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愛知学院大学の総合型選抜。小論文はどの学科も「テーマ型60分800字」で、論題は試験室で提示される

約14分で読めます

愛知学院大学の総合型選抜を、2027年度総合型選抜入試要項から整理しました。AO入試・高大接続型入試(事前体験型・事前課題型・自己考察型)・英語資格特別入試の対象学科一覧、テーマ型60分800字の小論文、公開された事前課題レポートのテーマ、2000字程度のレポートの書式まで解説します。

愛知学院大学の総合型選抜には小論文があります。そしてどの学科でも形式が同じです。

【小論文】テーマ型 60分800字(論題は試験室で提示)

配点だけが違います(40点または50点)。課題文はなく、テーマが当日その場で示される形式です。

出典:2027年度 総合型選抜入試要項(愛知学院大学、PDF・48ページ)、入試情報。2026年9月23日に確認しました。

どの学科がどの入試を使えるか

愛知学院大学の総合型選抜は5種類あり、学科ごとに使えるものが決まっています。

学部 学科 AO入試 事前体験型 事前課題型 自己考察型 英語資格特別
文学部 歴史学科 ー ー ● ー ー
文学部 日本文化学科 ー ● ー ー ー
文学部 英語英米文化学科 ー ● ー ー ●
文学部 グローバル英語学科 ー ● ー ー ●
文学部 宗教文化学科 ● ー ー ー ー
心理学部 心理学科 ー ● ー ー ー
健康科学部 健康科学科 ー ー ー ● ー
健康科学部 健康栄養学科 ー ● ー ー ー
商学部 商学科 ー ー ● ー ー
経営学部 経営学科 ー ー ● ー ー
経済学部 経済学科 ー ー ー ー ー
法学部 法律学科 ● ー ー ー ー
法学部 現代社会法学科 ● ー ー ー ー
総合政策学部 総合政策学科 ー ● ー ー ー
薬学部 医療薬学科 ー ー ー ー ー
歯学部 歯学科 ● ー ー ー ー

経済学科と医療薬学科には総合型選抜がありません。 志望学科がどの列に●がついているかを先に確認してください。

小論文がある入試とない入試

入試 対象学科 小論文
AO入試 宗教文化・法律・現代社会法・歯・(短大)歯科衛生 テーマ型 60分800字 50点
自己考察型 健康科学 テーマ型 60分800字 50点
事前課題型 商・経営 テーマ型 60分800字 40点
事前課題型 歴史 なし
事前体験型 日本文化・グローバル英語・心理・健康栄養 あり(テーマ型)
事前体験型 英語英米文化・総合政策 なし
英語資格特別入試 英語英米文化・グローバル英語 なし

60分で800字。 書く量としては標準的ですが、論題が試験室で提示されるので、その場で構想を立てる必要があります。

AO入試は書類100点+小論文50点+面接50点

対象は宗教文化学科、法律学科、現代社会法学科、歯学科、短期大学部 歯科衛生学科です。

【書類審査】・学習成績の状況:30点・出願書類:70点 【小論文】テーマ型 60分800字:50点(論題は試験室で提示) 【面接】個人面接20分〜30分:50点

出願書類が70点と大きいのが特徴です。そして既卒者も出願できます。

出願資格は①〜⑧のいずれかに該当することで、学科によって項目が変わります。

宗教文化学科には、こんな項目があります。

⑦僧籍を有し、僧侶になる目的意識を明確に持っている者

法律学科・現代社会法学科にはこれ。

⑦高校の「探究学習」において現代社会の諸問題を探究し、優れた成果を残した者

探究学習の成果が、そのまま出願資格になります。

募集定員は宗教文化5名、法律3名、現代社会法2名、歯8名です。

事前課題型は、レポートのテーマが公開されている

歴史学科・商学科・経営学科が対象です。そして事前課題レポートのテーマが要項に全文載っています。

歴史学科(募集定員10名)

歴史上有名な事件を一つとりあげ、その事件に関わるテーマを自分で考えて論じてください。対象にした事件について自分で調べ、歴史的観点から論じること。参考にした本3点以上を参考文献としてレポートの最後に記載してください。

参考文献3点以上が条件です。調べることが前提の課題になっています。

配点は書類審査100点(学習成績の状況30点+事前課題レポート50点+その他の出願書類20点)+面接・プレゼンテーション100点。小論文はありません。

商学科(募集定員2名)

商学部には流通・マーケティングコース、会計・金融コース、ビジネス情報コースの3コースがあり、それぞれのコースにおいて、「モノ(商品・サービス)の流れ」、「おカネ(資金)の流れ」、「ビジネスと情報の関わり・情報通信技術」を専門的に学習します。そのことを踏まえ、下記の課題について回答してください。 あなたが経営活動に関心を持った企業を1社選択し、商学部で学ぶ「商品・サービス」、「資金」および「ビジネスと情報の関わり・情報通信技術」の視点から、その企業が今後、よりよいビジネスを展開するために有効な対応策を詳しく説明してください。 なお、視点については、いずれか一つの視点から説明しても、複数の視点から説明してもよいものとします。

3つの視点のうち1つでよいと明記されています。

出願資格に条件が1つ加わります。

⑷在籍する高等学校等の調査書の全体の学習成績の状況が3.5以上の者

商学科だけ評定3.5以上が必要です。

経営学科(募集定員5名)

あなたが普段の生活(学校・友人関係・地域・部活動など)で、「不便だ」「もっとこうなればいいのに」と感じたことを一つ挙げなさい。その不便さを解決する、これまでにない新しい商品またはサービスを考え、その内容を説明しなさい。また、その商品やサービスが多くの人に利用されるために必要だと考えられることは何か、そして既にある似た商品やサービスと比べてどのような違いがあるかを説明しなさい。

書くことが3つ指定されています。

  1. 不便さを解決する新しい商品・サービスの内容
  2. 多くの人に利用されるために必要なこと
  3. 既にある似た商品・サービスとの違い

3つとも書かないと設問に答えたことになりません。

出願資格にも独特の項目があります。

⑥起業経験のある者 ⑦商品やサービスの企画・開発・マーケティングに携わった者 ⑧地方自治体の政策提案に携わった者

商学科・経営学科の配点は書類審査100点+小論文40点+面接・プレゼンテーション60点です。

レポートの書式

3学科に共通します。

・解答は図表を含めて2,000字程度とするが、上限は特に定めない ・A4用紙を用い、両面に印字(記述)する ・基本的にはパソコン入力での課題作成とするが、パソコンがない場合は手書きでの作成も可とする(手書きの場合、鉛筆・消せるボールペンでの作成不可) ・複数枚にわたる場合には用紙の左上をホチキス留めする

2,000字程度で上限なし。パソコンが基本で、手書きも可(ただし鉛筆と消せるボールペンは不可)。A4の両面に印刷します。

プレゼンテーションは10分+質疑10分

第2次選考では、事前課題レポートの内容を口頭で説明(プレゼンテーション)してください。 ・プレゼンテーションの持ち時間は10分とする ・プレゼンテーション終了後、10分程度の質疑応答を行う

そして学科で条件が分かれます。

【歴史学科】

・第2次選考のプレゼンテーション用資料をA4用紙片面2枚以内で準備し、当日3部持参してください。 ・字数制限なし ・箇条書きや図版を入れる等自由に工夫してよい ・事前課題レポートをA4用紙片面2枚に印字し直したものを資料にして持参してもよい ・事前課題レポートの作成時に参考にした本3点以上を資料内に記載してください。 ・第2次選考当日はデジタル機材(パワーポイント、プロジェクタ等)の使用はできません。 ・プレゼンテーション用資料は返却しません。

【商学科・経営学科】

・第2次選考のプレゼンテーション用として、事前課題レポートのコピーを当日1部持参してください。 ・効果的なプレゼンテーションを行うための各種工夫は、持ち時間の範囲内で自由とします。(ただし、機材等は持参し、準備およびセッティングは各自で行うものとする。)

歴史学科はデジタル機材が使えず、商学科・経営学科は自分で機材を持ち込めば自由。正反対の設計です。

自己考察型は「自分史」を手書きで作る

健康科学科(募集定員18名)だけの方式です。提出課題が3つあります。

1.自分史 高校入学時から現在までの「自分史」を、色や写真、イラスト等を自由に使い、グラフを用いて手書きで作成してください。 2.志望動機 作成した自分史を踏まえ、本学健康科学科を志望する理由および入学後にチャレンジしたいことを500字以内で記入してください。 3.チーム貢献 作成した自分史を踏まえ、本学健康科学科に入学後、授業でのグループワーク、ゼミナールでの共同作業、様々な実習といったチームで行動する際に自分自身がどのような貢献ができるかを300字以内で記入してください。

自分史はグラフを用いて手書き。色・写真・イラストを自由に使えます。文章ではなくビジュアルで人生を表す課題です。

そして2と3は、その自分史を踏まえて書きます。3つがつながっている構成です。

案内もあります。

提出課題の詳細については、健康科学科教員による説明動画を公開しますので、必ず視聴してください。

必ず視聴と書かれています。

配点は書類審査100点(学習成績の状況30点+出願書類70点)+小論文50点+個人面接(20分〜30分)50点。既卒者も出願できます。

出願資格には、こんな項目もあります。

⑥スポーツの分野において、マネージャー、コーチ、主務など競技者を支える立場から重要な役割を果たした者

選手でなくても出願できます。

事前体験型は講義を受けてレポートを書く

日本文化学科・英語英米文化学科・グローバル英語学科・心理学科・健康栄養学科・総合政策学科が対象です。

・出願前に事前体験講義を受講し、レポートを提出(事前講義レポート) ・試験内容は出願書類・事前講義レポート・面接・小論文(テーマ型)など

そして学科によって2つの違いがあります。

  • レポートを提出する時期:英語英米文化学科・心理学科・健康栄養学科は「レポートを当日に提出」、日本文化学科・グローバル英語学科・総合政策学科は「レポートを提出」
  • 小論文の有無:英語英米文化学科と総合政策学科には小論文がありません

英語資格特別入試は併願できる

英語英米文化学科(5名)とグローバル英語学科(6名)が対象で、併願可です。

・英検準2級相当以上の資格を2024年4月以降に取得している方が出願 【書類審査】・学習成績の状況:30点・出願書類:40点 【面接】個人面接(日本語と英語)20分程度:30点

面接が日本語と英語の両方で行われます。

基準はこうです。

検定 評定条件なし 評定3.4以上 評定3.5以上
実用英語技能検定 2級(1980点以上) 準2級プラス(1829点以上) 準2級(1728点以上)
GTEC(CBT・検定版) 930点以上 ー 680点以上
IELTS 4.0以上 ー 3.0以上
TEAP 226点以上 ー 186点以上
TOEFL iBT 42点以上 ー ー
TOEIC(L&R) 550点以上 ー 420点以上
TOEIC Bridge(L&R) 86点以上 ー 73点以上

英検2級以上なら評定の条件がなくなります。 準2級でも評定3.5以上なら出願できます。

日程

AO入試(文学部・法学部・歯学部・短期大学部)の日程です。

項目 日程
第1次選考出願期間 【Net出願】2026年9月21日(月)〜9月28日(月)(最終日の出願登録は正午まで、郵送は9月28日消印有効)
第1次合格発表日 10月9日(金)
第2次選考出願期間 10月12日(月)〜10月16日(金)
第2次選考日 10月17日(土)
合格発表日 11月1日(日)
入学手続締切日 11月11日(水)

2026年9月23日時点で、Net出願は9月21日から始まっています(9月28日締切、最終日は正午まで)。

第1次と第2次で出願が2回あります。1次を通ったら、10月12日〜16日にもう一度出願手続きが必要です。

どこから手をつけるか

まず志望学科がどの入試を使えるかを確認します。 5種類あり、学科ごとに決まっています。経済学科と医療薬学科には総合型選抜がありません。

小論文は「テーマ型・60分800字・論題は試験室で提示」の一択です。 課題文がないので、テーマだけ与えられて書く練習をしてください。志望分野に関わる話題で、60分計って800字。

事前課題型(歴史・商・経営)なら、テーマは公開されています。 今日から書けます。2,000字程度、A4両面、パソコン入力が基本(手書きは鉛筆・消せるボールペン不可)。

歴史学科は参考文献3点以上が必須です。レポート本体にも、プレゼン資料にも記載します。当日はデジタル機材が使えませんので、紙の資料をA4片面2枚以内で3部用意します。

商学科は評定3.5以上が条件です。ここを満たしていないと出願できません。

経営学科の課題は3点セットです。商品・サービスの内容/利用されるために必要なこと/既存品との違い。どれか1つでも抜けると設問に答えたことになりません。

健康科学科なら、まず説明動画を見ます。 「必ず視聴してください」と書かれています。そのうえで自分史をグラフで手書き、志望動機500字、チーム貢献300字を作ります。

英検を持っているなら英語資格特別入試も比べてください。 併願可で、英検2級以上なら評定の条件がありません。

第1次と第2次で出願が2回あります。 1次に通ったあと、10月12日〜16日の第2次選考出願を忘れないでください。

まとめ

  • 愛知学院大学の総合型選抜は5種類(AO入試/高大接続型入試の事前体験型・事前課題型・自己考察型/英語資格特別入試)で、学科ごとに使えるものが決まっています
  • 経済学科と医療薬学科には総合型選抜がありません
  • 小論文はすべてテーマ型 60分800字で、論題は試験室で提示されます。配点はAO入試と自己考察型が50点、事前課題型(商・経営)が40点です
  • 歴史学科(事前課題型)、英語英米文化学科・総合政策学科(事前体験型)、英語資格特別入試には小論文がありません
  • AO入試は書類審査100点(学習成績の状況30点+出願書類70点)+小論文50点+個人面接(20〜30分)50点。既卒者も出願可です
  • 法律学科・現代社会法学科の出願資格には「高校の「探究学習」において現代社会の諸問題を探究し、優れた成果を残した者」が含まれます
  • 事前課題型のレポートのテーマは要項に全文公開されています
  • 歴史学科は「歴史上有名な事件を一つとりあげ…参考にした本3点以上を参考文献として記載」、商学科は「経営活動に関心を持った企業を1社選択し…」、経営学科は「「不便だ」と感じたことを一つ挙げ、それを解決する新しい商品またはサービスを考え…」です
  • レポートは図表を含めて2,000字程度(上限なし)、A4両面、パソコン入力が基本(手書きの場合は鉛筆・消せるボールペン不可)
  • プレゼンテーションは10分+質疑応答10分。歴史学科はデジタル機材が使えず、商学科・経営学科は機材を持参すれば自由です
  • 商学科だけ全体の学習成績の状況3.5以上が出願条件です
  • 健康科学科(自己考察型)は「自分史」をグラフで手書きし、志望動機500字以内とチーム貢献300字以内を書きます。説明動画の視聴が必須です
  • 英語資格特別入試は併願可。英検2級(1980点以上)なら評定の条件なし、準2級(1728点以上)は評定3.5以上で出願できます。面接は日本語と英語です
  • AO入試の日程はNet出願9月21日〜9月28日(最終日は正午まで)、第1次合格発表10月9日、第2次選考10月17日、合格発表11月1日。第2次選考の出願が別途10月12日〜16日にあります

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。愛知県の私立大学は愛知工業大学、愛知みずほ大学、名古屋文理大学の記事にもあります。

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