山口県立大学の総合型選抜。一次の自己推薦書100点は二次に持ち越されない
山口県立大学の2027年度総合型選抜を要項から整理しました。一次は自己推薦書100点だけで決まり、その得点は二次に持ち越されません。一次合格者の上限人数が学科ごとに公表されていて、看護学科と栄養学科は2027年度が初実施です。
山口県立大学(公立・山口県山口市)の総合型選抜は、★一次と二次が完全に切り離されています。
| 段階 | 評価するもの | 配点 |
|---|---|---|
| ★一次選抜(書類審査) | ★自己推薦書だけ | ★100点 |
| ★二次選抜(10月10日) | ★講義理解力試験または個人プレゼンテーション+面接 | ★300点 |
★一次の100点は二次に持ち越されません。★最終順位は二次の300点だけで決まります。
二次選抜:講義理解力試験と面接の得点の合計で順位を決め、高得点順に★最終合格者を決定する。
★つまり自己推薦書は「二次に進むための関門」です。★通ってしまえば、自己推薦書の点数は合否に効きません(面接の参考資料にはなりますが、評価の対象にはなりません)。
★一次合格者の上限人数も学科ごとに公表されています。
| 学科 | 募集人員 | ★一次合格者の上限 |
|---|---|---|
| ★国際文化学科 | 5 | ★15人程度 |
| ★文化創造学科 | 5 | ★24人程度 |
| ★情報社会学科 | 5 | ★15人程度 |
| ★社会福祉学科 | 9 | ★18人程度 |
| ★看護学科 | 4 | ★16人程度 |
| ★栄養学科 | 2 | ★8人程度 |
★文化創造学科だけ募集5名に対して24人程度と、★倍率の作り方が大きく違います。
必ず最新の募集要項で確認してください。日程・募集人員・選考方法は年度によって変わります。この記事は2027年度(令和9年度)の総合型選抜学生募集要項(55ページ)、自己推薦書の様式、令和7年度の過去問4学科分(出題意図つき)、入学者選抜の変更予告(第1次〜第3次公表)、2024〜2026年度の入試実施結果、2027年度の出願状況、比較のために2026年度の学校推薦型選抜要項によります。 出典:山口県立大学 入試情報。2026年10月6日に確認しました。
★山口県には「山口県立大学」「山陽小野田市立山口東京理科大学」「下関市立大学」「周南公立大学」という4つの公立大学があります。★この記事は山口県立大学です。
看護学科と栄養学科は2027年度が初実施
| 学部 | 学科 | 入学定員 | ★2027年度の総合型選抜 |
|---|---|---|---|
| ★国際文化学部 | 国際文化学科 | 50 | ★5人 |
| ★国際文化学部 | 文化創造学科 | 45 | ★5人 |
| ★国際文化学部 | 情報社会学科 | 40 | ★5人 |
| ★社会福祉学部 | 社会福祉学科 | 87 | ★9人 |
| ★看護栄養学部 | ★看護学科 | 55 | ★4人(初実施) |
| ★看護栄養学部 | ★栄養学科 | 42 | ★2人(初実施) |
| ★合計 | 319 | ★30人 |
★2027年度は6学科すべてで実施されます。
★そもそも総合型選抜が始まったのは2025年度です。★2024年度は全学科で実施していません。
★看護学科・栄養学科の増加分6人は、看護栄養学部の一般選抜から回されました(看護は前期23→21・後期5→3、栄養は前期20→18)。
★この2学科には過去問が存在しません。
★総合型選抜は区分が1つだけです。★県内枠・地域枠・附属高校枠は総合型選抜にはありません(附属高校枠は学校推薦型選抜の県内高校枠の内数です)。
★出願できるのは一学科のみです。
総合型選抜では、★一学科のみ出願可能です。
二次の中身は学科で2通りに分かれる
| 学科 | ★二次の科目 | 配点 |
|---|---|---|
| ★国際文化学科 | ★講義理解力試験200+面接100 | 300 |
| ★情報社会学科 | ★講義理解力試験200+面接100 | 300 |
| ★文化創造学科 | ★個人プレゼンテーション200+面接100 | 300 |
| ★看護学科 | ★個人プレゼンテーション200+面接100 | 300 |
| ★栄養学科 | ★個人プレゼンテーション200+面接100 | 300 |
| ★社会福祉学科 | ★個人プレゼンテーション100+面接200 | 300 |
★社会福祉学科だけ面接が200点で、★プレゼンの倍の重みです。
★小論文は課されません。★グループワーク・集団面接・グループディスカッションも2027年度にはありません(面接はすべて個人面接)。
★講義理解力試験の中身(原文)
講義理解力試験では、★本学教員が行う模擬講義を受講し、その内容についてレポートを作成する。作成したレポートに基づきプレゼンテーションを行い、レポート及びプレゼンテーションを通して、知識、理解、思考力・判断力・表現力及び主体性を点数化して評価する。
★模擬講義→レポート→そのレポートでプレゼンという3段構えです。
★個人プレゼンテーションの中身は学科で違います。
| 学科 | 原文 |
|---|---|
| ★文化創造学科 | ★「与えられた課題(文章、図表等も含む)について、その内容を理解し、自らの考えをまとめた発表資料(文章および絵図など)を作成し、その資料に基づいてプレゼンテーションを行う。」 |
| ★社会福祉学科 | ★「提示された課題に対し、その内容を理解し、自らの考えをまとめ、個人プレゼンテーションを行う。」 |
| ★看護学科 | ★「出題された課題について、一定時間で自らの考えをまとめ発表する。プレゼンテーション資料の作成は求めない。」 |
| ★栄養学科 | ★「提示された課題に対し、その内容を理解し、自らの考えをまとめ、個人プレゼンテーションを行う。」 |
★看護学科だけ「資料の作成は求めない」と明記されています。★文化創造学科は逆に、発表資料を作ることが課題の一部です。
★看護学科だけ合格の基準が別に置かれています。
★二次選抜の合格基準は、合計得点率が50%以上あること。
★300点の半分(150点)に届かなければ、順位にかかわらず合格になりません。
★同点のときの処理も学科で違います。
| 段階 | 処理 |
|---|---|
| ★一次で同点 | ★国際文化・文化創造・情報社会は「調査書の『全体の学習成績の状況』の数値の高い者を上位」。★社会福祉・看護・栄養には記載がありません |
| ★二次で同点 | ★国際文化・文化創造・情報社会・社会福祉は面接の得点が高い者。★看護・栄養は個人プレゼンテーションの得点が高い者 |
★看護学科と栄養学科だけ、同点のときにプレゼンが優先されます。
★面接の時間も面接官の人数も要項に記載がありません。
★二次の試験時間も要項に書かれていません。
試験時間は学科ごとに異なります。★試験開始時間は一次選抜合格者に別途通知します。 ※試験の終了時間は面接の順番によって異なります。★面接の順番が最後になった場合、試験終了時間は17時頃になります。
★朝から夕方まで空けておく必要があります。
出願資格は学科でまったく違う
| 学科 | ★既卒 | ★成績・資格の要件 |
|---|---|---|
| ★国際文化学科 | ★現役のみ | ★①「全体の学習成績の状況」が3.5以上かつ外国語又は英語の「教科の学習成績の状況」が3.8以上、または★②英語資格・検定試験がCEFR B1レベル以上 |
| ★文化創造学科 | ★現役のみ | ★国語、外国語又は英語、地理歴史、芸術、数学、情報のうち「教科の学習成績の状況」が3.7以上の教科が2教科以上 |
| ★情報社会学科 | ★現役のみ | ★「全体の学習成績の状況」が3.5以上 |
| ★社会福祉学科 | ★2026年3月卒業者まで可 | ★国語、地理歴史又は公民の「教科の学習成績の状況」がいずれも3.5以上 |
| ★看護学科 | ★2026年3月卒業者まで可 | ★「全体の学習成績の状況」が3.8以上かつ英語資格・検定試験がCEFR A2レベル以上(★必須) |
| ★栄養学科 | ★現役のみ | ★「全体の学習成績の状況」が3.8以上 |
★既卒で出願できるのは社会福祉学科と看護学科だけです。★それも2026年3月卒業者までで、2025年3月以前の卒業者はどの学科も出願できません。
★要項の用語は「全体の学習成績の状況」「教科の学習成績の状況」です(「評定平均値」ではありません)。
★文化創造学科だけ「全体」ではなく「教科ごとに2教科以上」という条件です。★脚注も付いています。
(*2) ★「芸術」が開設されていない場合は、「美術」又は「音楽」を採用する。 (*3) ★「情報」の科目を他の教科の科目によって代替しており、かつ、調査書に「情報」の「教科の学習成績の状況」が記載されない場合は、代替科目の「科目の学習成績の状況」を採用する。なお、共通教科「情報」と専門教科「情報」のいずれも開設している場合は、★成績の良い教科を採用する。
★社会福祉学科は「国語、地理歴史又は公民」が「いずれも」3.5以上です。★どれか1つではありません。
★そのほかの条件
| 項目 | 扱い |
|---|---|
| ★地域要件 | ★なし。★出願資格は全学科「全国(山口県を含む)の高等学校等」 |
| ★高卒認定 | ★要項に記載なし(「高等学校卒業程度認定試験」が全55ページで0件。学校種の列挙にも含まれない) |
| ★年齢 | ★要項に記載なし(「年齢」が0件) |
| ★事前イベント参加 | ★不要(「オープンキャンパス」が0件) |
| ★推薦 | ★不要 |
| ★専願 | ★必要。★「合格した場合は、必ず本学に入学する者」 |
総合型選抜の合格者は、入学辞退を許可された場合を除き、★本学及び他の国公立大学の一般選抜を受験しても、その大学の合格者とはなり得ません。
英語資格は、級と「二次試験まで受けたこと」が条件
★看護学科は英語資格が必須です。★国際文化学科は評定ルートの代替なので、該当者だけです。
| 資格・検定試験 | ★国際文化学科(CEFR B1以上) | ★看護学科(CEFR A2以上) |
|---|---|---|
| ★英検(実用英語技能検定) | ★1950(★ただし2級以上の試験を二次試験まで受験した者に限る) | ★1700(★ただし準2級以上の試験を二次試験まで受験した者に限る) |
| GTEC(4技能版) | 930 | 680 |
| TEAP(4技能版) | 225 | 135 |
| TEAP CBT | 420 | 235 |
| ケンブリッジ英語検定 | 140、またはPET(B1 Preliminary)以上の認定 | 120、またはKET(A2 Key)以上の認定 |
| IELTS | 4.0 | 3.0 |
★共通の条件
・表中の資格・検定試験については、★出願期間初日から遡って2年以内に受験したものに限ります。 ・各資格・検定試験の★4技能全て受験する必要があります。 ・スコアを基準としているものについては、★合否は問いません。
★英検は「合否は問わない」けれども「受験した級」と「二次試験まで受けたこと」が条件です。
★3級のCSEスコアが1700に届いても、看護学科では使えません(準2級以上の試験を二次試験まで受験する必要があります)。
★提出は原本です(英検はデジタル証明書も可で、★「デジタル証明書プレビュー」画面と「デジタル証明書の提出」画面(カナ氏名と共有キーが記載されたページ)を印刷して提出します)。
自己推薦書はA4が2枚。字数指定がない
★出願書類は6点(入学志願票/写真票/調査書/英語の資格・検定試験スコア/自己推薦書/入学試験料)です。
★活動報告書もポートフォリオも推薦書もありません。
本学Webページから様式をダウンロードし、★志願者本人が自身で考えて自筆したものを提出してください。★A4・片面印刷で提出してください。(★ホッチキス等で留めないでください)
★手書き(自筆)必須です。★ワープロ可の記載はありません。
★記入上の注意(原文)
1.自己アピール(1)、(2)それぞれについて、志望する学科の入学者受入れの方針(アドミッショポリシー)をふまえ、あなたの考えを記述してください。 2.★字数は問いませんが、本様式に収まるよう楷書で丁寧に書いてください。
★字数の指定がありません。★A4縦1枚につき罫線24行分で、★その枠に収めることだけが条件です。
★設問文(原文)
| 様式 | 設問 |
|---|---|
| ★自己アピール(1) | ★「あなたが高校時代に意欲的に取り組んできたことと、その取り組みによって身についた力について書いてください。」 |
| ★自己アピール(2) | ★「(1)で記述した経験と身についた力を活かして、大学入学後にどのようなことに取り組みたいですか。また、卒業後は社会にどのように貢献したいですか。あなたの考えを書いてください。」 |
★社会福祉学科だけ追加の指定があります。
(*2) 自己推薦書の★1枚目:自己アピール(1)には、高校時代の地域貢献活動等について記載すること。★地域貢献活動等とは、ボランティア活動や部活動による社会貢献活動だけでなく、「総合的な探究の時間」における地域課題解決にかかわる学習活動も含む。自己推薦書の★2枚目:自己アピール(2)には、地域共生社会の実現について記載すること。
★社会福祉学科志望者は、同じ様式でも書く内容が指定されています。
★自己推薦書の評価基準も学科で違います。
| 学科 | 評価の観点 |
|---|---|
| ★国際文化・文化創造・情報社会・栄養 | ★文章の表現力/高校時代に意欲的に取り組んできたこと/その経験を活かして入学後に取り組みたいこと/卒業後の社会貢献から、★思考力・判断力・表現力及び主体性を点数化 |
| ★社会福祉 | ★同じ観点だが「地域貢献活動等に」「卒業後は地域共生社会の実現に」と限定される |
| ★看護 | ★「高校時代の正課及び正課外学習の成果とそれによって得られた自分の強み」について、★「具体的な取り組み過程を根拠として示す」という観点から、★思考力・判断力・表現力、主体性、協調性を点数化 |
★看護学科だけ「協調性」が入り、「根拠として示す」ことが求められます。
一次で落ちると13,000円が返ってくる
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| ★入学試験料 | ★17,000円 |
| ★一次選抜で不合格になった場合の返還 | ★17,000円のうち13,000円(★実質負担4,000円) |
(2) ★一次選抜の結果、不合格となった場合、納付済の入学試験料17,000円のうち13,000円を返還します。
★返還請求は「入学試験料返還請求申出書」をダウンロードして郵送します。★110円分の切手を貼った返信用封筒を郵送すると、10月1日以降に申出書が返送されます。
入学料は県内か県外かで141,000円違う
| 区分 | 入学料 |
|---|---|
| ★県内生 | ★141,000円 |
| ★県外生 | ★282,000円 |
★差額は141,000円です。★県内生の額とちょうど同じだけ違います(県外は2倍)。
★「県内生」の定義(原文)
(注)「★県内生」とは、★本人又はその配偶者若しくは一親等の親族が令和8年4月1日から引き続き山口県内に住所を有する者をいい、「県外生」とは、県内生以外の者をいいます。なお、県内生は、★住民票の写し等県内生に該当することを証する書面の提出をしてください。
★基準日は2026年4月1日で、★そこから入学手続時まで「引き続き」山口県内に住所があることが要件です。
★判定は高校の所在地ではなく住所(住民票)です。★本人だけでなく配偶者・一親等の親族(=親、子)でもよいことになっています。
★地域枠と入学金割引の範囲は一致しません。
| 制度 | 状態 |
|---|---|
| ★総合型選抜の地域枠 | ★存在しない。★全国から出願でき、県内・県外の区別は募集枠に一切ない |
| ★入学金の割引 | ★存在する。★判定は住所で、本人以外(配偶者・一親等の親族)の住所でもよい |
★「山口県内の高校出身だから入学金が安くなる」は誤りです。★逆に、県外の高校を出ていても、親が2026年4月1日から山口県内に住んでいれば県内生扱いになりえます。
★そのほかのお金
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| ★授業料(年額) | ★535,800円(267,900円×2回) |
| ★教育後援会費 | ★入会費35,000円+年会費9,000円 |
| ★学生自治会費(4年分) | ★18,000円 |
| ★校友会費(終身会費) | ★40,000円 |
| ★保険料(4年分) | ★3,300円(学生教育研究災害傷害保険)+★1,360円(同保険に付帯する賠償責任保険。★栄養学科のみなし) |
| ★総合補償制度「WiLL」保険料(1年分) | ★4,500円(★看護学科のみ) |
| ★会費等の合計 | ★看護学科109,800円/他5学科106,660円 |
★特待生制度の記載はありません(「特待」が要項全55ページで0件)。
★授業料免除制度はあります。
学資負担者が経済的理由により、授業料の納入が困難な場合★かつ一定の成績以上の者は、申請により、納めるべき授業料を一定額免除されることがあります。
★高等教育の修学支援新制度の対象機関です。★該当する人は入学後の9月頃に入学金が還付されます。
★災害被災者の入学料免除も総合型選抜の合格者が対象です(入学前1年以内に山口県内で発生した風水害等。★申請は入学手続前に入試部門へ問い合わせ)。
共通テストは課さないが、合格後に受験を推奨される
★※大学入学共通テストを課さない。ただし、合格後に大学入学共通テストの受験を推奨する。
★これは2027年度からの新しい扱いです。★従来は学校推薦型選抜の合格者だけでした。
★要項の【入学前学習】(原文)
⑴ 合格者には、高校での自己の学修の到達程度を把握し大学入学後の履修に役立ててもらうため、★大学入学共通テストに出願し、各学科の指定する教科・科目を受験することを推奨する。なお、やむを得ない理由等により大学入学共通テストに出願できなかった場合は、★新聞等で発表される試験問題を用いて自宅等で受験すること(その際のリスニングの受験は免除する)。また、★受験後に自己採点結果を提出すること。…★その採点結果によって合格を取り消すことはないが、入学後の指導の参考とする場合がある。 ⑵ 本学では、★総合型選抜の合格者全員を対象に入学前学習(★国際文化学部は英語と数学、社会福祉学部及び看護栄養学部看護学科は英語のみ、看護栄養学部栄養学科は英語と化学・生物)を実施している。
★共通テストに出願できなかった場合は、新聞の問題を自宅で解いて自己採点結果を提出します。
★受験を指定される教科・科目
| 学科 | 指定 |
|---|---|
| ★国際文化学科 | 国語/地理歴史・公民、数学、理科、情報から選択1科目/外国語(英語) |
| ★文化創造学科 | 国語/地理歴史・公民、数学、理科、情報から★選択2科目/外国語(英語) |
| ★情報社会学科 | 国語/地理歴史・公民、数学、理科から選択1科目/外国語(英語)/★情報 |
| ★社会福祉学科 | 国語/地理歴史・公民、数学、理科、情報から選択1科目/外国語(英語) |
| ★看護学科・栄養学科 | 国語/地理歴史・公民から選択1科目/数学、情報から選択1科目/理科から選択1科目/外国語(英語) |
★合格が決まっても、共通テストに出願する前提で動く必要があります。
★栄養学科の入学前学習には2027年度から化学・生物が追加されました。
過去問は4学科の1年分だけ
| 学科 | 公開 |
|---|---|
| ★国際文化学科 | ★令和7年度の講義理解力試験 |
| ★情報社会学科 | ★令和7年度の講義理解力試験 |
| ★文化創造学科 | ★令和7年度の個人プレゼンテーション |
| ★社会福祉学科 | ★令和7年度の個人プレゼンテーション |
| ★看護学科・栄養学科 | ★なし(2027年度が初実施のため存在しない) |
★採点基準・解答例の公開はありません。★代わりに各PDFに「【実施方法】【評価ポイント】【出題意図】」が付きます。
★講義理解力試験の実施方法(原文・令和7年度)
【実施方法】本学教員が行う★50分の模擬講義を受講し、その内容についてレポートを作成する。作成したレポートに基づきプレゼンテーションを★5分程度行う。
★令和7年度のテーマは国際文化・情報社会ともに「21世紀を生きる私たちに求められる力(21世紀型スキル)について知る・考える」でした。
★情報社会学科の出題意図には、評価の構造まで書かれています。
…問に対して的確な記述ができる「知識・技能」を備えているか、またレポート全体を論理的に構成する「思考力・判断力・表現力」があるか、さらに、地域の課題に取り組もうとする「主体的な態度」が身についているかを点数化して評価する。加えて、同レポートの内容をプレゼンテーションさせることを通じ…★これらの合計点を講義理解力試験の得点とする。
★レポートとプレゼンの両方が200点の中に入ります。
★社会福祉学科の令和7年度のテーマ(原文)
★高校時代に意欲的に取り組んできた活動等と社会福祉の関係について、あなたが特にアピールしたい点を5分間で述べてください。なお、試験委員は自己推薦書を事前に読んでいます。
★自己推薦書の内容がそのままプレゼンの土台になります。
★文化創造学科の令和7年度の設問(原文)
<問い> あなたの暮らす地域に、新しく書店ができることになりました。その書店を地域にとって、文化的で魅力的なものにしていくための工夫やプランを提案してください。書店の性質・特色については適宜、設定して構いません。
資料1、資料2を参考に、★5分程度のプレゼンテーションをしてもらいます。そのために、★400文字以内の文章によりプレゼンテーション要旨を解答用紙に記入し、プレゼンテーションに用いる資料として画紙3枚を作成してください。
★出典の書誌情報:資料1=「[スキャナー]街の書店 文化拠点に 国が支援PT」2024年3月13日『読売新聞』東京朝刊 p.3/資料2=文化庁『文化に関する世論調査報告書』文化庁地域文化創生本部、2023年、p.46。
★文化創造学科は「400字の要旨+画紙3枚」を試験時間内に作ってから発表します。
★出題意図(原文)
…★ことばや絵・デザインなどの情報を用いた画紙3枚を使用して、適切な表現でプレゼンテーションしていく能力をはかる。プレゼンテーションを通して、日本文化や地域文化の価値を評価し、また、異なる文化や多様な考えを持つ人々と交流し、地域文化の活性化に貢献していくための、知識・理解、思考力、判断力、表現力、主体性を評価する。
★「50分の模擬講義」「5分程度のプレゼン」はいずれも令和7年度の実績です。★2027年度の試験時間は要項に書かれていません(一次選抜合格発表時に通知されます)。
2027年度の倍率は栄養学科が13.5倍
2027年度の出願状況(9月14日17時締切・確定値)
| 学科 | 募集人員 | ★志願者数 | ★志願倍率 |
|---|---|---|---|
| 国際文化学科 | 5 | 24 | ★4.8 |
| 文化創造学科 | 5 | 23 | ★4.6 |
| 情報社会学科 | 5 | 22 | ★4.4 |
| 社会福祉学科 | 9 | 42 | ★4.7 |
| 看護学科 | 4 | 18 | ★4.5 |
| ★栄養学科 | ★2 | ★27 | ★13.5 |
| ★合計 | 30 | ★156 | ★5.2 |
★栄養学科は募集2名に対して27名です。★初実施で枠が小さいためです。
2025・2026年度の実施結果(★実質倍率=受験者数÷合格者数)
| 学科 | 定員 | 2026志願 | 2026合格 | ★2026倍率 | 2025志願 | 2025合格 | ★2025倍率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 国際文化 | 5 | 36 | 5 | ★7.2 | 35 | 5 | ★7.0 |
| ★文化創造 | 5 | ★60 | 5 | ★12.0 | 31 | 5 | 6.2 |
| 情報社会 | 5 | 10 | 5 | ★2.0 | 15 | 5 | 3.0 |
| 社会福祉 | 9 | 48 | 9 | ★5.3 | 30 | 9 | 3.3 |
★2年とも合格者数=募集人員ちょうどで、★入学者数=合格者数です(専願のため辞退が出ません)。
★文化創造学科は2025年度6.2倍→2026年度12.0倍と倍になりました。★2027年度は23名(4.6倍)まで落ちています。★年による振れがかなり大きいので、倍率だけで判断しないでください。
★情報社会学科は2026年度が志願10名で2.0倍でした。
★公開されていないもの
| 項目 | 状態 |
|---|---|
| ★一次選抜の通過者数 | ★公表されていない。★公表されている「受験者数」は志願者数と同数で、一次(書類審査)を受けた人数を指しています。★二次に進んだ人数は分かりません(要項の「上限◯人程度」から上限だけ分かります) |
| ★合格最低点・得点分布 | ★公表されていない |
| ★総合型選抜合格者の「全体の学習成績の状況」の平均 | ★非公表(公表されているのは学校推薦型だけ) |
★個人の成績は本人に開示されます(★点数評価又は段階評価。★提供は2027年4月15日以降。申込みは来学または郵送のみ、受験者本人のみ)。
日程と当日のきまり
| 項目 | 期日・時刻 |
|---|---|
| ★出願期間 | ★2026年9月4日(金)〜9月14日(月)17時【必着】 |
| ★Web出願登録の締切 | ★出願締切日16時まで |
| ★消印の救済 | ★出願期間後に到着したもののうち、9月12日(土)以前の発信局消印がある「簡易書留速達」郵便に限り受け付け |
| ★一次選抜 | ★書類審査(試験日なし) |
| ★一次選抜 合格発表 | ★2026年9月30日(水)10時 |
| ★二次選抜 試験日 | ★2026年10月10日(土)(一次選抜合格者のみ) |
| ★二次選抜 合格発表 | ★2026年11月1日(日)10時 |
| ★入学手続期間 | ★2026年11月1日(日)〜11月13日(金)17時【必着】 |
★消印の規定は「遅着分の救済」です。
★出願期間後に到着したもので、9月12日(土)以前の発信局消印がある「簡易書留速達」郵便に★限り、受け付けます。
★「12日までに出せばいつ着いてもよい」という意味ではありません。
★合格発表は大学Webページへの掲載だけです。
合格者の発表は、合格者の受験番号を本学Webページに掲載することで行います。★郵送による通知は行いません。なお、★電話等による合否の問い合わせには一切応じません。
★受験票も郵送されません。★印刷可能になった段階でメールで通知され、一次選抜合格者がA4サイズで印刷して二次選抜当日に持参します。
★当日のきまり
- ★試験開始20分前までに入室。★試験開始後30分を超えて遅刻した者は受験できない
- ★使用禁止:定規、コンパス、電卓、そろばん、グラフ用紙等の補助具/携帯電話、スマートフォン、ウェアラブル端末、タブレット端末、電子辞書、ICレコーダー、イヤホン、音楽プレーヤー等
- ★「英文字や地図等がプリントされている服等は着用しないでください」
- ★「耳栓は、監督者の指示が聞こえない場合がありますので、使用できません」
- ★「解答用紙(レポート、発表資料を含む)」という定義があり、★不正行為の規定はレポート・発表資料にも及びます
- ★試験会場では昼食の販売をしない(各自で準備)。★健康保険資格の確認ができる書類(マイナ保険証、資格確認書等)を持参
- ★試験場の下見は試験前日の13時〜17時に可能(建物内に入ることはできない)
★本番より前に来る締切
| 事項 | 期限 |
|---|---|
| ★障害等のある入学志願者との事前相談 | ★2026年8月18日(火)まで(受付9時〜17時、土日祝を除く) |
★事前相談書は様式自由で、★氏名・生年月日・連絡先・所属(出身)高等学校等名/出願を希望する試験種別及び学部・学科/障害の種類・程度(医師の診断書を添付)/受験上及び修学上希望する具体的措置/高等学校等における生活状況等/その他参考となる事項を記載します。
なお、★事前相談は受験者の負担軽減や、他の受験者に比べて不利にならないよう配慮するために行うものであり、★相談することにより受験者に不利益を与えるものではありません。
生成AIの扱い
★要項にも入試関係ページにも1件もありません。
★要項55ページを「生成AI」「生成系AI」「ChatGPT」「AI」「人工知能」で全角半角両方検索して0件です。
★自己推薦書は「志願者本人が自身で考えて自筆したもの」と指定されています。★手書き指定なので、結果として生成AIの文章をそのまま出すのは難しい形式ですが、★生成AIを名指しした規定はありません。
2027年度の変更点
★2026年度の総合型選抜要項PDFは公式サイトから削除されているので、逐語比較ではありません。★2026年度の学校推薦型選抜要項に載っている対照表と、大学自身が出した変更予告を突き合わせています。
★大学が「変更」と宣言した事項(原文)
1 ★看護栄養学部に総合型選抜を追加。 3 ★各入試種別の募集人員の変更。 5 ★国際文化学部国際文化学科の総合型選抜の出願要件を変更。
★新しくなったもの
| # | 内容 |
|---|---|
| ★1 | ★看護学科(4人)・栄養学科(2人)で総合型選抜を初実施 |
| ★2 | ★合格者全員に大学入学共通テストの受験を推奨(従来は学校推薦型選抜の合格者だけ) |
| ★3 | ★栄養学科の入学前学習に化学・生物を追加 |
| ★4 | ★国際文化学科の出願要件を変更(★2026年度の条文が入手できないため、何がどう変わったかは未確認) |
★変わらなかったもの:★4学科の募集人員(国際文化5・文化創造5・情報社会5・社会福祉9)、配点、一次=書類審査/二次=10月の実技+面接という2段階構成、一次の点が二次に持ち越されない仕組み、専願であること。
★計画段階での変更も確認しておいてください。★古い予告を見ている可能性があるためです。
| 項目 | 予告(第1次公表) | ★最終の要項 |
|---|---|---|
| ★文化創造学科の二次の面接 | ★集団面接 | ★個人面接 |
| ★社会福祉学科の出願要件 | ★「国語及び社会の『教科の学習成績の状況』が3.5以上」 | ★「国語、地理歴史又は公民…がいずれも3.5以上」 |
| ★英語の資格 | ★「外部英語検定試験」 | ★「英語資格・検定試験」に改め、CEFR対照表を追加 |
| ★一次の同点処理と一次合格者の上限人数 | ★記載なし | ★追加された |
★文化創造学科を受ける人は特に注意してください。★集団面接から個人面接に変わりました。
準備の順番
| 時期 | やること |
|---|---|
| 高2〜高3 春 | ★学科を決める。★出願できるのは一学科のみです。★既卒で出願できるのは社会福祉学科と看護学科だけ(2026年3月卒業者まで) |
| 高2〜高3 春 | ★評定を確かめる。★学科ごとに条件がまったく違います。★文化創造学科は「教科ごとに3.7以上が2教科以上」で、全体の数値ではありません |
| 高3 春 | ★看護学科志望なら英語資格を取る。★必須です(CEFR A2以上)。★英検は準2級以上の試験を二次試験まで受験する必要があります |
| 高3 春 | ★過去問を見る。★公開されているのは令和7年度の4学科分で、★看護・栄養にはありません。★各PDFに「出題意図」が付きます |
| 高3 春 | ★講義理解力試験の練習をする(国際文化・情報社会)。★模擬講義を聞いてレポートを書き、そのレポートでプレゼンするという3段構えです |
| 高3 春 | ★文化創造学科志望なら「400字の要旨+画紙3枚」を作る練習をする。★試験時間内に作ってから発表します |
| 高3 夏 | ★自己推薦書を手書きで書く。★A4が2枚で字数指定はなく、「本様式に収まるよう楷書で丁寧に」です。★社会福祉学科は書く内容が指定されています |
| 高3 8月18日 | ★受験上の配慮が必要な人の事前相談の期限 |
| 高3 9月4日〜14日 17時 必着 | ★出願(簡易書留速達)。★Web登録は14日16時まで |
| 高3 9月30日 10時 | ★一次選抜の合格発表。★通らなかった場合は13,000円が返ってきます |
| 高3 10月10日 | ★二次選抜。★試験開始時刻は一次合格発表時に通知されます。★最後になると17時頃までかかります。★昼食を持参します |
| 高3 11月1日 10時 | ★合格発表(大学Webページのみ) |
| 高3 11月1日〜13日 17時 必着 | ★入学手続。★県内生は住民票の写し等が必要です |
| 高3 冬 | ★共通テストに出願して受験(推奨)。★入学前学習もあります |
まとめ
- 山口県立大学の総合型選抜は★一次と二次が完全に切り離されています。★一次は自己推薦書100点だけで、★その得点は二次に持ち越されません。★最終順位は二次の300点だけで決まります
- ★一次合格者の上限人数が学科ごとに公表されています(国際文化15/文化創造24/情報社会15/社会福祉18/看護16/栄養8人程度)。★文化創造学科だけ募集5名に対して24人程度です
- ★看護学科(4人)と栄養学科(2人)は2027年度が初実施です。★過去問が存在しません。★そもそも総合型選抜が始まったのは2025年度で、2024年度は全学科で実施していません
- ★二次の中身は2通りです。★国際文化・情報社会は講義理解力試験(模擬講義→レポート→そのレポートでプレゼン)、★ほか4学科は個人プレゼンテーションです
- ★社会福祉学科だけ面接が200点(プレゼンの倍)。★看護学科だけ「合計得点率が50%以上」という合格基準があります
- ★看護学科と栄養学科は、同点のときにプレゼンが優先されます(ほかの4学科は面接)
- ★小論文は課されません。★グループディスカッションも2027年度にはありません(面接はすべて個人面接)
- ★出願できるのは一学科のみです。★既卒で出願できるのは社会福祉学科と看護学科だけ(2026年3月卒業者まで)で、★ほかの4学科は現役のみです
- ★出願要件が学科でまったく違います。★文化創造学科は「全体」ではなく「教科ごとに3.7以上が2教科以上」、★社会福祉学科は「国語、地理歴史又は公民」がいずれも3.5以上です
- ★看護学科は英語資格が必須(CEFR A2以上)。★英検は「合否は問わない」けれども「準2級以上の試験を二次試験まで受験したこと」が条件です
- ★自己推薦書はA4が2枚で、字数の指定がありません。★手書き(自筆)必須で、★「本様式に収まるよう楷書で丁寧に」とだけ指定されています
- ★社会福祉学科だけ自己推薦書に書く内容が指定されています(1枚目は地域貢献活動等、2枚目は地域共生社会の実現)
- ★一次選抜で不合格になると、入学試験料17,000円のうち13,000円が返ってきます(実質負担4,000円)
- ★入学料は県内生141,000円/県外生282,000円で、差は141,000円。★判定は高校の所在地ではなく住所で、★本人だけでなく配偶者・一親等の親族でもよい(基準日は2026年4月1日)。★総合型選抜に地域枠はないので、「県内の高校出身だから安くなる」は誤りです
- ★共通テストは課しませんが、2027年度から合格者全員に受験が推奨されます。★出願できなかった場合は新聞の問題を自宅で解いて自己採点結果を提出します。★採点結果で合格が取り消されることはありません
- ★過去問は令和7年度の4学科分だけ。★採点基準・解答例はなく、代わりに「出題意図」が付きます
- ★2027年度の志願倍率は栄養学科が13.5倍(募集2名に27名)。★文化創造学科は2026年度に12.0倍まで上がって2027年度は4.6倍と、年による振れが大きいです
- ★一次選抜の通過者数は公表されていません。★合格最低点・得点分布も非公表です
- ★文化創造学科の二次の面接は、計画段階で集団面接から個人面接に変わりました。★古い予告を見ていると間違えます
- ★特待生制度の記載はありません。★授業料免除は「経済的理由かつ一定の成績以上」が条件です
- ★生成AIについて、要項55ページで0件です。★自己推薦書は「志願者本人が自身で考えて自筆したもの」という指定だけです
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