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旭川医科大学の総合型選抜。出願時に、卒業後9年以上の勤務を確約する書類を出す

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旭川医科大学の2027年度総合型選抜を募集要項から整理しました。医学科の北海道特別選抜1本だけで、看護学科にはありません。出願時に初期臨床研修2年とその後7年以上の勤務を確約する書類を提出します。配点は共通テスト1250点+課題論文200点+面接200点=1650点。自己推薦書は生成AIの利用が認められていません。

旭川医科大学の総合型選抜は★医学科の「北海道特別選抜」1本だけです。

項目 内容
実施 ★医学科のみ(★看護学科には総合型選抜がありません)
募集人員 40人(医学科の入学定員95人)
共通テスト ★必須(6教科8科目・1250点)
当日の試験 ★課題論文(120分・200点)+個人面接(200点)
合計 ★1650点

★「地域枠」「道民枠」という名称の区分は存在しません。地域色のある枠は2つあり、★北海道特別選抜が総合型選抜、道北・道東特別選抜が学校推薦型選抜にきれいに分かれています。名前が似ているので最も間違えやすいところです。

必ず最新の募集要項で確認してください。日程・募集人員・選考方法は年度によって変わります。この記事は令和9(2027)年度の入学者選抜要項・学生募集要項によります。 出典:旭川医科大学 入試情報。2026年10月5日に確認しました。

出願時に、卒業後の勤務を確約する

★これが最大の論点です。出願書類に「地域医療への貢献及び卒後臨床研修確約・確認書」(様式6-1)があり、本人と保護者が自筆で署名します。本文は要項に全文が載っています。

旭川医科大学に入学したのちは、地域医療に貢献する強い意欲を持ち続け、学業等に励み、★卒業後の初期臨床研修(2年)は旭川医科大学が指定する病院(原則として旭川医科大学病院)で受け、その後は旭川医科大学医学部の各講座等または旭川医科大学病院の各診療科に所属し、7年以上、旭川医科大学及びその関連施設で医学・医療に従事し、旭川医科大学が行う北海道の地域医療に貢献する。

★初期臨床研修2年+その後7年以上=実質9年以上です。修学資金の貸与とは別建てで、出願の条件そのものになっています。

★出願前に、家族と相談しておく必要があります。

配点は1650点。共通テストが約76%

共通テスト 本学試験 合計
国語 地歴・公民 数学 理科 外国語 情報 ★課題論文 ★個人面接
200 100 300 300 300 50 ★200 ★200 ★1650
小計 1250 小計 400

★共通テストが約76%、本学試験が約24%です。

★同点の場合は「本学の試験科目の得点の高い順」になります。共通テストが同じなら、課題論文と面接で決まります。

選抜方法の本文も確認してください。

入学者の選抜は、自己推薦書、調査書、課題論文及び個人面接によって受験者の能力、北海道における医療に貢献する強い意欲及び適性等と令和9年度大学入学共通テストの成績を総合的に審査し判定します。 なお、★大学入学共通テストの合計点(1250点満点)が「当該選抜試験の受験者の中央値以上」であった者を選抜の対象とします。 また、★面接の評価が著しく低い場合は、不合格とすることがあります。

★共通テストが受験者の中央値に届かないと、選抜の対象から外れます。これは第1段階選抜(足切り)ではなく、「選抜の対象とする要件」という書き方です。要項の総合型選抜の節に「第1次選抜」「第1段階選抜」の語は出てきません。

★面接にも不合格の規定があります。

使う共通テストは6教科8科目

教科 科目 科目数
国語 『国語』 1
地理歴史,公民 5科目から1科目 1
数学 『数学Ⅰ,数学A』/『数学Ⅱ,数学B,数学C』 2
理科 ★『物理』『化学』『生物』から2科目 2
外国語 『英語』ほか4言語から1科目 1
情報 『情報Ⅰ』 1
  • ★『英語』はリーディングとリスニングの両方を受験し、合計200点を素点として利用(片方未受験は『英語』を受験した者となりません)
  • 地理歴史・公民を2科目受験した場合は第1解答科目の成績を採用
  • ★令和8年度以前の共通テスト・センター試験の成績は使えません
  • ★指定教科・科目の不足による出願無資格者は、合格候補者から除外されます

「課題論文」は小論文でも総合問題でもない

★試験科目の名称は「課題論文」です。

項目 内容
配点 ★200点
時間 ★120分
実施時間帯 ★9:30〜11:30 または 13:00〜15:00(★大学が指定。受験者は選べません)

テーマの範囲は要項に明記されています。

★●課題論文のテーマ 最近の医学、医療、福祉及び社会一般の事象に関する内容とします。

評価項目も公開されています。

課題発見能力、論理的思考力・判断力、文章表現力、知識・技能、応用力等をみる。

★「課題発見能力」が最初に来ています。与えられた問いに答えるだけでなく、自分で問題を見つける力が見られます。

★字数指定・設問数・資料文の有無は、要項に記載がありません。「文章表現力」という評価項目から記述式であることは読み取れますが、構成は公表されていません。

同じ「課題論文」が学校推薦型選抜(道北・道東特別選抜)にもあり、テーマ範囲の文言も同一です。★ただし配点は300点と高くなっています。

★過去問は郵送で請求できます。FAQに「一般選抜(数学・小論文)、★総合型選抜(課題論文)、学校推薦型選抜(課題論文)の問題(過去1年分)は、学務課入学試験室への郵送による資料請求が可能」とあります。★テレメール・モバっちょでは請求できません。

さらに注意点があります。大学は★「入試過去問題活用宣言」に参加しており、★他大学の過去問をそのまま、または一部改変して出題することがあると明記しています。

当日の注意

  • ★学力試験は、試験開始後30分以内の遅刻に限り受験を認めます
  • ★面接試験は、面接集合時間までに入室していない場合、原則受験できません(学力試験と扱いが違います)
  • ★学力試験途中の退室は認められません
  • 机上に置けるのは鉛筆・シャープペンシル(芯及び芯ケースを除く)、消しゴム、鉛筆削り(電動式を除く)、★時計(計時機能だけのもの)、ハンカチ、目薬、ティッシュペーパー、受験票
  • ★受付後から試験終了まで指定範囲外に出られないので、昼食・飲み物は各自持参
  • ★上履きは不要(土足のまま入場できます)
  • ★追試験等の特別措置は予定されていません

集合時間は要項に書かれておらず、別途メールで知らされます。試験実施に関する情報は試験前日または当日に大学サイトで公開されます。

学校推薦型選抜との境界は「推薦書の要否」

★総合型選抜(北海道特別選抜) 学校推薦型選抜(道北・道東特別選抜) 学校推薦型選抜(看護学科)
★推薦書 ★不要 ★必要(学校長が作成し厳封) ★必要
本人が書く書類 ★自己推薦書(4ページ) 志望理由書 志望理由書
教諭が書く書類 ★意思確認書+調査書 意思確認書+推薦書+調査書 推薦書+調査書
推薦人数の制限 ★なし(推薦制度ではない) 制限なし ★1校2名以内
居住・出身要件 ★北海道所在の高校 生まれ育った地域が上川中部を除く道北・道東・北空知・中空知 なし
★評定 ★4.0以上 ★4.3以上 4.0以上
既卒 ★可(令和7年4月以降の卒業者) 可 ★不可(現役のみ)
共通テスト 課す(1250点) 課す(950点) ★課さない
当日の試験 課題論文120分+個人面接 課題論文120分+個人面接 ★集団討論+個人面接
合格発表 2027年2月10日 2027年2月10日 2026年12月17日

★総合型は学校長の推薦を必要としません。本人の自己推薦書と、担任(または進路指導)教諭の意思確認書だけです。

出願資格

★北海道に所在する高等学校又は中等教育学校を令和7年4月以降に卒業した者及び令和9年3月卒業見込みの者で、…次の要件を満たすもの (3) 高等学校等における調査書の★全体の評定平均値が4.0以上の者で、高等学校等の学級担任教諭又は進路指導教諭等が本選抜の制度について説明し、★意欲及び意思を確認できるもの (4) ★合格した場合は、入学することを確約できる者 (5) 出願時に★「地域医療への貢献及び卒後臨床研修確約・確認書」を提出できる者

★既卒は実質1浪までです。日本の高校は3月卒業なので、該当するのは令和8年3月卒業(1浪)と令和9年3月卒業見込み(現役)だけ。2浪以上は出願できません。

道外の高校でも、出願できる場合がある

★ここは言い切りに注意が必要です。要項に例外があります。

★広域通信制高等学校を卒業又は卒業見込みの者については、★高等学校の本部の所在地に関わらず、在学期間中、★北海道に居住し、かつ北海道でスクーリングを受けていることを条件とする。

★本部が道外の広域通信制高校でも、北海道に住んでスクーリングを受けていれば出願できます。この場合、出願書類に住民票等の居住証明書が追加で必要です。

★英語資格の要件はありません。オープンキャンパス参加も出願要件ではありません。入学前教育も総合型には記載がありません(入学前教育は看護学科の学校推薦型選抜の合格者が対象)。

併願は、本学の学校推薦型とだけ

  • ★他の国公立大学・学部の総合型選抜および学校推薦型選抜との併願は不可
  • ★本学の学校推薦型選抜(道北・道東特別選抜)とのみ併願可能
  • 併願した場合は★学校推薦型選抜の選抜を先に行い、その後に総合型選抜の選抜を行う
  • FAQ:「併願した場合は、★合格基準内であってもどちらか一方しか合格しません」
  • ★不合格に備えて一般選抜には出願できます

そして★合格した場合の辞退が原則認められません。

★本選抜の趣旨から、合格者の入学辞退は原則として認めません。ただし、特別の事情により入学を辞退する場合は、所定の期日及び手続により本学の許可を得る必要があります

自己推薦書に、生成AIは使えない

★要項に明記されています。

なお、★自己推薦書は、言語モデルAI(ChatGPTなど)の利用は認めませんので留意願います。

★「利用は認めません」という断定です(「推奨しません」ではありません)。

出願書類は次のとおりです。

書類 注意
入学志願票 顔写真をアップロード。A4縦・両面・カラー印刷
★自己推薦書(様式2) ★自己活動の記録を含む4ページ全てを提出。A4縦・両面印刷
★意思確認書(様式3) ★在籍(又は卒業)高等学校の教諭が作成し厳封
調査書 厳封の上、封筒に「調査書在中」と明記
住民票等 居住証明書 ★広域通信制高校の場合のみ
★地域医療への貢献及び卒後臨床研修確約・確認書(様式6-1) ★自筆で記入(本人+保護者等)
宛名シート カラー印刷して市販の角形2号封筒に貼付

★共通テストの成績請求チケットは、出願とは別に送ります。「国公立総合型選抜用」と「国公立推薦型選抜用」の★2枚を、★令和9年1月4日17:00必着で簡易書留郵送します。

日程

項目 期日
出願登録・検定料払込開始 令和8年9月18日
出願期間 令和8年9月25日〜10月1日(★17:00郵送必着)
試験日 令和8年10月24日
└ 課題論文 9:30〜11:30 または 13:00〜15:00(大学が指定)
└ 個人面接 9:00〜
成績請求チケット提出 令和9年1月4日 17:00必着
★合格発表 ★令和9年2月10日 17:00
入学手続 令和9年2月11日〜2月17日

★試験は10月ですが、合格発表は2月10日です。年内には決着しません。共通テストの成績が合流してから一括で判定されます。

★試験会場は旭川医科大学のみです。検定料は17,000円、郵送は速達・簡易書留です。

入試結果。倍率は下がってきている

年度 志願 受験 合格 倍率
2026年度 108 108 40 ★2.7倍
2025年度 — — — 3.2倍
2024年度 — — — 3.9倍

★3年で3.9倍→3.2倍→2.7倍と下がっています。志願者はほぼ全員が道内からです。

★総合型選抜の得点統計は非公表です(公表されるのは一般選抜のみ)。

★令和6年度には総合型選抜がもう1本ありました(国際医療人特別選抜5人・2段階方式)。令和7年度に廃止され、北海道特別選抜が32人→40人に増員、道北・道東が10人→7人に減員されました。

2027年度の変更

★総合型選抜の募集人員・出願資格・配点・試験科目・併願ルールは、前年度とまったく同じです。

変わったのは日程と事務手続きだけです。

  • 検定料の返還例外を3つ新設
  • 意思確認書がExcel → Word
  • ★入学辞退を「原則認めない」に厳格化
  • 担当部署名が入試課 → 学務課入学試験室

★要項に訂正・変更のお知らせはありません(表紙・目次とも確認済み)。

★公式の「入試制度の変更予告」ページに令和9年度向けの予告が2本ありますが、どちらも一般選抜(医学科)の理科導入・後期日程廃止の話で、総合型選抜の変更は含まれません。

準備の順番

時期 やること
高2〜高3 ★評定4.0以上を確保する。北海道所在の高校であることも条件(★広域通信制なら本部が道外でも、北海道居住+道内スクーリングで可)
高2〜高3 ★卒業後9年以上の勤務を確約できるか、家族と相談しておく。出願時に本人+保護者の自筆署名が要ります
高3 ★共通テストが約76%。6教科8科目で、理科は物理・化学・生物から2科目、英語はリーディングとリスニングの両方が必要です
高3 夏 ★自己推薦書(4ページ)を書く。生成AIは使えません。担任または進路指導の先生に意思確認書を依頼します
高3 夏 ★過去問を郵送で請求する(過去1年分)。テレメール等では請求できません。★他大学の過去問が出ることもあると大学が明記しています
高3 9月25日〜10月1日 出願(★17:00必着)。検定料17,000円・速達簡易書留
高3 10月24日 試験。課題論文120分(★午前か午後かは大学が指定)+個人面接。★面接は集合時間に遅れると原則受験できません
高3 1月4日 ★成績請求チケット2枚を簡易書留で送付(17:00必着)
高3 1月 共通テスト
高3 2月10日 合格発表。★合格したら原則として辞退できません

まとめ

  • 旭川医科大学の総合型選抜は★医学科の「北海道特別選抜」1本だけ(40人)。★看護学科には総合型選抜がありません
  • ★「地域枠」「道民枠」という区分は存在しません。北海道特別選抜が総合型、道北・道東特別選抜が学校推薦型です
  • ★出願時に「地域医療への貢献及び卒後臨床研修確約・確認書」を提出します。★初期臨床研修2年+その後7年以上=実質9年以上を、本人と保護者の自筆署名で確約します
  • ★配点は共通テスト1250+課題論文200+面接200=1650点。共通テストが約76%。★同点なら本学試験の得点が高い順です
  • ★共通テストが受験者の中央値に届かないと、選抜の対象から外れます。★面接の評価が著しく低い場合も不合格になることがあります
  • ★試験科目の名称は「課題論文」(120分・200点)。テーマは「最近の医学、医療、福祉及び社会一般の事象」。評価項目の1番目が★「課題発見能力」です
  • ★実施が午前(9:30〜11:30)か午後(13:00〜15:00)かは大学が指定し、受験者は選べません
  • ★字数・設問構成は要項に記載がありません。過去問は★郵送による資料請求で過去1年分が入手できます(テレメール等では不可)。★他大学の過去問が出題されることもあると大学が明記しています
  • ★学校推薦型選抜との境界は推薦書の要否です。総合型は学校長の推薦を必要とせず、本人の自己推薦書+担任の意思確認書だけです
  • ★評定4.0以上。既卒は実質1浪まで(令和7年4月以降の卒業者)
  • ★道外の高校でも、広域通信制なら出願できる場合があります(在学中に北海道居住+道内スクーリング。住民票等が必要)
  • ★他の国公立大学の総合型・学校推薦型とは併願できません。本学の道北・道東特別選抜とだけ併願でき、★併願しても合格するのはどちらか一方です
  • ★合格者の入学辞退は原則として認められません(2027年度から表記が厳格化されました)
  • ★自己推薦書は「言語モデルAI(ChatGPTなど)の利用は認めません」と要項に明記されています
  • ★試験は10月24日ですが、合格発表は2月10日です。年内には決着しません
  • ★倍率は3.9倍→3.2倍→2.7倍と3年で下がっています(2026年度は志願108・合格40)。志願者はほぼ全員が道内です
  • ★2027年度は募集人員・出願資格・配点・試験科目・併願ルールがすべて前年度と同じです

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、要項の読み方は募集要項の読み方にまとめています。大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。

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