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中京大学の総合型選抜。11方式あり、配点も倍率も非公開だが過去問は手厚い

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中京大学の2027年度総合型選抜を入試ガイドと要項から整理しました。11方式あり、6つは名前に「総合型」もAOも付きません。配点と入試結果はすべて非公開ですが、試験問題集と解答例、8科目分の出題意図がPDFで公開されています。小論文という科目はグローバル特別入試の2学部だけで、他は「読解問題+論述問題」の形です。

中京大学の総合型選抜は11方式です。そして★6つの方式は、名前に「総合型」も「AO」も入っていません。

方式 対象
高大接続入試【事前体験型】 国際・心理・経営・現代社会・工・スポーツ科学
高大接続入試【単位認定型】 経済・総合政策
高大接続入試 基礎力評価型【基礎学力型】 法学部
高大接続入試 基礎力評価型【活動実績型】 法学部
高大接続入試 基礎力評価型【法学的思考型】 法学部
高大接続入試【国際思考型】 国際学部
高大接続入試【事前課題型】 文学部 言語表現学科のみ
グローバル特別入試 ★全10学部
スポーツ活動評価特別入試 スポーツ科学部
英語プレゼンテーション特別入試 国際学部
アスリート特別入試 スポーツ科学部

★2027年度の入試ガイドは、総合型選抜と学校推薦型選抜が「年内入試」という1つのブロックにまとめられています。ページ端のインデックスも「年内入試〈総合型・学校推薦型〉」としか書かれていないので、★各方式のページを見ても、それが総合型なのか推薦なのかは分かりません。判別できるのは入試ガイド2027のP26にある入試方式一覧の〈総合型〉〈学校推薦型〉のラベルだけです。

必ず最新の入学試験要項で確認してください。日程・実施学部・選考方法は年度によって変わります。この記事は入試ガイド2027と各方式の要項・所定様式によります。 出典:中京大学 受験生向けサイト。2026年10月4日に確認しました。

推薦との見分け方は「推薦書」

名前では判別できませんが、★出願書類を見れば一発で分かります。

推薦書【A1】 学校長の推薦
★総合型選抜(11方式) ★不要 ★不要
学校推薦型選抜(公募制一般推薦・一芸一能・指定校・専門高校特別) ★必要 ★必要

★推薦書を要求するのは4系統だけで、総合型11方式はどれも要求しません。また公募制一般推薦は現役生のみですが、総合型には既卒可の方式があります。

帰国生徒入試・外国人留学生入試・社会人入試・編入学・GLS専攻の入試は「特別選抜」で、総合型でも推薦でもありません。

定員がいちばん大きいのは高大接続入試

★事前体験型141名+単位認定型29名=170名が最大の枠です。大学自身も「総合型選抜で最も定員の多い方式」と書いています。

方式 募集定員
事前体験型 ★141名(スポーツ教育23・心理13・スポーツ健康科13・経営12・トレーナー10ほか)
単位認定型 ★29名(経済20・総合政策9)
基礎力評価型(法学部) ★55名(【基礎学力型】【活動実績型】【法学的思考型】の3型を合算した人数。型ごとの内訳は要項にありません)
グローバル特別入試 学科・専攻ごとに1〜3名(GLS専攻3名)。文学部とスポーツ科学部は若干名
英語プレゼンテーション特別入試 7名
国際思考型 7名
事前課題型 3名
スポーツ活動評価特別入試 競技スポーツ科学科4名、他4学科は若干名(前期・後期の合算)
★アスリート特別入試 ★募集定員の列そのものが表にありません(要項に記載なし)

★法学部の55名は3型の合算です。「基礎学力型だけで何名」という情報は公開されていません。

小論文という科目は1か所だけ。でも論述はどこにでもある

★「小論文」という科目名があるのは、グローバル特別入試の経営学部・総合政策学部だけです(60分+面接)。注記に「国語力を問う設問を含む場合があります」とあります。

ただし、これで「中京は書かない」とは言えません。

★中京の筆記はほぼすべて「読解問題+論述問題」という構成です。

科目名 中身
英語基礎学力型 英語読解力問題 + ★論述問題
国語基礎学力型 国語読解力問題[現代文のみ]+ ★論述問題
国語基礎学力型(日本文学科) 国語読解力問題[現代文+古文]+ 論述問題
国語・日本史基礎学力型 国語読解力問題 + 日本史に関する知識 + 論述問題
国語・英語基礎学力型(心理学部) 国語読解力問題 + 英語読解力問題 + 論述問題
数学基礎学力型(経済・経営) 数学の基礎学力問題 + ★データの読み取り等に関する論述(記述)問題
数学基礎学力型(工学) 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C + 論述問題
★ニュース読解力型(現代社会) ★新聞・雑誌等のニュースが正しく理解できているか、またニュースにかかわる知識があるかを試す問題 + 論述問題
国語基礎学力マーク問題(スポーツ科学) 国語読解力問題[現代文のみ]をすべてマーク式で

★現代社会学部の「ニュース読解力型」は、新聞を読む習慣がそのまま準備になります。大学が公開している出題意図にもこう書かれています。

本試験は、新聞・雑誌等のニュースが正しく理解できているかどうか、また新聞・雑誌等のニュースにかかわる知識があるかを問うものである。

★スポーツ科学部の事前体験型だけ全問マーク式で、論述がありません。

法学部の筆記にも注記があります。

注3 ★政治、経済、社会一般の時事に関する問題を含む場合があります。

★面接(口頭試問)にも「高等学校で学んだ基礎学力及び時事問題を問う場合があります」という注が、事前体験型・単位認定型・活動実績型・国際思考型・事前課題型に共通して付いています。時事は全方式で効きます。

法学的思考型は、課題文30分→6人で20分の討論

★法学部の【法学的思考型】だけグループディスカッションです。

① 試験開始後、★課題文を読む(30分程度)。 ② 出題されるテーマをめぐって、★1グループ6人程度のグループでディスカッションを行う(20分程度)。 グループディスカッションでは、★論理的思考力、説得力、視野の広さ、傾聴力、整理・集約力、積極性などを審査します。

★審査項目が6つ明示されています。「説得力」と並んで「傾聴力」が入っている点に注意してください(グループディスカッション対策)。

さらに、この方式には合否の下限があります。

★総合得点が合格最低点以上であっても、筆記試験の得点が学科の定める一定基準の得点を下回る場合は不合格となることがあります。

★討論でよくても、国語基礎学力型問題(90分)で一定点に届かないと落ちます。

配点は11方式すべて非公開。入試結果も非公開

★総合型選抜11方式には、配点の記載が一切ありません。入試ガイドの年内入試のページに「配点」という語も点数も出てきません。文言は一律「〜にて総合判定」です。

★年内入試で配点を公表しているのは、学校推薦型選抜の公募制一般推薦だけです(100点満点。競技実績プラス型のみ150点満点=競技実績50点+筆記100点)。

★入試結果も、総合型選抜は志願者・受験者・合格者のすべてが非公表です。大学が公開している入試結果一覧は一般選抜の4方式だけで、項目は志願者数・合格者数・合格最低得点率の3つ。★受験者数の欄は、一般選抜についてもありません。

つまり、倍率を自分で計算する材料がありません。

ただし、難度を測る方法はあります。総合型の筆記問題の多くは★公募制一般推薦と同一問題です(要項の注記「P28公募制一般推薦【基礎学力型】と同一問題です」)。推薦の過去問で難度を測れます。

過去問の公開は手厚い

配点と結果は出さない一方、問題の公開はかなり親切です。

公開物 中身
★入学試験問題集(PDF全文・54ページ) 2026年度分。★法学的思考型のグループディスカッションの課題文も収録。冊子版も無料請求可
解答例(PDF) 総合型・学校推薦型の全科目。経営学部の数学基礎学力型はサンプル問題つき
★「年内入試 出題意図」(PDF・8科目分) 国語・日本史基礎学力型/国語基礎学力型/国語基礎学力マーク問題/英語・国語基礎学力型/小論文/ニュース読解力型/数学基礎学力型/英語基礎学力型
昨年度の講評 法学的思考型のページと事前講義のページにQRコード
レポートテーマ 国際思考型のテーマは受験生向けサイトで出願前に発表。事前課題型の科目群は常時公開

★出題意図のPDFは、解答例のページ本文に書かれていません。ページには「総合型・学校推薦型選抜は解答例のみ」とありますが、★出題意図は別PDFとして実在します。探しにくい場所にあるので、見落とさないでください。

★ただし公開は1年分のみです。「出典文章に関する著作権許諾処理の関係上、過去の試験問題・解答例は1年分のみ公表しています」と大学が明記しています。2025年度以前は手に入りません。見られるうちに保存してください。

面接・プレゼンテーション・グループディスカッションの配点や採点基準の点数は公開されていません。

事前講義は6月に動き出す

★事前体験型・単位認定型は、事前講義を受けないと出願できません。

項目 期日
★申込期間 ★2026年6月1日10:00 〜 7月21日15:00
講義日 8月4日〜8月26日(学部で異なる)
学部 型 講義日 会場
国際 事前体験型 8月6日 午後 名古屋
心理 事前体験型 8月7日 午後 名古屋
経営 事前体験型 8月26日 午後 名古屋
現代社会 事前体験型 8月24日 午後 豊田
工 事前体験型 8月24日 午後 名古屋
スポーツ科学 事前体験型 8月25日 午後 豊田
★経済 単位認定型 ★8月4日・5日 両日とも9:00〜17:00 名古屋
★総合政策 単位認定型 ★8月6日・7日 両日とも9:00〜17:00(90分×4限) 名古屋

★単位認定型は2日間・各日9:00〜17:00です。しかも出願資格が「単位認定型講義を受講し、★単位を修得した者」。受けただけでは足りません。

事前体験型の出願資格は「講義を受講し、講義レポートを提出している者」です。講義は無料で、★経営・現代社会・工・スポーツ科学は高校1・2年生も受講できます(ただしその受講をもっての出願はできません。希望者多数の場合は高1・高2は断られることがあります)。

★6月1日に申込が始まります。ここを逃すと、事前体験型と単位認定型は受けられません。

出願はいちばん早いのが9月1日

方式 出願期間 試験日
★国際思考型 ★9月1日〜9月8日(最も早い) 二次 10月17日
事前体験型(国際)/単位認定型(経済)/英語プレゼンテーション/事前課題型/スポーツ活動評価【前期】 9月16日〜9月24日 10月17日 または 11月14日
事前体験型(心理・経営・現代社会・工・スポーツ科学)/単位認定型(総合政策)/グローバル特別入試/アスリート【前期】 10月14日〜10月21日 11月14日 または 11月21日
基礎力評価型 3型 11月1日〜11月6日 11月21日

★出願期間が4つに分かれています。「中京は9月出願」と覚えると間違います。基礎力評価型は11月1日からです。

出願期間の終了時刻は原則15:00です。

二段階選考の方式(国際思考型・事前課題型・スポーツ活動評価)は、一次の結果を見てから二次に進みます。

現役生しか出せない方式が多い

方式 評定 既卒 専願/併願
事前体験型 ★経営学部のみ3.2以上(他学部は記載なし) ★不可 併願可
単位認定型 記載なし ★不可 併願可
基礎力評価型【基礎学力型】 3.0以上 ★不可 併願可
基礎力評価型【活動実績型】 条件つき(後述) ★不可 併願可
基礎力評価型【法学的思考型】 3.0以上 ★不可 併願可
国際思考型 条件つき(後述) ★不可 ★専願
事前課題型 3.2以上 ★不可 ★専願
グローバル特別入試 記載なし ★可(高卒認定等も可) 併願可
スポーツ活動評価特別入試 「学業成績優良」(数値なし) ★可 併願可
英語プレゼンテーション特別入試 記載なし 実質不可(見込みのみ) ★専願
アスリート特別入試 「学業成績優良」(数値なし) ★可 ★専願

★高大接続入試の5型はすべて「2027年3月卒業見込みの者」で現役生のみです。既卒で出願できるのはグローバル特別入試・スポーツ活動評価・アスリート特別入試です。

「専願」の意味を取り違えないこと

要項の文言はこうです。

○専願制のため、合格した場合は当該入試方式(及び当該学科・専攻)での入学手続が必須となり、★入学辞退はできません。また、★中京大学の併願可能な入試方式との併願は可能ですが、〔当該方式〕に合格した場合は、〔当該方式〕で入学手続をしてください。

★「専願=他方式に出願できない」ではありません。出願は併願でき、合格したら辞退できないという設計です。

併願可の方式については、「基本的に★試験日が異なれば年内入試の中で複数方式・学部を併願することができます」と書かれています。11月21日の併願可否は5グループの表で規定されていて、★基礎力評価型の【基礎学力型】と【法学的思考型】は併願可(ただし名古屋キャンパスで受験した場合のみ)、【活動実績型】は他の2つと併願不可です。

活動実績型は、検定で出願資格を満たせる

法学部の【活動実績型】の出願資格は、★(1)〜(5)のいずれか1つでよい形です。

条件
(1) 全体の学習成績の状況が3.8以上で、かつ日商簿記2級以上または基本情報技術者以上
(2) ★日本漢字能力検定 準2級以上
(3) ★文書読解・作成能力検定 準2級以上
(4) ★ニュース時事能力検定 準2級以上
(5) スポーツ(全国大会出場以上)・社会活動・文化・芸術等で優れた成果

★漢検準2級だけで出願資格を満たせます。評定3.8が必要なのは(1)のルートだけです。

「○出願資格において、課外活動実績及び資格・検定の取得の時期は★『高等学校在学中かつ出願書類の送付期限まで』とします。」

国際思考型も、ルートが複数ある

以下の(1)〜(2)のいずれかを満たす者、かつ、(3)〜(6)のいずれかを満たす者で、(7)の強い意欲・志を明確に持つもの

条件
(3) ★CEFR A2(英検準2級合格相当)以上
(4) 全体の学習成績の状況が3.2以上で、かつ英語が3.6以上
(5) ★2週間以上の海外留学を経験
(6) 国際的な社会活動の実績を客観的な資料で証明できる

★英語資格がなくても、評定(3.2+英語3.6)や2週間の留学経験で出願できます。

英語資格が必須の方式と、その基準

方式 必要なCEFR
グローバル特別入試 ★CEFR B1(英検2級合格相当)以上。★GLS専攻のみ CEFR B2(英検準1級合格相当)以上
英語プレゼンテーション特別入試 ★CEFR B1 以上
国際思考型 (3)のルートで出願する場合のみ CEFR A2 以上

換算表も公開されています。

CEFR 英検 ケンブリッジ GTEC IELTS TEAP TOEFL iBT(2026/1/20以前) TOEFL iBT(1/21以降) TOEIC L&R+S&W
B2 2300以上 160以上 1180以上 5.5以上 309以上 72以上 4.0以上 1560以上
B1 1950以上 140以上 930以上 4.0以上 225以上 42以上 3.0以上 1150以上
A2 1700以上 120以上 680以上 — 135以上 — 2.0以上 625以上

★級の合否ではなくスコアでCEFRを判定します。「英検2級に合格した」ではなく「CSEスコアが1950以上」かどうかです。ここを取り違えると出願できません。

その他の条件:英検はS-CBTも対象/GTECは「検定版」「CBTタイプ」のみ(アセスメント版は対象外)/TOEFL iBTは「Test Dateスコア」(My Bestスコアは不可)/TOEIC L&R+S&WはS&Wを2.5倍して合算/TOEIC IPテスト(オンライン)は対象外。

★グローバル特別入試だけ、スコア取得の時期が「高等学校在学中又は高等学校卒業後に相当する期間」です(=既卒者が卒業後に取ったスコアでも出せます)。他は「高等学校在学中」です。

出願時に書くものが、方式でまったく違う

レポートを出す3方式

方式 レポート
★国際思考型 ★あらかじめ提示されたテーマについて、日本語2,000字以上2,200字以内。必ず出願する専攻が属する学科のテーマを選択。テーマは受験生向けサイトで発表
★英語プレゼンテーション特別入試 ★「国際社会において、関心を持っている課題について」を3,000字程度の日本語で
★事前課題型(文学部言語表現学科) ★15科目から1つ選び、そのシラバスをよく読み、シラバスの内容に関連するテーマを自ら設定して2,000字程度

★英語プレゼンテーション特別入試なのに、出願時のレポートは日本語3,000字です。ここは要注意です。

★事前課題型は「テーマを自分で設定する」という点が肝心です。入試ガイドの表現は「あらかじめ提示されたテーマから1つを選択し」となっていますが、所定様式の指示はこうです。

自身が入学してから学びたいことと★最も関連のある科目を一つ選択し、科目群番号記入欄に番号を記入してください。そして、★その科目のシラバスをよく読み、シラバスの内容に関連するテーマを自ら設定し、2,000字程度のレポートを作成してください。 レポート作成の際は、書籍や新聞、インターネットの情報を参照してください。参照した資料は出典記入用紙に明記してください。

選べる科目は15科目(現代日本語論Ⅰ・Ⅱ、コミュニケーション論Ⅰ・Ⅱ、社会生活とことば、出版の文化史、情報の倫理、書道科教育法、地域とことばⅠ・Ⅱ、図書館概論、図書館情報資源概論、図書館制度・経営論、文字の文化史、レトリック論)で、★シラバスにもそのページからアクセスできます。

★「提示されたテーマを選ぶ」のではなく、「科目を選んでテーマを自分で立てる」作業です。難度がまったく違います。

レポートはすべて手書き、出典記入用紙つき

※★消えないインクの黒ボールペンを使用し、自筆で記入してください。誤って記入した場合は二重線・訂正印で修正してください。

★最終ページが出典記入用紙になっています。参照した書籍・新聞・インターネット等をすべて記載する欄で、書名・出版社名・著者名・出版年・新聞名・発行日・記事名・URL・閲覧日まで書きます。

志望理由書と学修計画書

様式 内容
【B1】志望理由書 出願学科(専攻)への志望理由を★1,000字以内。原稿用紙400字×2面。消えないインクの黒ボールペンで自筆
★【B2】経営学部 事前体験型 志望理由書 ★3つの課題にそれぞれ400文字程度
【C1】学修計画書 入学後の学修の目的(予定)とその実現のための学修計画。字数制限なし(所定欄内)
★【C2】スポーツ科学部 学修計画書 ★色鉛筆やカラーペンを使ってもよく、文字数の指定もなく、図や絵を用いてもよい

★経営学部の事前体験型だけ、志望理由書が3問構成です。

1.これまでに自分で目標を立て、それを達成するために取った行動を具体的に教えてください。また、その過程でどのような困難があり、それをどうやって乗り越えましたか? 2.これまでに自分と異なる考えや価値観を持つ人と接した経験を具体的に教えてください。また、そのときにどのように感じ、どのような対応をとりましたか? 3.これまでに他の人と協力して取り組んだ経験の中で、あなたが意識したことや工夫したことを具体的に教えてください。また、その過程でどのような困難があり、それをどうやって乗り越えましたか?

★3問とも「困難をどう乗り越えたか」「どう工夫したか」を聞いています。成果ではなく過程を書かせる設問です(志望理由書の書き方)。

★スポーツ科学部の学修計画書は、カラーペンも図も絵も使えて字数指定もありません。「自由に記入してください」と様式に書かれています(消えるインクのボールペンや鉛筆は不可)。

文学部・経済学部は、志望理由書と学修計画書を手書きで提出します(他学部は手書き・データ入力のどちらでも可)。

証明資料がないと評価されない

実績票を出す方式(活動実績型・グローバル特別入試・英語プレゼンテーション・国際思考型・スポーツ系)は、証明資料も必要です。

  • 資料名を右上に明記(資料No.1、No.2…)。1つの実績に複数枚あるときはNo.1-1、1-2のように関連付ける
  • 個人名の部分にはマーカーを引く
  • 団体戦は★個人名が特定できる資料(団体のメンバー提出書や公式記録。パンフレットの大会登録メンバー箇所のコピーは不可)
  • ★証明資料がない場合は評価対象外

★調査書は出願回数分必要です。「同じ入試方式でも複数学部受験する場合、調査書は複数枚必要」と明記されています(一般選抜は1通でよい)。出願締切日から起算して3か月以内に作成・捺印された厳封のもの。

郵送は★郵便局から簡易書留速達郵便。市販の封筒(角2サイズ推奨)に宛名用紙を貼ります。★出願書類は折り曲げても構いません(これは珍しい指定です)。

プレゼンの機材ルールが方式で正反対

方式 持ち込み
★事前課題型(文学部) ★資料(USBデータ・写真・ポスターなど)の持ち込み可。PC(Microsoft Officeアプリのみ)とモニターは大学が準備
★国際思考型 ★パソコン等の機器は使えません。資料を持ち込みたい場合は事前に入試センターへ連絡
★英語プレゼンテーション特別入試 ★パソコン等は使えないが、写真等は可(事前連絡が必要)。★メモ等を見ながらのスピーチはできません

★同じ大学の総合型選抜で、PCが使える方式と使えない方式があります。

事前課題型(所要約40分):★レポートについてのプレゼン約10分+質疑応答約30分。評価は①学術的な態度②学科の目的・教育内容への理解③将来の目標との関連性④★レポートの内容と出願書類との関連性。

★質疑応答が30分です。10分の発表より3倍長い。レポートの中身を深く問われます。

国際思考型(日本語):プレゼン5分以内+質疑応答10〜15分程度。★英語を用いて質疑応答を行う場合があります。

英語プレゼンテーション特別入試(英語):★自己紹介と志望理由、国際社会において関心を持っている課題について英語でスピーチ(5分以内)。メモは見られません。質疑応答は★英語・日本語を用いて10〜15分程度。評価項目に「英語運用能力」が加わります。

グローバル特別入試の面接にも注記があります。

★国際学部(GLS専攻除く)は英語を用いて質疑応答を行う場合があります。GLS専攻は英語を用いて面接(口頭試問)を行います。GLS専攻は日本語能力について、確認させていただく場合があります。★工学部は板書によって数学・物理など大学で学ぶための基礎学力を問う場合があります。

★工学部のグローバル特別入試では、面接で板書をさせられることがあります。

試験会場は、2方式だけ全国18会場

★原則は名古屋キャンパスのみです。ただし2方式だけ例外があります。

方式 会場
★事前体験型の11月21日実施分(心理・経営・現代社会・工) ★全国18会場
★基礎力評価型【基礎学力型】 ★全国18会場
他の9方式 名古屋キャンパスのみ

18会場は、名古屋キャンパス・東京・富山・金沢・福井・松本・静岡・浜松・豊橋・岐阜・大垣・四日市・津・大阪・岡山・広島・高松・福岡です。

★法学部の【基礎学力型】は、面接がなく筆記のみ(90分)で、併願可、全国18会場。遠方から受けやすい方式です。

入学検定料は11方式すべて1受験あたり35,000円で、★一般選抜にある「3受験Pack(検定料割引)」は総合型選抜に適用されません。

★受験票はマイページからダウンロードして印刷します。合格発表もマイページのオンライン合否照会です。

奨学金。1方式だけ例外がある

★入試成績優秀者給付奨学金(4年間で400万円以上)は、一般選抜前期日程A方式【3教科型】だけが対象です。「本奨学金の対象になる入試方式は『一般選抜前期日程A方式【3教科型】』だけです」と大学が明記しています。総合型選抜は対象外です。

★ただし1方式だけ例外があります。

入試成績優秀者給付奨学金(スポーツ科学部) ★総合型選抜 アスリート特別入試(前期日程)の合格者の中から、入学試験結果及び出身高等学校における学業成績・運動技能の極めて優秀な者に対し、★最大4年間奨学金(入学金・授業料・教育充実費)を一部又は全額給付します(最大24名)。

★総合型選抜11方式のうち、入試連動の給付奨学金があるのはアスリート特別入試(前期日程)だけです。

逆に、費用がかかる方式もあります。

方式 入学前教育
★国際思考型/事前課題型/英語プレゼンテーション特別入試 ★学科(専攻)指定の入学前学習プログラム(最大4万円程度)の受講が必要
アスリート特別入試(前期) ★学部指定の入学前プログラムを必ず受講(金額の記載なし)
他の方式 要項に記載なし

★合格後に最大4万円程度かかる方式があります。出願前に知っておく価値があります。

★オープンキャンパス参加は、どの方式でも出願条件ではありません。事前体験型・単位認定型が求めるのは「事前講義」で、オープンキャンパスとは別物です。

2027年度の変更

  • ★冊子の構成が変わり、総合型と学校推薦型が「年内入試」1ブロックに統合されました。各方式ページでは分類が分かりません
  • ★基礎力評価型が3型に分けて掲載されるようになりました(2026年度版は1項目)。新設ではなく掲載の分割で、募集定員55名も3型合算のままです
  • ★【単位認定共通テスト利用型】【事前体験共通テスト利用型】が、2027年度版の入試スケジュール・方式一覧・各方式ページのどこにもありません。2026年度版の目次には載っていました。ただし「廃止」という公式の告知は見つかりません(出願確認票の見本画像の細字には文言が残っています)。2027年度版には掲載がない、という書き方が正確です
  • 心理学部の筆記科目名が「英語・国語基礎学力型」→「国語・英語基礎学力型」に変更(語順が逆になりました)
  • TOEFL iBTのスコア換算が「2026年1月20日以前の受験」「1月21日以降の受験」の2段構えになりました

生成AIは、要項に記載がない

★入試ガイド2027の全文(66ページ分)を検索して、「生成AI」「AI」はいずれも0件でした。「剽窃」「盗用」「代筆」も0件です。Net出願ページ、出願書類ページ、レポート様式にも記述がありません。

代わりにあるのは出典明記の義務です。

レポート作成の際に参照した書籍、新聞、インターネット等の情報をすべて記載してください

★【D1】【D3】のレポートは「消えないインクの黒ボールペンで自筆」と指定されています(文学部は手書きのみ)。禁止規定はありませんが、手書き指定が実質的な歯止めになっている構造です。

準備の順番

時期 やること
高1〜高2 ★事前体験型(経営・現代社会・工・スポーツ科学)の事前講義は高1・高2でも受講できます(ただしその受講での出願は不可。希望者多数なら断られることも)
高2〜高3春 英語資格を取る。★級の合否ではなくCSEスコアで判定(B1=英検1950以上、B2=2300以上)。GLS専攻はB2必須
高2〜高3春 法学部【活動実績型】は★漢検準2級/文書読解・作成能力検定準2級/ニュース時事能力検定準2級のどれか1つで出願資格。取得は「高校在学中かつ出願書類の送付期限まで」
高3 春〜 ★新聞を読む習慣。現代社会学部は「ニュース読解力型」、法学部の筆記は「政治、経済、社会一般の時事」、面接も「時事問題を問う場合があります」
★高3 6月1日〜7月21日 ★事前体験型・単位認定型の事前講義に申し込む。ここを逃すとこの2方式は受けられません
高3 8月 事前講義。★単位認定型は2日間9:00〜17:00で、単位を修得しないと出願できません
高3 夏 ★公開されている問題集(54ページ)・解答例・出題意図(8科目)をダウンロードする。1年分しか公開されていません
高3 夏 レポートを書く方式は早めに。★事前課題型は15科目から1つ選び、シラバスを読んでテーマを自分で立てます。国際思考型は2,000〜2,200字、英語プレゼンは日本語3,000字
高3 夏 志望理由書1,000字(★消えないインクの黒ボールペンで自筆)。★経営学部の事前体験型だけ3問×400字
高3 夏 実績票を出す方式は★証明資料を揃える。ないと評価対象外。★調査書は出願回数分
高3 9月1日〜 国際思考型の出願(最も早い)。以降、方式ごとに9月16日/10月14日/11月1日から

まとめ

  • 中京大学の総合型選抜は★11方式。★6つは名前に「総合型」も「AO」も入っていません(グローバル特別入試・スポーツ活動評価特別入試・英語プレゼンテーション特別入試・アスリート特別入試と、「高大接続入試」という独自名の5型)
  • ★2027年度版の入試ガイドは総合型と学校推薦型が「年内入試」1ブロックに統合され、各方式ページでは分類が分かりません。判別できるのはP26の一覧だけです
  • 見分け方は推薦書【A1】の要否。★推薦書と学校長の推薦を要求するのは学校推薦型の4系統だけです
  • ★定員が最大なのは高大接続入試(事前体験型141名+単位認定型29名=170名)。法学部の基礎力評価型55名は3型の合算で、型ごとの内訳は非公開です
  • ★「小論文」という科目はグローバル特別入試の経営学部・総合政策学部だけ(60分)。★ただし他の筆記はほぼすべて「読解問題+論述問題」で、書く力はどこでも効きます
  • ★現代社会学部の「ニュース読解力型」は、新聞・雑誌のニュースの理解と知識を問う問題です。法学部の筆記は「政治、経済、社会一般の時事」、面接も「時事問題」。時事が全方式で効きます
  • ★法学的思考型は課題文30分→6人グループで20分の討論。審査項目は論理的思考力・説得力・視野の広さ・傾聴力・整理・集約力・積極性。★筆記が一定基準を下回ると、総合得点が足りていても不合格になることがあります
  • ★配点は11方式すべて非公開。入試結果(志願者・受験者・合格者)も総合型は全部非公表です。倍率を計算する材料がありません
  • ★ただし過去問は手厚い。問題集54ページがPDF全文公開、解答例、★8科目分の「出題意図」PDFまであります(法学的思考型のグループディスカッションの課題文も収録)。★公開は1年分のみです
  • ★事前体験型・単位認定型は、6月1日〜7月21日に事前講義の申込が必要。★単位認定型は2日間9:00〜17:00で、単位を修得しないと出願できません
  • ★高大接続入試の5型は現役生のみ。既卒で出せるのはグローバル特別入試・スポーツ活動評価・アスリート特別入試です
  • ★「専願」は「他方式に出願できない」ではなく「合格したら辞退できない」という意味です。出願自体は併願できます
  • ★英語資格は級ではなくCSEスコアで判定(B1=英検1950以上、GLS専攻はB2=2300以上)。TOEIC IPテストとGTECアセスメント版は対象外
  • ★法学部【活動実績型】は漢検準2級だけで出願資格を満たせます(評定3.8が必要なのは簿記・情報のルートだけ)
  • ★事前課題型は15科目から1つ選び、シラバスを読んでテーマを自分で設定して2,000字。「提示されたテーマを選ぶ」のではありません
  • ★英語プレゼンテーション特別入試なのに、出願時のレポートは日本語3,000字程度です
  • ★レポートはすべて消えないインクの黒ボールペンで自筆。出典記入用紙の提出義務があります
  • ★プレゼンの機材ルールが方式で正反対。事前課題型はUSB・写真・ポスター可でPCも大学が用意、国際思考型と英語プレゼンはPC不可(英語プレゼンはメモも見られません)
  • ★全国18会場で受けられるのは2方式だけ(事前体験型の11/21実施分と基礎力評価型【基礎学力型】)。他は名古屋キャンパスのみ
  • ★入試成績優秀者給付奨学金(400万円以上)は一般選抜A方式【3教科型】限定。例外は★アスリート特別入試(前期日程)だけで、こちらには最大24名・最大4年間の給付があります
  • ★国際思考型・事前課題型・英語プレゼンテーション特別入試の合格者は、入学前学習プログラム(最大4万円程度)の受講が必要です
  • ★生成AIについては要項に記載がありません(全文検索で0件)。あるのは出典明記の義務と、レポートの手書き指定だけです

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、要項の読み方は募集要項の読み方にまとめています。大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。

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