愛知産業大学の総合型選抜。小論文60分100点+面接100点で、建築学科は全5期
愛知産業大学の2027年度 総合型選抜は小論文1時間100点と面接100点、そして書類審査で判定されます。建築学科で募集定員10名、Ⅰ期からⅤ期まで5回。遠隔地支援奨学金やスポーツ奨学金も総合型選抜が対象です。
愛知産業大学は愛知県岡崎市にキャンパスを置く私立大学です。2027年度入試の総合型選抜は、小論文100点+面接100点+書類審査というシンプルな構成で、Ⅰ期からⅤ期まで5回実施されます。
小論文の比重が高い大学です。点数がつくのは小論文と面接だけで、しかも同じ配点(各100点)。書類審査は別枠で行われます。
出典:愛知産業大学「入学試験・日程・要項」(https://www.asu.ac.jp/exam/schedule )と、そこから公開されている「総合型選抜(1年次入学)」「学校推薦型選抜・公募[一般]」の入学試験要項PDF、「過去の入試問題」(https://www.asu.ac.jp/exam/exam_questions )。いずれも2026年9月23日に確認しました。
なお大学のサイトには「情報学部(設置認可申請中)の入試につきましては設置認可後に公開いたしますので、しばらくお待ちください」という案内があり、2027年度入試で1年次入学の要項が公開されているのは造形学部 建築学科です(3年次編入学は建築学科・スマートデザイン学科・総合経営学科)。
総合型選抜[一般]の中身
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 造形学部 建築学科 |
| 募集定員 | 10名 |
| 専願/併願 | 専願 |
| 選考方法 | 小論文(1時間/100点)、面接(100点)、書類審査 |
| 検定料 | 35,000円 |
| 試験会場 | 本学(岡崎キャンパス) |
当日の時間割も要項に出ています。
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| 9:00 | 試験室開場 |
| 9:45 | 集合・試験諸注意説明 |
| 10:00〜11:00 | 小論文 |
| 11:30〜 | 面接 |
午前中で終わる日程です。小論文を書いてすぐ面接、という流れなので、書いた内容について聞かれる可能性を想定しておくと落ち着いて臨めます。
5期あるが、途中で打ち切られることがある
日程は5回に分かれています。
| 期 | ネット出願期間 | 書類必着日 | 試験日 | 合格発表日 |
|---|---|---|---|---|
| Ⅰ期 | 令和8年9月1日(火)〜9月10日(木) | 9月14日(月) | 9月19日(土) | 11月1日(日) |
| Ⅱ期 | 令和8年11月13日(金)〜12月2日(水) | 12月4日(金) | 12月12日(土) | 12月23日(水) |
| Ⅲ期 | 令和9年1月5日(火)〜1月12日(火) | 1月14日(木) | 1月23日(土) | 2月9日(火) |
| Ⅳ期 | 令和9年2月1日(月)〜2月24日(水) | 2月26日(金) | 3月5日(金) | 3月13日(土) |
| Ⅴ期 | 令和9年3月4日(木)〜3月10日(水) | 3月12日(金) | 3月17日(水) | 3月23日(火) |
3月まで受けられるのは大きな利点です。ただし要項には注意書きがあります。
入学手続者が募集定員に達した場合には、募集を打ち切る場合があります。その際は、本学ホームページで告知します。
募集定員は10名なので、後半の期が実施されない可能性があるということです。逆に「総合型選抜において追加募集を行うことがあります」とも書かれていて、状況によって増えることもあります。どちらにしても、大学のホームページを定期的に確認する必要がある入試です。
出願から書類必着日までの日数も短めです。Ⅰ期なら出願期間が9月10日まで、書類必着が9月14日。ネット出願を済ませてから書類を送るまでの猶予は数日しかありません。調査書は出身高校から取り寄せる必要があるので、出願を決めたらすぐ依頼してください。
活動報告書に何を書くか
出願書類は4点です。
| 書類 | 備考 |
|---|---|
| 志願票 | ネット出願システムから出力。写真2枚貼付(写真データのアップロードを推奨) |
| 活動報告書 | 所定の様式をネット出願システムまたは大学ホームページからダウンロードして記入 |
| 調査書 | 文部科学省所定の様式で出身学校長が作成し、厳封 |
| スポーツ奨学金申請書 | 該当者のみ |
このうち自分で書くのが活動報告書です。要項には記入する内容が明記されています。
学業に関する活動、課題研究等に関する活動、資格・検定等に関する活動
部活動やボランティアではなく、学業・課題研究・資格が3本柱になっている点が特徴的です。「総合的な探究の時間」で取り組んだテーマ、建築や住環境に関わる調べ学習、取得した検定——そういった内容を書く欄だと読めます。
高校卒業程度認定試験の合格者は、調査書のかわりに「合格証明書」と「合格成績証明書」を提出します。出願時に用意できない場合の扱いも要項に書かれています。
小論文の過去問は公表されていない
愛知産業大学は「過去の入試問題」ページで入試問題と解答を公開していますが、掲載されているのは国語・数学・英語(一般前期)です。小論文の過去問題は含まれていません。
対策の手がかりになるのは、この入試が建築学科向けであることです。志望する学科の専門領域——住まい、まちづくり、建築と環境、デザインと暮らし——といったテーマを想定して練習しておくのが現実的です。60分で書き切る訓練も並行してやっておいてください。
学校推薦型選抜・公募も同じ形式
小論文の準備という意味で知っておきたいのが、学校推薦型選抜・公募[一般]の存在です。
| 項目 | 総合型選抜[一般] | 学校推薦型選抜・公募[一般] |
|---|---|---|
| 専願/併願 | 専願 | 併願可 |
| 選考方法 | 小論文(1時間/100点)、面接(100点)、書類審査 | 小論文(1時間/100点)、面接(100点)、書類審査 |
| 募集定員(建築学科) | 10名 | 9名 |
| 検定料 | 35,000円 | 35,000円 |
| 試験会場 | 本学(岡崎キャンパス) | 本学(岡崎キャンパス)・名古屋・浜松 |
選考方法も配点もまったく同じです。違うのは専願か併願か、そして会場の数。公募推薦のほうは名古屋と浜松でも受けられます。
Ⅰ期の出願は令和8年11月1日(日)〜11月12日(木)、試験日は11月21日(土)、合格発表は12月4日(金)です。推薦書が必要なので、学校長の推薦を受けられるかどうかが分かれ目になります。
小論文の対策は両方に使えるので、専願で早く決めたいなら総合型選抜、併願したいなら公募推薦、という選び方ができます。
総合型選抜を受けると申請できる奨学金
この大学の総合型選抜には、奨学金が紐づいています。出願の際に、ネット出願システム上で申請を希望する奨学金を選択します。
| 奨学金 | 内容 |
|---|---|
| 遠隔地支援奨学金(入学時奨学金) | 1年次に10万円を給付 |
| スポーツ奨学金S | 年額50万円×4年=200万円(定員あり) |
| スポーツ奨学金A | 年額30万円×4年=120万円 |
| スポーツ奨学金B | 20万円(1年次のみ) |
遠隔地支援奨学金は申請者全員が対象です。条件は「出身校の所在地が愛知県外の方、もしくは通学に使用する最寄駅から名鉄藤川駅までの路線距離が60km以上の方」。愛知県内でも、距離が60km以上あれば該当します。
スポーツ奨学金の対象クラブは硬式野球部(男子)、バレーボール部(男子)、ハンドボール部(男子)、アーチェリー部。総合型選抜入試を受験した方が対象と明記されているので、この奨学金を狙うなら入試区分の選択が重要になります。
基準も具体的です。球技系は「都道府県大会出場校の上位校20%以内の登録選手かつ本学監督がセレクションで指名した者」、アーチェリーは70mラウンド公認競技会(72射合計点)で男子620点以上・女子600点以上、あるいは男子580点以上・女子560点以上という数値が示されています。
なおスポーツ奨学金S・Aは最長4年間ですが、2年次以降の給付継続には毎年決められた出席率、取得単位数、GPAが必要です。
どこから手をつけるか
建築学科志望で専願なら、Ⅰ期を狙うのが基本です。募集定員10名に対して5期あり、定員に達したら打ち切られる可能性があるからです。9月19日(土)の試験なら、合格発表は11月1日。早く進路を確定できます。
準備することは3つです。60分で書き切る小論文の練習、活動報告書(学業・課題研究・資格)の棚卸し、そして調査書の早めの依頼。出願から書類必着までの日数が短いので、調査書を待っている間に締切が来ないよう注意してください。
併願したいなら公募推薦です。選考方法が同じなので、小論文の準備はそのまま流用できます。名古屋・浜松会場があるのも利点です。
愛知県外から通う予定、または最寄駅から名鉄藤川駅まで60km以上なら、遠隔地支援奨学金を忘れずに申請してください。申請者全員が対象で、1年次に10万円です。
2027年度の情報学部を志望している人は、設置認可後に公開される入試情報を待つことになります。
まとめ
- 愛知産業大学の2027年度 総合型選抜[一般]は小論文1時間/100点+面接100点+書類審査
- 対象は造形学部 建築学科、募集定員10名、専願、検定料35,000円、会場は本学(岡崎キャンパス)
- Ⅰ期〜Ⅴ期の全5期。ただし入学手続者が募集定員に達した場合は募集を打ち切ることがある(追加募集の可能性もあり)
- 当日は10:00〜11:00に小論文、11:30から面接
- 出願書類は志願票・活動報告書・調査書(+該当者はスポーツ奨学金申請書)。活動報告書には学業・課題研究等・資格や検定に関する活動を書く
- 小論文の過去問題は公表されていない(公開されているのは国語・数学・英語の一般前期)
- 学校推薦型選抜・公募[一般]も小論文100点+面接100点で同じ構成。こちらは併願可で会場は本学・名古屋・浜松、建築学科9名
- 遠隔地支援奨学金は申請者全員が対象(愛知県外の出身校、または最寄駅から名鉄藤川駅まで60km以上で1年次10万円)
- スポーツ奨学金は総合型選抜入試の受験者が対象。S=200万円、A=120万円、B=20万円
- 情報学部(設置認可申請中)の入試情報は認可後に公開予定
総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。愛知県の私立大学は東海学園大学、名古屋造形大学、名古屋外国語大学の記事にもあります。