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常葉大学の総合型選抜。「総合能力入試」が5種類あり、3つは1つしか出願できない

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常葉大学の総合能力入試を、2027年度入試情報から整理しました。高大接続型・リーダーシップ型・オープンセミナー型・自己アピール型・奨学生型の5種類、併願の可否、高大接続活動と課題レポート、年間50万円の給付型奨学金、授業料減免342名の枠まで解説します。

常葉大学の総合型選抜は「総合能力入試」という名前で、5種類あります。

そして、いきなり注意書きがあります。

※ 総合能力入試[高大接続型]、総合能力入試[リーダーシップ型]、総合能力入試[オープンセミナー型]は、いずれか1つしか出願できません。

専願の3種類は、どれか1つしか選べません。 どれを選ぶかが最初の関門です。

出典:入試区分(常葉大学受験生サイト「トコナビ」)、総合能力入試[高大接続型]ほか各区分のページ。いずれも2026年9月23日に確認しました。 ※入学試験要項の冊子版は配布されていません。

常葉大学は全10学部19学科(+短期大学部)で、静岡草薙・静岡瀬名・浜松・富士の各キャンパスがあります。

5種類を1枚で

種類 専願/併願 試験日 主な条件
[高大接続型] 専願 2026年9月26日(土)・27日(日) 高大接続活動への参加が必須
[リーダーシップ型] 専願 2026年9月26日(土) 評定3.8以上+リーダーシップ経験
[オープンセミナー型] 専願 2026年10月10日(土) オープンセミナーで2単位以上修得
[奨学生型] 併願 2026年12月5日(土) 授業料減免を狙う学力型
[自己アピール型] 併願 2027年3月3日(水) 条件なし・3学科まで併願可

5種類とも小論文はありません。

高大接続型が主力。活動への参加が必須

全10学部19学科で実施される、いちばん枠の大きい入試です。

・高大接続活動への参加が必須:各学部・学科で行われる高大接続活動に参加することが必須条件です。 ・2学科まで学内併願が可能:常葉大学の全10学部19学科のうち、2学科まで検定料の追加なしで併願が可能。 ・試験は2日間実施:2学科受験する場合は2日間。ただし、同じ学科または専攻を2日間受験することはできません。

2学科まで、追加料金なしで併願できます。 試験が9月26日(土)と27日(日)の2日間あるのはこのためです。1日1学科ずつ受ける形になります。

出願資格には、ありがたい一文があります。

※ 調査書における全体の学習成績の状況(評定平均値)等の条件はありません。

評定の基準がありません。 かわりに、高大接続活動に定められた回数参加していることが条件です。

課題レポートが要る学部がある

出願書類のうち、多くの学部で追加提出があります。

教育学部、社会環境学部、保育学部、造形学部、法学部、健康プロデュース学部、保健医療学部志願者は出願時に課題レポート(高大接続活動参加証明書と同日のもの)を提出してください。

「高大接続活動参加証明書と同日のもの」という指定に注意してください。高大接続活動に参加したその日に書くレポートだということです。持ち帰って推敲する、ではありません。

用紙は大学サイトからダウンロードできます(【様式①】課題レポート用紙と【様式②】資料貼付用紙)。

配点は300点が基本

高大接続活動、面接結果、調査書・志願理由書等の出願書類を総合的に評価して合否を判定します。

学部・学科 高大接続活動 面接 調査書 合計
教育学部 学校教育課程/生涯学習学科/心理教育学科 100点 100点 100点 300点
外国語学部 英米語学科 100点(外部試験で20点上限の加点) 60点 40点 ー

教育学部は3つがきれいに100点ずつ。外国語学部は面接60点・調査書40点と配分が変わり、そのかわり外部試験による加点(20点上限)があります。

外国語学部にはもうひとつ加点があります。

※2 外部試験以外の加点は調査書の配点に加点します。外国語学部主催「静岡県高等学校英語弁論大会」ないし「多言語レシテーション大会」に参加した者。1位10点、2位8点、3位6点、出場4点とする。同大会に2回出場した場合は2回分加点。

出場するだけで4点、2回出れば8点。大学主催の大会なので、外国語学部志望なら参加の価値があります。

日程

項目 日程
出願期間 2026年9月1日(火)〜9月10日(木)【消印有効】
試験日 9月26日(土)・27日(日)
合格発表 10月23日(金)
入学手続期間 10月23日(金)〜11月13日(金)

試験会場は静岡草薙キャンパス(経営学部は浜松キャンパスでも受験可能)。検定料は30,000円です。

2026年9月23日時点で、出願は9月10日で締め切られています。

リーダーシップ型は年間50万円の奨学金

条件は厳しめですが、見返りが大きい入試です。

・リーダーとしての活動を評価:高校在学中のリーダーシップを発揮した活動を評価します。 ・年間50万円の奨学金:奨学生合格(所定の条件を満たした成績上位10名)には、年間50万円(4年間200万円※継続審査あり)の給付型奨学金を付与します。 (注)入学後4年間で「とこはMIRAIフェロー」の取得を義務付けます。

出願資格はこうです。

・学校内外の活動(探究活動、生徒会活動、部活動、ボランティア活動等)において、リーダーシップを発揮した活動経験を持つ者。 ・全体の学習成績の状況(評定平均値)が3.8以上。

評定3.8以上が必要です。高大接続型が評定不問なのに対し、こちらは学力も見られます。

選抜方法は(教育学部の例で)調査書100点+面接(プレゼンテーション)100点+志願理由書(活動実績報告書含む)。

面接がプレゼンテーション形式です。リーダーシップを発揮した活動を、自分から説明する場になります。

日程は出願9月1日〜9月10日、試験日9月26日(土)。高大接続型と同じ日で、出願も同じ期間です。どちらか1つしか出せないので、ここで決める必要があります。

オープンセミナー型は、入学前に単位を取る

・開講科目の受講(単位修得)が必須:オープンセミナーの開講科目を受講し、単位を認定(2単位以上)された方が受験できます。 ・早期履修で入学後は余裕をもった学生生活:認定された単位は、入学後単位認定され、余裕をもった学生生活を送ることができます。

科目等履修生として、高校生のうちに大学の授業を受けて単位を取るという入試です。取った単位は入学後に認定されます。

出願資格は「2027年3月に卒業見込みの者」(既卒者は不可)、「科目等履修生としてオープンセミナー開講科目の中から1科目(2単位)以上を修得した者」、そして専願です。

出願は9月14日〜9月25日、試験日は10月10日(土)。高大接続型・リーダーシップ型より2週間遅い日程です。

自己アピール型は3月。他大学と併願できる

・3月受験のラストチャンス:試験日は3月3日(水曜日)。今年度入試のラストチャンスです。 ・大学と短大の3学科併願が可能:常葉大学・常葉大学短期大学部の全10学部21学科のうち、3学科まで併願が可能です。 ・他大学との併願もOK! 国公立大学などの結果を待って入学を検討できます。

3学科まで併願でき、他大学とも併願可。出願資格は卒業(見込み)だけで、評定の条件もありません。

出願書類は入学志願票・調査書・自己推薦書の3点。選抜方法は(教育学部の例で)自己推薦書100点+面接(グループ)100点+調査書です。

面接がグループ形式なのはこの型だけです。

日程は出願2027年2月1日〜2月18日、試験日3月3日(水)、合格発表3月18日(木)、入学手続は3月18日〜23日。国公立の前期発表を見てから動けます。

奨学生型は授業料減免を狙う併願入試

・奨学生342名の授業料減免:授業料の全額減免(A合格)、半額減免(B合格)対象者を選抜する入試です。全学部で合計342名(A合格97名、B合格245名)の奨学生を選抜します。 ・一般合格のチャンスもあり:奨学生として合格しなかった場合も、試験の成績が良好な受験者は「一般入試免除者」として認定し、一般入試の合格者と同じ扱いとなります。 ・合格の可能性が広がる:複数の教科型から選択でき、同時出願が可能(追加料金なし)。また、全学部統一入試のため、一度の試験で複数学科に併願でき、合否判定の機会を増やせます。

奨学生Aは最大4年間授業料が全額減免されます。342名という枠は大きめです。

そして、ここが重要です。

総合能力入試[奨学生型]に出願可:合格者は、合格した学部・学科・専攻に限り、入学手続き完了後、合格の権利を有したまま総合能力入試[奨学生型]のみにチャレンジでき、授業料減免のチャンスがあります。

高大接続型やオープンセミナー型で合格したあとでも、奨学生型を受けられます。合格の権利は保持されたまま。授業料減免だけを狙って受けられるということです。

検定料は30,000円(3学科まで)/40,000円(4〜6学科)、以降1学科につき+5,000円。出願は2026年11月9日〜11月21日、試験日12月5日(土)です。

受験票はオンラインで、『トコナビ』からダウンロードしてA4の紙に印刷して持参します。

どこから手をつけるか

まず専願3種類のどれかを決めます。 高大接続型・リーダーシップ型・オープンセミナー型は1つしか出願できません。

  • 高大接続活動に参加できるなら高大接続型(評定不問・2学科併願可・枠が最大)
  • 評定3.8以上+リーダーシップ経験があるならリーダーシップ型(年間50万円の奨学金)
  • 大学の授業を先に受けたいならオープンセミナー型

高大接続型なら、活動の日程を大学サイトで確認します。 参加が出願の条件です。しかも課題レポートは活動参加日と同日のものなので、その場で書きます。用紙を事前にダウンロードして、何を書くか考えてから参加してください。

課題レポートが要る学部を確認します。 教育学部、社会環境学部、保育学部、造形学部、法学部、健康プロデュース学部、保健医療学部です。

外国語学部志望なら、大学主催の大会に出ておきます。 「静岡県高等学校英語弁論大会」「多言語レシテーション大会」は出場だけで4点、入賞すれば6〜10点。2回出れば2回分加点されます。

専願で合格したら、奨学生型を受けます。 高大接続型とオープンセミナー型の合格者は、合格の権利を保持したまま奨学生型に挑戦できます。授業料全額減免(A合格97名)・半額減免(B合格245名)が待っています。

併願したいなら自己アピール型か奨学生型です。 自己アピール型は3月3日で他大学と併願可・3学科まで併願可・評定条件なし。国公立の結果を見てから決められます。

まとめ

  • 常葉大学の総合型選抜は「総合能力入試」という名前で5種類あります
  • [高大接続型][リーダーシップ型][オープンセミナー型]は、いずれか1つしか出願できません
  • 5種類とも小論文はありません
  • [高大接続型]は全10学部19学科で実施。高大接続活動への参加が必須で、評定の条件はありません
  • 高大接続型は2学科まで検定料の追加なしで併願でき、試験は9月26日(土)・27日(日)の2日間です
  • 教育学部・社会環境学部・保育学部・造形学部・法学部・健康プロデュース学部・保健医療学部は課題レポートを提出します。高大接続活動参加証明書と同日のものという指定があります
  • 配点は教育学部で高大接続活動100点+面接100点+調査書100点の300点。外国語学部は面接60点・調査書40点で、外部試験の加点(20点上限)があります
  • 外国語学部主催の英語弁論大会・多言語レシテーション大会は、出場4点・3位6点・2位8点・1位10点が調査書に加点されます
  • [リーダーシップ型]は評定3.8以上+リーダーシップ経験が条件。成績上位10名に年間50万円(4年間200万円)の給付型奨学金がつきます
  • リーダーシップ型の面接はプレゼンテーション形式です
  • [オープンセミナー型]は科目等履修生として2単位以上を修得していることが条件。単位は入学後に認定されます
  • [自己アピール型]は3月3日(水)で他大学と併願可。3学科まで併願でき、評定条件もありません。面接はグループ形式です
  • [奨学生型]は授業料全額減免(A合格97名)・半額減免(B合格245名)の計342名を選抜します
  • 高大接続型・オープンセミナー型の合格者は、合格の権利を保持したまま奨学生型にチャレンジできます
  • 入学試験要項の冊子版は配布されていません

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。静岡県の私立大学は静岡理工科大学、静岡英和学院大学、浜松学院大学の記事にもあります。

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