明治薬科大学の総合型選抜。2027年度は実施なし、公募制推薦は専願制・併願制とも英語・数学・化学各100点と面接・書類40点の340点満点
明治薬科大学(東京都清瀬市)は2027年度に総合型選抜を行いません。年内の公募の入試は学校推薦型選抜の公募制推薦で、専願制(薬学科45名)と併願制(薬学科15名・生命創薬科学科5名)があり、英語・数学・化学の適性検査各100点と面接・書類審査40点の340点満点です。日程、出願資格、手書きの志望理由書、辞退の扱い、学費、合格最低点、特待生選抜試験までまとめました。
明治薬科大学(私立・東京都清瀬市)の2027年度の入学者選抜試験要項は、選抜の大分類が★[学校推薦型選抜]と[一般選抜]の2つだけで、別冊の特別選抜(社会人・帰国生・編入学)を含めても、★総合型選抜はありません(要項にも大学の入試ページにも「総合型」の語は出てきません)。
年内に公募で受けられるのは、★学校推薦型選抜の公募制推薦です。
| 選抜 | ★薬学科(6年制) | ★生命創薬科学科(4年制) | ★試験 |
|---|---|---|---|
| ★公募制推薦(専願制) | ★45名 | 募集なし | ★適性検査:英語・数学・化学 各60分・各100点+面接15分程度(書類審査と合わせて40点)=340点満点 |
| ★公募制推薦(併願制) | ★15名 | ★5名 | 同じ |
| 指定校制推薦 | 100名 | 5名 | 要項は指定校にだけ通知 |
- ★小論文はありません。出願時に★手書きの志望理由書を出します
- ★評定の基準はありません。学校長の推薦が要ります
- ★専願制は合格したら入学を辞退できません。専願制と併願制は同時に出願できません
★2026年10月16日の時点で、出願はこれからです(Web出願11月1日〜7日、試験11月14日)。受験特別措置の申請は10月19日までで、まだ受け付けています。
必ず最新の入学者選抜試験要項で確認してください。日程・募集人員・選考方法は年度によって変わります。この記事は★2027(令和9)年度 入学者選抜試験要項(公募制推薦・一般選抜、37ページ)、★特別選抜試験要項、★推薦書の様式、★入試概要・学校推薦型選抜・入試Q&A・入試データ・過去問題のページ、★2026年度の要項(比較のため)を確認して書いています。 出典:入試概要、学校推薦型選抜、2027年度 入学者選抜試験要項(PDF)、推薦書[公募制推薦](PDF)、特別選抜、入試Q&A、入試に関する留意事項、入試データ、入学者選抜過去問題。2026年10月16日に確認しました。
学部・学科と募集人員
| 大分類 | 選抜 | 薬学科(6年制・定員360名) | 生命創薬科学科(4年制・定員60名) |
|---|---|---|---|
| 学校推薦型選抜 | 公募制推薦(専願制) | ★45名 | 募集なし |
| 公募制推薦(併願制) | ★15名 | ★5名 | |
| 指定校制推薦 | 100名 | 5名 | |
| 一般選抜 | A方式(共通テスト利用) | 15名 | 5名 |
| B方式前期 | 120名 | 25名 | |
| B方式後期 | 35名 | 15名 | |
| C方式(共通テスト・個別試験併用) | 20名 | 5名 | |
| 地域枠(共通テスト利用) | 10名 | 募集なし | |
| 特別選抜 | 社会人・帰国生・編入学 | 若干名 | 若干名 |
- ★学科によって推薦の種類が違います。専願制は薬学科だけで、生命創薬科学科の公募制推薦は併願制だけです
- 公募制推薦は両学科を併願できません
- 年内入試でいちばん人数が多いのは指定校制推薦(薬学科100名)ですが、要項は公開されていません
日程
| 項目 | 日時 | 10月16日の時点 |
|---|---|---|
| ★受験特別措置の申請 | ★10月1日〜10月19日(フォームで申請、決定通知は10月下旬) | ★受付中 |
| ★Web出願 | ★11月1日(日)10時〜11月7日(土)23時 | これから |
| 検定料の支払 | 出願から3日後の23時59分まで(最終期限は11月7日23時59分) | これから |
| ★郵送書類 | ★11月9日(月)必着(簡易書留) | これから |
| ★試験日 | ★11月14日(土)(入室8:30〜9:40) | これから |
| ★合格発表 | ★12月1日(火)13時 | これから |
| 入学納付金(一括) | 12月2日(水)〜12月9日(水)(本学着金) | これから |
| 手続書類 | 12月11日(金)必着 | これから |
| 入学辞退届(併願制のみ) | 2027年3月31日(水)17時必着 | これから |
- ★公募制推薦の書類は必着で、消印有効ではありません(消印有効なのは一般選抜の郵送書類だけです)
- 受験票は郵送されず、試験の2日前までに届くメールのあとにダウンロードします
- 合格通知書もWeb出願システムからダウンロードします(2026年度までは郵送でした)
- ★追試験は行いません。予備日の記載もありません。遅刻は試験開始後30分以内まで受験できます
- 試験会場は本学(清瀬市)だけです
試験の中身
| 時間 | 科目 | ★範囲 | ★配点 | 形式 |
|---|---|---|---|---|
| 10:00〜11:00 | 英語 | 英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、論理・表現Ⅰ | 100点 | マーク |
| 11:30〜12:30 | 数学 | 数学Ⅰ・A・Ⅱ、数学B(数列)、数学C(ベクトル) | 100点 | ★記述(一部マーク) |
| 13:50〜14:50 | 化学 | 化学基礎・化学(★「高分子化合物」の章を除く) | 100点 | マーク |
| 15:10〜18:00の時間帯 | 面接(15分程度、受験番号順) | ― | ★書類審査と合わせて40点 | ― |
| ★合計340点満点(要項が印字) |
- 要項は3科目を「適性検査」と呼んでいます(2026年度までは「学力試験」)。科目・範囲・時間・配点は前年と同じです
- ★英・数・化は同じ100点で、化学だけが重いわけではありません。面接・書類は340点のうち40点です
- 選考は1段階で、入試Q&Aは「総合点で合否を判定しますので、いわゆる『足きり』は行いません」と答えています
- 調査書の出欠の記録は健康状況の把握に使われます。本人の責任でない欠席がある場合は、日数と理由を調査書に書いてもらうよう要項は求めています
- 面接の形(個人か集団か)、質問の内容、面接と書類の内訳は書かれていません。アドミッション・ポリシーは、志望理由書と推薦書にもとづく面接で、学ぶ意欲と社会に貢献する志、思考力・判断力・表現力、協働性とコミュニケーション力を確かめるとしています
- ★拘束時間が長くなることがあります。面接は理科のあと15時10分から受験番号順で、18時までの時間帯です。昼食は持参します(学内の食堂は営業しません)
- 2027年度から、解答にシャープペンシルも使えるようになりました
公開されている過去問
- ★2025・2026年度の公募制推薦の数学と化学が、解答(例)つきで公開されています。英語は「著作権の関係で掲載しておりません」とあります
- 数学は大問4つで、空欄に入る数や式を解答欄に書く形でした。化学は2026年度が第1問〜第21問(マーク31欄)、2025年度が第1問〜第26問(マーク39欄)でした
- 出題意図・採点基準は公開されていません。大学のサイトポリシーは無断の複製・転載を禁じているので、問題は大学のページで見てください
- 3年分の過去問題集(赤本)は、Webオープンキャンパスの申込者向けに配られています
出願資格
| 項目 | ★専願制(薬学科) | ★併願制(両学科) |
|---|---|---|
| 学校 | ★日本国内の高校・中等教育学校を2026年3月卒業(1浪まで)か2027年3月卒業見込み | 同左 |
| 学校長の推薦 | 要る | 要る |
| 健康 | 薬学の学修に支障のない、心身ともに健康な者 | 同左 |
| ★専願 | ★合格したら必ず入学する。他大学の専願制の選抜(指定校制を含む)に合格している人は出願できない | ★他大学の専願・併願制の選抜と併願できる |
| 評定の基準 | ★なし(要項「『評定平均値』などによる成績要件は設けていません。」) | 同左 |
| 高卒認定・英語資格・地域・事前イベント | 条件に入っていない | 同左 |
- 入試Q&Aは、専願制について「出願した後、合否が確定するまでの期間他大学の専願制の選抜に出願ができなくなります」とも書いています
- 1つの高校から何人まで推薦できるかは書かれていません
出願書類
| 書類 | 作る人 | 内容 |
|---|---|---|
| Web志願票 | 本人 | A4で印刷 |
| ★志望理由書 | ★本人(自書) | ★「薬学を志望する理由」「将来の抱負等」の2つの欄(各7行)。字数の指定はない |
| 推薦書 | 高校 | 校長名・印、記載責任者名・印。学習についての所見、在学中の状況などを含めた推薦理由。厳封 |
| 調査書 | 高校 | 出願日前3か月以内に作られたもの。厳封 |
- ★志望理由書は「志願者本人の自書」で、手書きです。欄は各7行と小さいので、要点を絞って書くことになります
- 保護者の署名が要る書類はありません
併願・辞退
- ★専願制と併願制は同時に出願できません(学校推薦型選抜のページ)
- ★推薦で不合格でも一般選抜に出願できます(調査書はあらためて1部要ります)
- ★専願制は入学を辞退できません。専願制(と指定校制)で合格した人は、一般選抜の地域枠にも出願できません
- ★併願制は、2027年3月31日(水)17時(必着)までに入学辞退届を出せば、入学金40万円を除く学費と委託徴収金が返ります
- 公募制推薦の合格者は入学納付金を一括で納めます(分納不可)。併願制でも、12月9日までに全額を納めてから、辞退すれば返還を受ける形です
- 併願制や一般選抜の合格者が地域枠に合格した場合は、手続き期間中なら地域枠での入学に変えられます
お金
| 項目 | ★薬学科 | ★生命創薬科学科 |
|---|---|---|
| 検定料 | 35,000円(別に手数料) | 35,000円 |
| ★入学納付金(12月9日まで・一括) | ★1,397,500円 | ★1,237,500円 |
| 初年度の合計 | 2,357,500円 | 2,037,500円 |
| ★卒業までの合計 | ★12,574,000円(6年) | ★6,914,000円(4年) |
- 金額は要項に印字された数字で、後援会費・学生自治会費を含みます
- ★推薦の合格者は、入学手続のあとに「特待生選抜試験」を受けられます。一般選抜B方式前期と同じ日(2027年1月31日)・同じ問題で、成績上位なら授業料が全額免除される入学特待生(A:3年間、B:2年間、C:初年度)になれます。結果によって推薦の合格が取り消されることはありません
- 卒業生子女の入学金免除(両親か祖父母が卒業生で、成績上位3名以内)は、薬学科の専願制と生命創薬科学科の併願制が対象で、★薬学科の併願制は対象外です(大学の奨学金のページによる)
- 予約型奨学金(めざせ明薬)はB方式後期の入学者向けで、推薦は対象外です
入試結果
| 選抜 | 年度 | 受験者 | 合格者 | 競争率 | ★合格最低点(340点満点) |
|---|---|---|---|---|---|
| ★専願制(薬学科) | 2026 | 144 | 51 | 2.8 | ★185 |
| 2025 | 169 | 56 | 3.0 | 198 | |
| 2024 | 143 | 53 | 2.7 | 171 | |
| ★併願制(薬学科) | 2026 | 145 | 83 | 1.7 | ★188 |
| 2025 | 184 | 80 | 2.3 | 209 | |
| 2024 | 188 | 82 | 2.3 | 199 | |
| ★併願制(生命創薬科学科) | 2026 | 25 | 15 | 1.7 | ★163 |
| 2025 | 17 | 8 | 2.1 | 168 | |
| 2024 | 18 | 10 | 1.8 | 154 |
- ★合格最低点は340点中154〜209点で、おおむね4割半〜6割の得点でした(割合はこちらで計算しました)
- 専願制は合格者がそのまま入学し、併願制の薬学科は合格者83人のうち入学者41人でした(2026年度)
- 専願制の募集人員は2024年度が30名、2025年度から45名です
- 成績開示は不合格者が対象で、公募制推薦は適性検査(学力試験)の点だけが開示されます
生成AIの扱い
要項・入試のページに、生成AIの使用についての記述はありません(ページ共通のメニューに在学生向けのガイドラインがあるだけです)。志望理由書は本人の手書きです。
特別選抜(社会人・帰国生)
- 公募制推薦と同じ11月14日に、適性検査(英・数・化)と★小論文40分、個別面接20分程度で行います(英・数・化・小論文の各100点で400点満点)。紙の出願で、願書は請求制です
- 社会人は2027年4月1日に満24歳以上で1年以上の職務経験がある人などが対象です。小論文の課題・字数・過去問は公開されていません
- 要項の大分類は「特別選抜」で、総合型選抜ではありません
準備のしかた
以下はこちらの考え方です。
- ★300点が学力です。公開されている2年分の数学・化学を60分で解きます。数学は答だけを書く記述式なので、計算の正確さが大事です。化学は「高分子化合物」の章を除いた範囲を固めます
- 英語は過去問が公開されていないので、英語コミュニケーションⅠ・Ⅱと論理・表現Ⅰの範囲で、長文と文法の基本問題を60分で解く練習をします
- ★志望理由書は7行×2欄と小さいので、「なぜ薬学か」「将来どんな薬剤師・研究者になりたいか」を1つずつに絞って書きます。面接はこの志望理由書と推薦書をもとに行われるので、書いた内容を自分の言葉でふくらませて話せるようにしておきます
- 専願制か併願制かは、明治薬科が第一志望かどうかで決めます。専願制は辞退できず、他大学の専願の選抜にも出願できなくなります
2028年度入試を受ける人へ
2026年10月16日の時点で、2028年度入試の予告は見つかっていません。入試Q&Aは、英語の外部試験を「面接や書類審査等での活用を検討中」と書いています(時期は書かれていません)。
| 時期 | すること |
|---|---|
| ★高校2年生のうち | 数学(数列・ベクトルまで)・化学・英語の基礎を固める |
| ★高校3年生の10月 | 担任に推薦を相談する。受験特別措置が必要なら10月中旬までに申請 |
| ★11月 | Web出願(2027年度入試では11月1日〜7日)、試験(11月14日) |
| ★合格後 | 特待生選抜試験(1月下旬)に挑戦するか決める |
まとめ
- ★明治薬科大学は2027年度に総合型選抜を行いません。年内の公募の入試は公募制推薦(専願制・併願制)です
- ★試験は英語・数学・化学の適性検査各100点と、面接・書類審査40点の340点満点で、小論文はありません
- ★評定の基準はなく、志望理由書は2つの欄を手書きで書きます
- ★専願制(薬学科45名)は辞退できず、併願制(薬学科15名・生命創薬科学科5名)は3月31日まで辞退できます
- ★2026年度の合格最低点は、専願制185点、併願制の薬学科188点・生命創薬科学科163点でした
- ★10月16日の時点で、受験特別措置の申請は10月19日まで、出願は11月1日からです
東京薬科大学・神戸薬科大学・星薬科大学・東邦大学との違いは薬学部5大学の比較にまとめました。星薬科大学、東京薬科大学の記事もあります。
