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仁愛大学の総合型選抜。学科ごとの課題が要項に載っていて、健康栄養学科は「食欲をコントロールする薬」

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仁愛大学(福井県越前市)の総合型選抜を、2027年度入学試験要項から整理しました。学科特色型・探究活動型・自己推薦型の3種類の違い、4学科それぞれの課題の全文、50分800字の作文と過去のテーマ、志望理由書と活動報告書のルーブリックまで解説します。

仁愛大学(福井県越前市)の総合型選抜には、学科ごとに違う課題があります。そして、その課題が要項に全文載っています。

健康栄養学科のものを見てください。

食欲をコントロールする薬が開発され、一部の国では実用化されています。この薬が今後の日本の社会にどのようなインパクトを与えると思いますか。あなたの考えを800字程度の作文を書いて提出してください。

これを家で書いて、出願と同時に提出します。そしてその課題をもとに面接が行われます。

出典:2027年度入学試験要項(仁愛大学、PDF・47ページ)、入試情報。2026年9月23日に確認しました。

学部・学科は心理学部 心理学科、ビジネスコミュニケーション学部 ビジネスコミュニケーション学科、栄養・子ども学部 健康栄養学科・子ども教育学科の4学科です。

3種類を1枚で

種類 専願/併願 出願締切 選考日 当日
学科特色型Ⅰ期 専願 2026年9月25日 10月3日(土) 面接20分
学科特色型Ⅱ期 専願 12月4日 12月12日(土) 面接20分
探究活動型 専願 2026年9月25日 10月3日(土) 面接20分
自己推薦型 併願可 2026年10月7日 10月17日(土) 作文50分+面接10分

3種類とも出願資格に「全体の学習成績の状況3.0以上」が入っています。ここは共通の関門です。

そして専願の2種類(学科特色型・探究活動型)は他学科との併願ができません。自己推薦型だけ学科併願ができ、検定料も無料です。

試験会場は本学(福井県越前市大手町3-1-1)のみです。

学科特色型は、学科ごとに課題が違う

配点はシンプルです。

個人面接(20分程度)50点および出願書類(調査書・志望理由書・活動報告書)50点を総合的に判定して選考します。

100点満点の半分が面接、半分が書類。そして課題の扱いがこうなっています。

※以下に提示されている課題(各学科別)を出願と同時に提出してください。その課題を元に面接を行います。 ※課題は濃くはっきりと記入してください。

課題そのものに配点はありません。20分の面接の材料になります。つまり、課題は「書いて終わり」ではなく、それについて20分話せる状態まで持っていく必要があります。

「濃くはっきりと記入」という注意書きは、スキャンして面接官に配られる可能性を示しています。薄い鉛筆書きは避けてください。

心理学科 — 学習・活動計画書

本学科での取り組みを参考に、大学4年間を通したあなた自身の学習(資格・検定、勉強など)と活動(部活・サークル活動、ボランティア、習い事など)の目標を考え、本学所定の「学習・活動計画書(箇条書きも可)」を作成し提出してください。

箇条書きでもよいと明記されています。文章力ではなく、4年間の計画を具体的に立てられるかが問われます。「本学科での取り組みを参考に」とあるので、心理学科のカリキュラムを読まずには書けません。

ビジネスコミュニケーション学科 — 800字の作文

テーマ「本学科でどのようなことを学び、それを将来どのように社会で活かしていきたいか」について800字程度の作文を書いて提出してください。

学びと将来を800字でつなぐ、オーソドックスな設問です。

健康栄養学科 — 食欲をコントロールする薬

前掲のとおりです。これは志望理由型ではなく、完全に論述型の設問です。

「食欲をコントロールする薬」が日本社会に与えるインパクト。栄養学の側から考えるなら、肥満・生活習慣病・医療費、食品産業への影響、食べることの文化的な意味、薬に頼ることの是非。賛否どちらに寄せても、根拠を出せば成立します。

800字なので、論点を2つに絞るのが現実的です。良い面を1つ、懸念を1つ、そして自分の立場。

子ども教育学科 — 7分の発表

ここだけ作文ではありません。

課題AまたはBいずれかを1つ選び7分程度の発表を行います。発表はPC等を用いる方法、ポスターやレジュメを用いる方法のいずれも可能です。 A.教育や福祉等に関する社会活動やボランティア活動等を通して、学んだことや調べてわかったこと。 B.教育や福祉等に関して興味深く感じたり、感銘を受けたりした書籍や新聞記事等について、それを選んだ理由及びその内容に対するあなたの考え。

課題Bなら、本や新聞記事を1本選ぶだけで成立します。活動実績がなくても道があります。

機材の条件も具体的です。

※発表に使用するPCは本学のものをご利用いただきます。OSはWindows11で、PowerPointのバージョンは2019以上を推奨します。発表用データは選考日にUSBメモリーで持参してください。発表用資料(印刷したものや内容がわかる写真など)は出願と同時に提出してください。

発表用資料は出願時に提出します。当日までに作り直す、ができません。

探究活動型は400〜600字

専願で、選考日は学科特色型Ⅰ期と同じ10月3日(土)。ただし集合時刻が13時で、午後の実施です(学科特色型は9時集合)。

配点も同じ、面接20分50点+出願書類50点。課題だけが違います。

「高校で行った探究活動について」の説明を400〜600字程度でまとめたものを出願と同時に提出してください。原稿用紙は、本学HPからダウンロードできます。

800字ではなく400〜600字です。そして探究活動そのものの実績を問う出願資格はありません(学科特色型と同じ資格です)。高校で探究に取り組んだなら、こちらのほうが書きやすいでしょう。

募集人員は心理7名、ビジネスコミュニケーション7名、健康栄養5名、子ども教育7名です。

自己推薦型は併願可。50分800字の作文

3種類で唯一他大学との併願が可能です。そして唯一当日に書きます。

時刻 内容
9:00 集合
9:10〜9:30 諸説明
9:30〜10:20 作文(50分)
10:50〜 面接開始

作文(50分、800字程度)50点と個人面接(10分程度)50点および出願書類(調査書・志望理由書・活動報告書)50点を総合的に判定して選考します。

150点満点で、作文が50点。面接は10分と短く、そのぶん作文の比重が上がっています。

そして過去のテーマが公開されています。

過去の作文のテーマ 自分が持っている強みについて、できるだけ具体的に800字程度で書きなさい。

「できるだけ具体的に」という指示が入っています。「私の強みは継続力です」で終わらず、いつ・何を・どれだけ続けたのかを書かせる設計です。

学科併願もできます。

学科併願をする場合は学科ごとに合否判定を行います。出願時に志望順を選択しますが、選考において有利不利はありません。

志望順が合否に影響しないと明記されています。第2志望だから不利、ということがありません。しかも学科併願は検定料無料です。

志望理由書と活動報告書には、ルーブリックが公開されている

3種類とも出願時に提出します。文字数は決まっています。

【志望理由書】志望学科を選んだ理由と、大学入学後の目標を合わせて400字程度でまとめてください。 【活動報告書】高校3年間で主体的に取り組んだ活動について述べ、その活動を通して「身に付いた」または「成長した」と実感できることについて400字程度でまとめてください。

そして評価基準が表で出ています。

志望理由書

観点 十分満足 A おおむね満足 B 努力を要する C
理由 本学科に対する理解が十分で、志望の理由が具体的で明確 本学科に対する理解がおおむねできており、志望の理由も明確 本学科に対する理解が不十分で、志望の理由に課題が見られる
目標 入学後の目標が明確で、その目標に向かって大学で学ぶ準備ができている 入学後の目標があり、大学での学びを充実させようとしている 入学後の目標が明確ではなく、大学での学びに対しても課題が見られる

活動報告書

観点 十分満足 A おおむね満足 B
高校で主体的に取り組んだ活動内容 説明が具体的で、主体的・積極的・協調的に取り組んだ様子が良く分かる 主体的・積極的・協調的に取り組んだ様子が分かる

AとBを分けているのは、志望理由書では「本学科に対する理解が十分」かどうかと「大学で学ぶ準備ができている」かどうか。活動報告書では「説明が具体的」かどうかです。

Bどまりの答案とAの答案の差は、具体性と、学科そのものへの理解の深さだとはっきり書かれています。

提出方法にも注意点があります。

志望理由書・活動報告書については、インターネット出願時にJ-Bridge Systemを利用して入力をしていただきます。事前にWord等でご準備いただくと、インターネット出願時にスムーズです。

出願画面で直接書くのではなく、Wordで作ってから貼り付けるのが大学の推奨です。

合格したら2月に入学前教育がある

本学では総合型選抜【専願】による入学予定者に、各学科の教育(内容)への理解を深めるとともに、大学入学まで主体的な学習を継続することを目的として、入学前教育を実施します。実施日:2月予定

対象は専願の2種類(学科特色型・探究活動型)です。

検定料についても、知っておくと得な決まりがあります。

「総合型選抜」「学校推薦型選抜」の入学手続き完了者で「一般選抜スカラシップ」「一般選抜スカラシップ(保育特別奨学生選抜)」を受験する場合は検定料は無料です。

総合型選抜で合格して手続きを済ませたあとでも、奨学生をねらって一般選抜スカラシップを無料で受けられます。

どこから手をつけるか

まず志望学科の課題を読みます。 4学科それぞれ違います。心理学科は4年間の学習・活動計画書、ビジネスコミュニケーション学科は学びと将来の800字、健康栄養学科は食欲をコントロールする薬の800字、子ども教育学科は7分の発表。どれも今日から取りかかれます。

健康栄養学科の課題は、論点を2つに絞って800字にします。 良い面と懸念を1つずつ、そして自分の立場。栄養学の言葉(生活習慣病、食行動、栄養管理など)を使えると、学科への理解が伝わります。

課題は「面接の材料」だと考えてください。 書いたあと、その内容について20分話せるかを確かめます。心理学科は面接時に課題のコピーを持参します。

子ども教育学科なら、発表用資料の締切に注意です。 出願と同時に提出します。当日はUSBメモリーでデータを持参し、大学のWindows11とPowerPoint 2019以上で発表します。ポスターやレジュメでも構いません。

評定3.0が3種類すべての条件です。 ここを満たしていないと、どの方式にも出願できません。

志望理由書と活動報告書はWordで書いてから貼り付けます。 各400字程度。ルーブリックが公開されているので、「本学科に対する理解が十分」「大学で学ぶ準備ができている」「説明が具体的」の3つを満たしているか、書いたあとに自分で採点してください。

併願したいなら自己推薦型です。 他大学と併願でき、学科併願も無料、志望順で不利になりません。当日に50分800字の作文を書くので、過去のテーマ(自分の強みを具体的に)で一度練習しておきます。

まとめ

  • 仁愛大学の総合型選抜は3種類(学科特色型Ⅰ・Ⅱ期/探究活動型/自己推薦型)
  • 3種類とも出願資格に「全体の学習成績の状況3.0以上」が入っています
  • 学科特色型は学科ごとに課題が違い、要項に全文が公開されています
  • 心理学科は「学習・活動計画書」(箇条書きも可)、ビジネスコミュニケーション学科は「本学科でどのようなことを学び、それを将来どのように社会で活かしていきたいか」の800字の作文
  • 健康栄養学科の課題は「食欲をコントロールする薬」が日本社会に与えるインパクトを800字で書くものです
  • 子ども教育学科は7分程度の発表。PCでもポスターやレジュメでも可で、発表用資料は出願と同時に提出します
  • 課題に配点はなく、その課題をもとに20分の面接が行われます。「濃くはっきりと記入」という指示があります
  • 探究活動型の課題は「高校で行った探究活動について」を400〜600字程度でまとめたものです
  • 自己推薦型だけが他大学と併願可。作文50分800字が50点、面接10分が50点、出願書類が50点です
  • 自己推薦型の過去の作文テーマは「自分が持っている強みについて、できるだけ具体的に800字程度で書きなさい」
  • 自己推薦型は学科併願ができ、検定料も無料。志望順で有利不利はありません
  • 志望理由書(400字程度)と活動報告書(400字程度)には評価のルーブリックが公開されています
  • ルーブリックのAとBの差は「本学科に対する理解が十分」「大学で学ぶ準備ができている」「説明が具体的」かどうかです
  • 志望理由書・活動報告書はJ-Bridge Systemで入力。大学自身がWord等での事前作成を勧めています
  • 専願の合格者には2月に入学前教育があります
  • 総合型選抜で入学手続きを完了した人は、一般選抜スカラシップを検定料無料で受験できます

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。福井県の私立大学は福井医療大学、福井工業大学の記事にもあります。

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