛筆デッサン | 英語・小論文は60分、デッサンは180分。各100点 |
小論文<テーマ型>は、一般常識(世間の動向、芸術・建築に関する認識など)を問う設問に600〜800字で答える形式です。60分で600〜800字なので、最初の10分で構成を決めて書き始める練習が必要です。2学部に併願する場合は、英語か小論文を選ぶ必要があります。書く前の設計は構成メモの書き方にまとめています。
入学検定料は1学部35,000円、2学部併願40,000円です(Ⅳ期には再出願の割引もあります)。
どこから手をつけるか
- Ⅱ期B日程の面談(10月3日)を受けるなら:提出した参加レポートと志望理由書を読み返し、20分の面談で話す材料(作品や探究の成果物があれば持参)を準備する
- Ⅲ期(出願10月13日〜29日)なら:志望理由書(600字)と活動報告書を書き、面接の項目(志望動機、将来、高校生活、部活動、長所など)に1分程度で答えられるようにする
- Ⅳ期(出願11月16日〜12月4日)で小論文を選ぶなら:芸術や建築、世の中の動きに関するテーマで、60分・600〜800字を何本か書いておく
まとめ
- 京都美術工芸大学の総合型選抜はⅠ期〜Ⅳ期の4つで、計106名
- 志望理由書は600字の原稿用紙に黒ボールペン。Ⅱ期はオープンキャンパス参加レポート(600字)も出す
- Ⅰ期・Ⅱ期は出願から専願、Ⅲ期・Ⅳ期は他大学と併願できる
- Ⅳ期では小論文<テーマ型>(600〜800字・60分)を選べる
- Ⅲ期の出願は10月13日〜29日、Ⅳ期は11月16日〜12月4日
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