岡崎大学(旧・岡崎女子大学)の総合型選抜。公募推薦入試は併願可で小論文のテーマも公開済み
岡崎女子大学は2026年4月に岡崎大学へ名称変更し、男女共学になりました。2027年度の総合型選抜は5区分で、公募推薦入試(併願可)の小論文800字はテーマが要項に明記されています。
岡崎大学は愛知県岡崎市にある私立大学です。2026年4月に岡崎女子大学・岡崎女子短期大学から岡崎大学・岡崎短期大学へ名称変更し、男女共学になりました。同時に中学校・高等学校教諭一種免許状(保健体育)を取得できる教職課程も開設されています。
大学は教育学部 子ども教育学科の1学科です。
2027年度の総合型選抜は5区分。この大学で特徴的なのは、公募推薦入試・特別奨学生選抜入試・社会人入試まで「総合型選抜」に分類されていることです。そして公募推薦入試は併願可で、小論文のテーマが要項に明記されています。
出典:岡崎大学・岡崎短期大学「入試情報」(https://www.okazaki.ac.jp/examinee/exam_information/ )、「2027年度(令和9年度)入学試験要項」PDF 全36ページ(https://www.okazaki.ac.jp/image/examinee/exam_information/download/entranceexaminationguidelines.pdf )。いずれも2026年9月23日に確認しました。なおWebページには「※2026年度入試の情報となります。」という注記がありますが、PDFの入学試験要項は2027年度版です。
総合型選抜は5区分
| 入試 | 専願/併願 | 小論文 | 配点 |
|---|---|---|---|
| オープンキャンパス利用入試(Ⅰ〜Ⅲ期) | 専願 | なし | エントリーシート+学修計画書50点/プレゼンテーション+面談50点 |
| 自己アピール入試(Ⅰ〜Ⅴ期) | 専願 | なし | エントリーシート+学修計画書40点/実技+面談60点 |
| 公募推薦入試(Ⅰ期・Ⅱ期) | 併願 | あり(800字程度・60分・50点) | 100点満点 |
| 特別奨学生選抜入試 | 併願 | なし | 国語100+英語100+調査書15+活動報告5=220点満点 |
| 社会人入試(Ⅰ期・Ⅱ期) | - | あり(60点) | 小論文60+面接40+志望理由書(参考) |
入学検定料はいずれも30,000円(すでに30,000円を支払い済の場合は免除)。
公募推薦入試は併願できて小論文50点
高校生にとっていちばん現実的な選択肢が、公募推薦入試(併願可)です。
| 入試科目 | 内容 | 配点 | 時間 |
|---|---|---|---|
| 小論文 | 与えられたテーマに基づいて800字程度で論述 | 50点 | 60分 |
| 面接 | 面接(個人) | 35点 | 10分 |
| 書類審査 | 調査書を点数化 | 10点 | - |
| 書類審査 | 活動報告を点数化 | 5点 | - |
小論文が100点中50点。この入試の半分を占めます。そしてテーマが要項に明記されています。
テーマ「あなたの目指す保育者・教師またはその他の職業人の姿を示し、大学で身につけたい能力について具体的に800字程度で述べなさい。」
課題文を読むタイプではなく、自分について書くタイプです。しかも設問が事前に分かっているので、完成形を用意して臨める入試ということになります。
構成も設問が指定しています。①目指す保育者・教師(またはその他の職業人)の姿を示す → ②大学で身につけたい能力を具体的に述べる。この2段構えを800字に収めればいい。「具体的に」という指示があるので、抽象的な理想像だけでは足りません。
活動報告についても条件があります。
令和6年4月以降、取り組んだ活動について文章で記述
令和6年4月以降という期間指定があるので、それ以前の活動は対象外です。
当日の時間割も公開されています。
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| 9:00 | 集合 |
| 9:00〜9:20 | 受験に関する説明 |
| 9:20〜10:20 | 小論文 |
| 10:20〜10:40 | 休憩 |
| 10:40〜 | 面接 |
日程はⅠ期が試験日11月21日(土)、Ⅱ期が12月13日(日)です。募集人員は子ども教育学科5名。
専願の2つは面談で出願許可を得る方式
オープンキャンパス利用入試と自己アピール入試は、どちらも専願で、エントリー → 面談 → 出願許可 → 出願という流れです。
| 入試 | 面談の内容 |
|---|---|
| オープンキャンパス利用入試 | プレゼンテーションを含む面談(個人) |
| 自己アピール入試 | 実技を含む面談(個人) |
出願後の「試験」は書類審査のみです。自己アピール入試については、要項に明記があります。
書類審査のため、来校の必要はありません。
つまり面談が実質的な試験で、そこを通れば書類審査だけで合否が決まります。
オープンキャンパス利用入試には参加条件があります。6〜8月のオープンキャンパス体験授業に参加し、「オープンキャンパス利用入試説明会」でエントリーシートを取得する必要があります。2027年度の対象日は令和8年6月7日(日)・7月19日(日)・8月22日(土)・23日(日)で、いずれか1回以上の参加が条件でした。
自己アピール入試のエントリーシートは「2027年度(令和9年度)入試ガイド」から切り取るか、大学Webサイトからダウンロードできます。オープンキャンパスに参加していなくても出願できるのが違いです。
配点を見ると、性格の違いがはっきりします。
| 入試 | 書類(エントリーシート+学修計画書) | 当日(プレゼン/実技+面談) |
|---|---|---|
| オープンキャンパス利用入試 | 50点 | プレゼンテーション+面談 50点 |
| 自己アピール入試 | 40点 | 実技+面談 60点 |
自己アピール入試のほうが実技の比重が大きい(60点)設計です。
エントリーのルールが細かい
両方に共通する注意点がいくつかあります。
- エントリーの段階では入学検定料の納入は不要
- エントリーシートは返却されない
- 提出は市販の角2封筒で、エントリー期間内(必着)に郵便局の窓口で「簡易書留郵便」として郵送
- 封筒の表に「エントリー書類在中」と朱書き
そして出願時のルールが重要です。
必ず「出願許可」を受けた期に出願してください。他の期を受験する場合は、改めてエントリーをしてください。 オープンキャンパス利用入試と自己アピール入試は同時に出願できません。両方の入試で「出願許可」を得ている場合は、いずれか1つで出願してください。
期をまたぐには再エントリーが必要で、2つの入試を同時には出願できません。
日程は自己アピール入試がⅠ期〜Ⅴ期と多く、面談日は8月4日(火)、9月20日(日)、10月11日(日)、12月13日(日)、2月20日(土)。2月まで機会があるのが利点です。
特別奨学生選抜入試は国語と英語で220点
特別奨学生選抜入試は併願可で、学科試験型です。
| 入試科目 | 内容 | 配点 | 時間 |
|---|---|---|---|
| 国語 | 現代の国語、言語文化(近代以降の文章) | 100点 | 60分 |
| 英語 | 英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、論理・表現Ⅰ | 100点 | 60分 |
| 書類審査 | 調査書を点数化 | 15点 | - |
| 書類審査 | 活動報告を点数化 | 5点 | - |
国語は近代以降の文章のみで、古文・漢文は出ません。試験日は12月13日(日)、募集人員は子ども教育学科7名です。
社会人入試にも小論文がある
社会人入試(Ⅰ期・Ⅱ期)は小論文60点+面接40点+志望理由書(参考)。小論文は「試験当日に、与えられたテーマに基づいて800字程度で論述」する60分の試験で、面接は志望理由書をもとにした個人面接15分です。
出願資格は令和9年4月1日時点で、子ども教育学科は満22歳以上かつ4年以上の社会経験(就労〈アルバイトを含む〉・家事など)が必要です。
どこから手をつけるか
併願したい、小論文で勝負したいなら公募推薦入試です。テーマが公開されているので、今日から800字を書けます。「目指す保育者・教師の姿」と「大学で身につけたい能力」の2段構えで、具体的に書く。60分で仕上げる練習を数本やっておけば十分です。試験日は11月21日(土)か12月13日(日)。
専願で早く決めたいならオープンキャンパス利用入試か自己アピール入試。ただし面談が実質的な試験で、オープンキャンパス利用入試のほうはプレゼンテーション、自己アピール入試は実技を含みます。自己アピール入試は実技の配点が60点と大きいので、見せられるものがある人向けです。
学科試験のほうが得意なら特別奨学生選抜入試。国語(近代以降の文章)と英語の各100点、計220点満点で、併願可です。
2027年4月入学の日程はほとんどが進行中または終了しています。高校2年生以下の人は、オープンキャンパス利用入試のために6月〜8月のオープンキャンパスを押さえておくのが最初の一歩になります。
まとめ
- 岡崎女子大学は2026年4月に岡崎大学へ名称変更し、男女共学に。保健体育の中学校・高等学校教諭一種免許状の課程も開設
- 2027年度の総合型選抜は5区分。公募推薦入試・特別奨学生選抜入試・社会人入試も「総合型選抜」に分類されている
- 公募推薦入試は併願可で、小論文800字程度・60分・50点(100点満点中)
- 小論文のテーマが要項に明記:「あなたの目指す保育者・教師またはその他の職業人の姿を示し、大学で身につけたい能力について具体的に800字程度で述べなさい」
- 公募推薦入試の活動報告は令和6年4月以降に取り組んだ活動が対象
- オープンキャンパス利用入試と自己アピール入試は専願で、エントリー → 面談 → 出願許可 → 出願の流れ。出願後の試験は書類審査のみ(自己アピール入試は来校不要)
- オープンキャンパス利用入試はオープンキャンパスへの参加が条件(エントリーシートを説明会で取得)
- 2つの入試を同時に出願することはできない。期をまたぐには再エントリーが必要
- 特別奨学生選抜入試は併願可で、国語(近代以降の文章)100点+英語100点+調査書15点+活動報告5点=220点満点
- 入学検定料はいずれも30,000円(支払い済なら免除)
総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。愛知県の私立大学は一宮研伸大学、修文大学、日本赤十字豊田看護大学の記事にもあります。