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北見工業大学の総合型選抜。出題元が高卒認定の過去問だと要項に書いてある

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北見工業大学の2027年度総合型選抜を募集要項から整理しました。小論文はなく、当日の筆記は数学と理科の基礎学力確認試験です。出題元が高等学校卒業程度認定試験の過去問だと要項が年度まで指定していて、文部科学省のURLまで載っています。共通テストは課しません。2027年度は募集人員が52人から61人に増えました。

北見工業大学の総合型選抜は3枠です(ほかに私費外国人留学生入試)。

枠 募集人員 当日の筆記
ユニット確定枠 ★54人 ★数学(数学Ⅰ)+理科(物理基礎 または 化学基礎)
第一次産業振興枠 3人 数学(数学Ⅰ)のみ
冬季スポーツ枠 4人 数学(数学Ⅰ)のみ
合計 ★61人

★4区分すべて大学入学共通テストを課しません。募集要項に太字で「大学入学共通テストは課しません。」と明記されています。「総合型選抜Ⅰ/Ⅱ」のような共通テストの有無による分割もありません。

必ず最新の募集要項で確認してください。日程・募集人員・選考方法は年度によって変わります。この記事は令和9(2027)年度の入学者選抜要項・学生募集要項と大学が公開している過去問によります。 出典:北見工業大学 学部入試情報。2026年10月5日に確認しました。

学部は工学部のみ、学科は先進工学科の1学科(入学定員410人)で、4分野9ユニットに分かれています。

出題元が、要項で名指しされている

★この大学の最大の特徴です。

(4) 基礎学力確認試験の内容は、★文部科学省が実施する高等学校卒業程度認定試験の過去実施問題のうち、★令和3年度第1回から令和6年度第2回実施分(再試験問題を除く)の「数学(数学Ⅰ)」・「理科(物理基礎又は化学基礎)」から出題します。ただし、設問中の数値等及び設問と解答の様式は異なる場合があります。 なお、過去実施問題は★文部科学省のホームページ上で公表されています。

★どこから出るかが年度まで指定され、しかも入手先のURLまで要項に載っています。

さらに要項には、こんな注記まであります。

(注)出題範囲の一部が公表されていない場合は、至急、本学教務課入学試験係へお知らせください。

★「出題範囲が手に入らなかったら大学に教えてください」と書く大学は、まずありません。出題元を受験生に完全に開示する姿勢がうかがえます。

★対象は令和3年度第1回から令和6年度第2回まで。高卒認定試験は年2回なので、8回分が範囲です。これを解くのが最短の対策になります。

ただし★「設問中の数値等及び設問と解答の様式は異なる場合があります」とあるので、答えを覚えるのではなく解けるようにする必要があります。

小論文はない。筆記は数学と理科

★小論文・総合問題・課題探究型の筆記試験は一切ありません。

内容
試験名 基礎学力確認試験
科目(ユニット確定枠) 数学(数学Ⅰ)+理科(物理基礎 または 化学基礎から1科目選択)
科目(第一次産業振興枠・冬季スポーツ枠) 数学(数学Ⅰ)のみ
時間 理科 9:00〜10:00(60分)/数学 10:50〜11:50(60分)
配点 ★各科目100点満点
遅刻 ★開始後20分以内の遅刻に限り受験可

★解答形式は「答えのみ」です。令和8年度の数学の実物にはこう書かれています。

解答はすべて解答用紙の指定された枠内に★答えのみを記入しなさい。枠外や裏面に記入してはいけません。

分数は約分済み、根号は中の自然数が最小の形で答えます。★記述・論述はありません。

理科は物理基礎・化学基礎が1冊の問題冊子(計28ページ)になっていて、当日どちらかを選んで解答します。

★過去問が3年分(令和6・7・8年度)公開されています。問題・解答用紙・解答例がそろっています。

★ただし「出題意図」は総合型選抜では公開されていません。出題意図が公開されているのは一般選抜(後期日程)と編入学試験だけです。出題元が要項で指定されているので、それが実質的に出題意図の代わりになっています。

配点は、一部しか公開されていない

公開されているのはこれだけです。

基礎学力確認試験は各科目100点満点とし、面接は5段階で評価します。

★これ以外の配点表はありません。具体的には次が要項に記載なしです。

  • 基礎学力確認試験・面接・調査書・学修計画書の合計満点
  • ★面接の5段階が何点に換算されるか
  • 調査書・学修計画書の点数化の有無と配点

★判明している数値は、ユニット確定枠が学力試験200点分(数学100+理科100)、他2枠が100点分だけです。

そのかわり、評価の重みが定性的な表で公開されています。

評価方法 評価比重
教科・科目に係る個別テスト ○
調査書 ○
学修計画書 ○
★面接 ★◎

「評価比重の◎は○より重視することを意味します」。★総合型選抜では面接だけが◎(最重視)で、学力試験は○です(一般選抜では共通テストが◎)。

同点者の扱いもこれを裏づけます。

合格者の末位に同点者がある場合は、★面接得点の高い者を合格者とします。

そして★「基礎学力確認試験及び面接において、一定の評価に達しない者は不合格とすることがあります」という足切りの規定があります。

★第1次・第2次の2段階選抜はありません。10月24日の1日で、午前に筆記、午後(13:00〜16:30予定)に面接です。

ただし例外規定があります。

(2) 事前の書類選抜は行わないことを原則としますが、志願者が多数におよんで…★日程上困難な場合は、事前に書類選抜を行うことがあります。

★書類選抜を実施した場合、不合格者には検定料のうち13,000円が返還されます。

面接は、受験票以外を持ち込めない

  • 個人面接。13:00〜16:30 予定
  • 評価の観点は「志望動機、修学上の目標、将来設計、意欲、協調性、適性等」
  • ★「面接会場には、受験票以外のものを持ち込まないでください。」
  • ★プレゼンテーション・口頭試問・グループディスカッションの実施は要項に記載なし
  • 面接時間(1人あたり)、面接官の人数、質問項目も要項に記載なし

★学修計画書を手元に置いて話すことはできません。書いた内容は頭に入れておく必要があります。

学修計画書は400字・自筆・図表禁止

出願書類はこれだけです。

書類
[ア] 入学志願票、写真票、写真のアップロード
[イ] 宛名シート
[ウ] 調査書(所属学校長・厳封)
[エ] ★学修計画書
[オ] 競技成績申告書(★冬季スポーツ枠のみ)
[カ] 検定料 17,000円

★推薦書は含まれません。これが学校推薦型選抜との決定的な違いです。

学修計画書の条件

  • ★横書400字以内(20字×20行のマス目)
  • ★志願者本人の自筆(パソコンによる入力不可)
  • ★黒のインク又はボールペン(消せるものを除く)
  • ★図や表は使用せず、文章のみで表現する
  • 楷書で丁寧に記入
  • ★訂正は修正液・修正テープを使わず、二重線で消す
  • 用紙下部に誓約のチェックボックス:★「志願者本人が自ら主体的に考察して記入したことを誓約します」

★様式は枠ごとに3種類あり、設問の4項目のうち3番目だけが違います。

ユニット確定枠 第一次産業振興枠 冬季スポーツ枠
1 志望理由 志望理由 志望理由
2 これまでの学びを、入学後や卒業後にどう生かすか 同左 同左
★3 ★興味のある専門分野、関連する分野 ★工学を第一次産業にどのように生かすか ★工学をスポーツにどのように生かすか
4 他者と協働で物事を達成するためにどう行動するか 同左 同左

★400字に4項目です。1項目あたり100字前後しか使えません(★要項に配分の指定はありませんので、どこに厚みを置くかは自分で決められます)。

冬季スポーツ枠の競技成績申告書には、★アルペンスキーの場合はFISポイントとSAJポイント(GS・SL)の記入欄があります。

女子特別枠は、一般枠と併願できる

★ユニット確定枠は、9ユニット×6人=54人です。内訳はこうなっています。

9ユニットについて、★各ユニット6人とし、★うち3人は女性を対象とする「女子特別枠」、うち3人は性別によらず出願できる「一般枠」とします。なお、★女子特別枠の志願者は、希望により一般枠との併願を可能とします。

★女子特別枠に出願すると、希望すれば一般枠でも選考されます。1回の出願で2回判定される形です。

女子特別枠の人物像も要項に書かれています。

性別や価値観の異なる相手に対しても自身の考えを発信できる積極性や柔軟な思考力を持ち、コミュニケーション力や協調性を活かしてリーダーシップを発揮する意欲のある者。新たな物事へ積極果敢に挑戦するマインド、ものづくりに対して発展的な将来ビジョンを描ける意志を持った女性であること

★冬季スポーツとは、カーリングとアルペンスキーを指します(要項に明記)。

★出願後の志望枠・志望分野・ユニットの変更は「いかなる理由があっても認められません」。

評定の基準も英語資格もない

条件 内容
★評定 ★要項に記載なし(調査書は「3年間の学習成績、活動等を評価」とあるのみ)
★英語資格 ★要項に記載なし(出願書類にも提出欄なし)
★既卒 ★可。年数の制限は要項に記載なし。高卒認定試験の合格者も出願可
★事前イベント参加 ★要項に記載なし
★出身地・出身高校の制限 ★要項に記載なし(全国から出願可)
専願 ★専願

★評定の基準がありません。既卒も年数制限なしで出せます。

★学校推薦型選抜とは、骨格は同じで4点だけ違います。

総合型選抜 学校推薦型選抜
★推薦書 ★不要 ★必要
★既卒 ★可 ★不可(卒業見込みのみ)
★理科 ★ユニット確定枠はあり ★なし(数学Ⅰのみ)
★試験場 ★北見工業大学のみ ★北見工業大学+東京の2会場
試験日 10月24日 12月5日
募集人員 61人 86人

★既卒なら総合型選抜しかありません。逆に★東京で受けたいなら学校推薦型選抜です。

専願の意味を取り違えないこと

★ここは重要です。要項の規定はこうです。

本学の総合型選抜に出願を希望する者は、合格した場合は必ず入学する意思を持つ者とします。 総合型選抜の合格者で、★入学手続期間に入学手続を完了した者又は入学手続を行わなかった者のいずれについても、他の国公立大学…を受験しても★合格者となりません。

★「手続をしなければ自由になる」わけではありません。合格した時点で、他の国公立大学の合格者になれなくなります。

解除されるのは★入学辞退願(2027年2月5日17:00必着)が許可された場合だけです。

2027年度は募集人員が9人増えた

項目 2026年度 ★2027年度
ユニット確定枠 45人 ★54人(+9)
各ユニットの内訳 各5人(うち2人が女子特別枠) ★各6人(うち3人が女子特別枠)
女子特別枠の合計 18人 ★27人
第一次産業振興枠 3人 3人(据え置き)
冬季スポーツ枠 4人 4人(据え置き)
合計 52人 ★61人
★入学手続期間 11月上旬 ★12月10日〜16日(約5週間後ろ倒し)

★女子特別枠が各ユニット2人→3人に拡大しました。前年度にあって廃止された試験はありません。

★入学手続が約5週間後ろ倒しになった点も見落とせません。合格発表(11月4日)から手続まで間があきます。

今年度の志願状況が、もう出ている

2027年度(2026年10月2日16:00現在・出願締切時点の確定値)

枠 募集 志願 倍率
ユニット確定枠(女子特別枠を含む) 54 73 1.4
★うち女子特別枠 27 ★14 ★0.5
★第一次産業振興枠 3 ★0 ★0.0
冬季スポーツ枠 4 6 1.5

★第一次産業振興枠は志願者ゼロ、★女子特別枠は27人の募集に14人で定員割れです。

★入試統計は受験者数を公表していません(募集・志願・合格・入学の4項目のみ)ので、実質倍率は計算できません。

募集人員に満たない場合は、その不足分が一般選抜(後期日程)の募集人員に加えられます。

奨学金は総合型では狙えない

★本学独自の給付型奨学金は「一般選抜」のみが対象です。

北見工業大学教育研究支援基金奨学金:★学部一般入試成績優秀者を対象とした本学独自の給付型奨学金制度 一般選抜前期日程 上位6名、後期日程 上位4名/★年額535,800円(授業料年額相当)

★総合型選抜・学校推薦型選抜の合格者は対象に含まれていません。総合型選抜の募集要項にも奨学金・特待生の記載が一切ありません(入学料・授業料の免除および徴収猶予の制度があることのみ)。

★東日本大震災の被災者を対象とした検定料免除は、総合型選抜も対象です。

納入金は入学料282,000円(★いかなる理由があっても返還不可)、授業料は年額535,800円です。

生成AIの記載はない

★要項に生成AIの規定はありません。

かわりに置かれているのが、学修計画書の★「志願者本人が自ら主体的に考察して記入したことを誓約します」というチェックボックスと、★自筆・パソコン入力不可という指定です。提出物の形式そのものが歯止めになっている構造です。

準備の順番

時期 やること
高3 夏 ★高卒認定試験の過去問を解く。要項が出題元を令和3年度第1回〜令和6年度第2回と指定しています(8回分)。文部科学省のサイトで入手できます
高3 夏 ★大学が公開している過去問3年分(令和6・7・8年度)も解く。問題・解答用紙・解答例がそろっています
高3 夏 理科は物理基礎か化学基礎のどちらで受けるかを決める(当日選択)。数学は数学Ⅰのみ
高3 夏 ★学修計画書を400字で書く。自筆・黒ボールペン(消せるもの不可)・図表禁止。4項目を入れるので1項目100字前後
高3 9月25日〜10月2日 出願(17:00必着)。検定料17,000円
高3 10月24日 試験。理科9:00〜10:00/数学10:50〜11:50/面接13:00〜16:30。★遅刻は開始後20分以内まで。★面接会場には受験票以外持ち込めません
高3 11月4日 合格発表 → 入学手続は12月10日〜16日

まとめ

  • 北見工業大学の総合型選抜は3枠・61人(ユニット確定枠54/第一次産業振興枠3/冬季スポーツ枠4)。★すべて大学入学共通テストを課しません
  • ★小論文はありません。当日の筆記は基礎学力確認試験で、数学(数学Ⅰ)と理科(物理基礎または化学基礎)。各科目100点満点・各60分で、★解答は「答えのみ」です
  • ★出題元が要項で名指しされています。「文部科学省が実施する高等学校卒業程度認定試験の過去実施問題のうち、令和3年度第1回から令和6年度第2回実施分から出題します」。★文部科学省のURLまで載っています
  • ★ただし「設問中の数値等及び設問と解答の様式は異なる場合があります」。答えを覚えるのではなく解けるようにする必要があります
  • ★過去問は3年分(問題・解答用紙・解答例)公開。ただし「出題意図」は総合型選抜では非公開です
  • ★配点は一部しか公開されていません。「各科目100点満点、面接は5段階」だけで、合計満点も面接の換算も調査書の点数化も記載なし
  • ★評価比重の表では面接だけが◎(最重視)で、学力試験は○。同点なら面接得点の高い者が優先され、★一定の評価に達しないと不合格になることがあります
  • ★面接会場には受験票以外のものを持ち込めません。学修計画書を見ながら話すことはできません
  • ★学修計画書は400字以内・自筆(パソコン不可)・黒ボールペン(消せるもの不可)・図表禁止。★様式は枠ごとに3種類で、4項目のうち3番目だけが違います
  • ★評定の基準も英語資格の条件もありません。既卒も年数制限なしで出願できます
  • ★学校推薦型選抜との違いは4点(推薦書の要否/既卒可否/理科の有無/東京会場の有無)。★既卒なら総合型しかなく、東京で受けたいなら推薦型です
  • ★女子特別枠は、希望すれば一般枠と併願できます(1回の出願で2回判定)
  • ★専願の意味に注意。「入学手続を完了した者又は入学手続を行わなかった者のいずれについても」他の国公立大学を受験しても合格者となりません。解除されるのは入学辞退願が許可された場合だけです
  • ★2027年度は募集人員が52人→61人に増加(女子特別枠が各ユニット2人→3人)。★入学手続が約5週間後ろ倒しになりました
  • ★2027年度は第一次産業振興枠の志願者がゼロ、★女子特別枠も27人の募集に14人で定員割れです
  • ★本学独自の給付型奨学金(年額535,800円)は一般選抜のみが対象で、総合型選抜は対象外です
  • ★生成AIの規定は要項にありません。かわりに「自ら主体的に考察して記入したことを誓約します」のチェックボックスと自筆義務があります

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、要項の読み方は募集要項の読み方にまとめています。大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。

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